【OGC2008】SCE・赤川氏が語るPS3仮想空間コミュニティ「HOME」の機能とは?
本日3月14日に開催されたオンラインコンテンツの講演会「オンラインゲーム&コミュニティサービス カンファレンス 2008(以下、OGC 2008)」内で、PS3のオンラインユーザーコミュニティサービス「HOME」の講演が開催された。
講演には、SCEのHOME(Japan)Project推進室シニアプロデューサー・赤川良二氏が登壇。この春よりサービス提供開始が予定される「HOME」について、実際に「HOME」の画面を見ながら説明が行われた。
「HOME」の特徴的な点については、昨年7月に掲載した
SCEAプレスカンファレンスのニュースなどで触れているとおり。PS3の能力を生かして自分そっくりのアバターを作れることや、携帯電話のカメラで撮影した写真を「HOME」内に表示できるなど、デジタル機器との親和性の高さなどがこれまでに語られていた。
本日の講演では、そうした仮想空間としてのクオリティがいかに高いかという説明に加えて、PS3との連動機能をはじめとして、「「HOME」でどんなことができるのか?」を重点的に紹介。その例として「「HOME」から直接ゲームへと移行し、他プレイヤーと対戦が楽しめる」点や、「特設スペースなどで映像を流したりなどのイベントを行える」こと、「ミニゲームやアミューズメント施設向けゲームを仮想空間上に設置できる」点などが挙げられていた。その他には、「アイテムの製造・販売」や「広告の設置」が可能であることも語られた。こうした中から収益を得ていくのが「HOME」のビジネスモデルとなりそうだ。現段階で見た「HOME」は、これまでにあった仮想空間コミュニティサービスのベーシックな機能に、PS3でのマルチプレイにつなげるためのゲートウェイ的な要素を加えたコンテンツということになるだろう。
その他には、アバターを利用してゲームをプレイすることについては構想中、他ハードで導入されている実績システムについては、搭載について現状では不明であることなどが語られた。この春にはお目見えする予定の「HOME」。登場時にはどんな機能が盛り込まれているのか? 注目しておきたいところだ。
写真は、「HOME」についての講演を行った赤川氏のもの。
講演の中では、赤川氏のアバターが作られていた。作成は5分程度の時間だったが、「慣れている人間が作ったので、初めて作る人はもうちょっと時間がかかるかもしれません(赤川氏)」とのこと。
実際にアバターを操作して「HOME」内を歩いている様子。ボーリングゲームなど、一部のミニゲームについては、シームレスでそのままプレイできるようだ。
■関連サイト
・「OGC 2008」公式サイト
・ブロードバンド推進協議会