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2008年3月22日(土)

『MHP2ndG』体験レポート!生まれ変わったアイテムボックスは超便利【ポッケ村編】

 カプコンが3月27日に発売するPSP用ソフト『モンスターハンターポータブル 2nd G(以下、MHP 2nd G)』のプレス向け体験会が先日開催された。この体験会に、電撃オンラインも参加。本作をいち早くプレイしてきたので、その模様をお届けする。

 『MHP 2nd G』は、2007年2月に発売されたアクションゲーム『モンスターハンターポータブル 2nd(以下、MHP 2nd)』の続編。「G級クエスト」をはじめとした新クエスト、新フィールド、新モンスター、新武器・防具などが多数追加され、ローディング時間を短縮する「メディアインストール」などの新要素も搭載。前作から大きくパワーアップを遂げている。さらに、1人用クエストで狩りに同行させられる相棒「オトモアイルー」も加わっているのが大きな特徴である。

 筆者がカプコンを訪れると、アイルー、メラルー、プーギーのぬいぐるみがお出迎え。壁一面にポスターが貼られており、前作からハンター稼業へ身を投じた筆者のモチベーションは、否が応にも上がった。


 降り立った「ポッケ村」は、前作とほぼ変わらず懐かしい風景。雪国の雰囲気を出しつつ、すべての機能が小さな村の中に集約されていて、無駄な移動時間などを取られることがない。時間の短縮ということで、本作では新要素の追加だけでなく、「ハンターの普段の生活」にかかわる既存システムの改善・充実も図られている。

 まずハンターの拠点となる「自室」では、アイテムボックスが大幅に改善された。以前は収納できるアイテム数が少ないとお悩みのハンターも多かったが、今作からアイテムボックスの1枠に99個単位でアイテムが保管可能となった。初期状態で、8ページ800枠の保管場所が用意されるとのことだ。
 さらに△ボタンで次のページに進むしかなかった一覧画面も、L・Rボタンで前後へのページ切り替えが可能に。前作をプレイした人が感じていた「ボックス内の保管場所が少ない」、「ページをめくりすぎた時に戻れない」などの不満点が解消され、アイテムの保管や検索が大幅にやりやすくなっている。「今後使うかもしれないけれど、保管場所がないので、仕方なく素材を売却してしまう」といった状況もほとんどなくなるのではないだろうか。

 さらに、アイテムボックスからアイテムを出すことなく調合が可能になるなど、アイテムの出し入れを頻繁に行う必要もなくなった。前作では、狩りの準備をする際などに頻繁にアイテムを出し入れしては調合を行うわずらわしさがあったが、これが解消されるというのは非常にうれしい。
 装備に関しても、マイセット登録数が20に増え、さまざまな状況に対応した装備セットを登録しておける。また、前作では変更できなかったキャラクターのインナーも、髪型と同じように本棚で自由に変更可能だ。

 「アイルーキッチン」に関しても大幅に変更されている。まず目を引くのが、レギューラーを3匹まで登録できる「オトモアイルー」。オトモアイルーは、1人プレイの際に一緒にクエストに出てくれる頼もしいパートナーだ。自前の武器や爆弾で攻撃してくれる他、「オトモスキル」によってさまざまなサポートもしてくれる。さらにオトモアイルーには成長要素も用意されており、「育成」メニューから育てたいトレーニングを選ぶことで、能力を上げられる。選択したトレーニングによってオトモアイルーの動きが変化するのもかわいらしい。また、すでにお伝えした通り、彼らは「オトモ通信」や「オトモ渡し」によって、他のハンターとの送信・受信が可能となっている。


 キッチンアイルーにも変化があり、キッチンアイルーとオトモアイルーは互いの職に転職できるようになった。アイルーキッチンで食事をした際のSELECTボタンによるシーンカットも全シーンカットに変更されて、これまでよりも食事時間を短縮できる。
 また、キッチンアイルーからアイテムを要求された時や、よろず焼きを行う際も、アイテムボックスに該当アイテムがあれば、引き出す手間なくアイテムを渡すことが可能だ。アイテムを出すのが面倒で、キッチンアイルーのアイテム要求を無視することもなくなりそうだ。

 自室の外における「ハンターの普段の生活」も、より便利になった。まず自室から一番近い「ポッケ農場」では、「アイテムを使って採集を行うポイント(畑のウネなど)でも、ボックスにアイテムがあればポーチに入れなおさなくても選択できる」よう改良された。
 この他、「採集中にアイテムポーチがいっぱいになっても採集品をアイテムボックスに送ることが可能」になったり、「釣りにおけるエサの残り回数がわかる」ようになったりと、アイテムボックスと採集ポイントを往復する手間が減り、一度にポッケ農場内の採集ポイントを回れるようになった。

 さらに、他の施設へ目を向けると、「アイテム屋」や「行商ばあちゃん」からアイテムを購入した際に直接アイテムボックスへ送ることが可能になった。売却時にもアイテムポーチ内のアイテムを整頓でき、「アイテムボックスと店の往復」、「店の利用後にスタートボタンでアイテム整頓」など、前作では当たり前に行われていた操作が、当たり前ではなくなっている。また武器屋で防具の強化をする際にも、強化に必要な鎧玉の種類が一目でわかるよう変更されている。

 こうした改善点をふまえて考えると、『MHP 2nd G』は「アイテムボックスと施設の往復がなくなり、アイテムボックスやスタートボタンメニューを頻繁に開く必要がなくなった」といえる。前作を未経験の人には若干ピンと来ないかもしれない、ある種「地味」な変更だが、ポッケ村で生活を行っているハンターの人々には、いかに「プレイが快適になった」かがおわかりいただけると思う。


 これら「目立たないけれど、プレイに一番直結する要素」に関心しつつ、狩りの準備を終えた筆者は、とりあえずクエストを受けることにした。新モンスター“ヒプノック”や“クイーンランゴスタ”が待ち受ける新クエストや、次々と現れるモンスターたちを狩猟する「大連続狩猟クエスト」……狩魂を熱くする【クエスト編】へ続く!!

【クエスト編】へ

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データ

▼『モンスターハンターポータブル 2nd G』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PSP
■ジャンル:ACT
■発売日:2008年3月27日
■価格:4,800円(税込)

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▼「モンスターハンターポータブル 2nd G ハンターズパック G」
■メーカー:カプコン
■対応機種:PSP
■ジャンル:ACT
■発売日:2008年3月27日
■価格:25,800円(税込)

■「モンスターハンターポータブル 2nd G ハンターズパック G」の予約・購入はこちら
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■関連サイト
『モンスターハンターポータブル 2nd G』公式サイト
『モンスターハンター』公式ポータルサイト
カプコン