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2008年3月28日(金)

高橋名人と山本梓さんが連射を披露!ハドソンがWiiウェアタイトル発表会を開催

 ハドソンは本日3月28日に、東京・渋谷のブラジルレストラン「TUCANO’S(トゥッカーノ)」にて、Wiiウェアタイトルの発表会を開催した。

 本日発表されたのは、現在Wiiウェアにて配信中のWii用STG『Star Soldier R(スターソルジャーR)』に続く、今年中に配信予定の5タイトル。その他、高橋名人とタレントの山本梓さんが司会を務めるゲーム大会も催され、訪れたユーザーはブラジル料理「シュラスコ」などを味わいながらイベントを楽しむことができた。

 まず紹介があったのは、6月配信予定の『Wi-Fi8人バトル ボンバーマン』、8月配信予定の『エイリアンクラッシュ(仮)』と『ブルーオアシス~魚の癒し空間~』の3タイトル。
 『Wi-Fi8人バトル ボンバーマン』は、人気ACT『ボンバーマン』シリーズにおけるバトル部分に特化したアクションゲームになるという。1人のローカル対戦から、Wi-Fiコネクションを利用しての最大8人対戦までを楽しむことができる。さらに、Wiiリモコンを振ることで使用する新規アイテムが登場する他、プレイヤーが作成したMiiを使用してのプレイも可能とのこと。

 『エイリアンクラッシュ(仮)』は、ピンボールを使ってエイリアンを倒していくゲーム。1988年にPCエンジンから発売され、現在はバーチャルコンソールにて配信されているソフト『エイリアンクラッシュ』の最新作となっている。Wiiリモコンやヌンチャクを用いた独特の操作を楽しむことができ、Wi-Fiコネクションを利用して最大5人対戦でのスコアアタックもプレイできる。また、ネットワークランキングで世界中のプレイヤーと成績を競うことも可能だ。

 『ブルーオアシス~魚の癒し空間~』は、Wii専用の完全新作。プレイヤーは、水槽の中に自分の好きな魚や置物を置いて、魚を育てていくことになる。自分で作った水槽を友だちに紹介したり、Wiiでサービスが行われている「お天気チャンネル」との連動も図られる予定だという。

 また、7月配信予定のWii用PZG『テトリスWii』については、テトリスオンライン・ジャパン代表取締役社長の岡崎一博氏も登壇してタイトルの紹介が行われた。ハドソンから多くの提案がされたという本作は、ゲームの核となる「テトリミノ(落ちてくるブロック)」も大きめに変更され、プレイ方式についても「従来のラインを作って消すタイプ」以外のもの収録されているという。初心者向けの設計もなされ、Wi-Fiコネクションを利用した最大6人対戦やランキングも搭載されているとのこと。このことについて岡崎氏は、「さまざまなゲームを作っているハドソンさんからは、我々では思いつかないようなアイデアをいただいた」とコメントしている。

 5本目のタイトルとしては、Wiiを使ってカラオケができる『カラオケJOYSOUND Wii(仮)』が紹介された。このタイトルは、業務用通信カラオケシリーズ「JOYSOUND」を展開するエクシングとハドソンが共同開発を行っている通信カラオケソフト。ネットワークを介して曲をダウンロードし、既存の曲だけでなく新曲カラオケも楽しめる。Wiiウェア配信用のソフトと、パッケージ版の2つが発売される予定で、前者はエクシングが、後者はハドソンがパブリッシングするとのこと。さらに専用マイクも発売され、こちらはパッケージ同梱版と単体での販売が予定されているという。こちらのタイトルは、基本的なカラオケプレイヤー部分は概ねの開発がされており、現在はパッケージ版の付加価値となる「レッスンモード」の開発が行われているとのことだ。
 また、登壇したエクシングのエグゼクティブプロデューサー・木村良郎氏によると、プレイ料金は期間課金となり、初期段階で2万曲が用意されているという。

 続いては、高橋名人と山本梓さんが司会を務める、Wii用STG『Star Soldier R』を使用したゲーム大会が催された。使用されたモードは「2分モード」と「連射モード」の2つ。「2分モード」では2分の制限時間でステージのハイスコアを競い、「連射モード」では10秒間ボタン連射して単位秒あたりの連射数を測定した。
 大会が開始する前に、高橋名人のプレイ映像を用いたた「2分モード」攻略のコツが紹介された。早く敵を倒し、ボーナスポイントを余さずゲットしていくのがコツだという高橋名人のプレイは106万点を超えるスコア。さすがのプレイに、山本さんが驚いた様子で「これが満点なんですか?」と聞くと、高橋名人は「いえ、ランキングには108万点くらいのスコアが登録されています。どうやって取るのか僕にもわからないんですが」と話し、そのハイレベルすぎる会話に対する会場の声を、山本さんの「えぇー!!」という驚嘆が代弁していた。

 また、「2分モード」のゲーム大会に続いて実施された「連射モード」のゲーム大会では、山本さんと高橋名人も参加。山本さんは6.1回、高橋名人はさすがの11.9回を記録していた。大会では、高橋名人の記録にあと0.1まで迫るユーザーも現れたが、高橋名人の記録を破った参加者は現れず、「面目が保たれました」と高橋名人も安堵を見せていた。

 最後はじゃんけん大会が催され、高橋名人の「今年のハドソンはおもしろいゲームを出します。ぜひ注目していただきたいと思います」というコメントでイベントは終了した。

ハドソンが今後Wiiウェアで配信するソフトは、3月19日に発売された『デカスポルタ』に代表されるようなマルチゲームのノウハウが生かされていくという。

「Wiiウェアの発表があった時から企画は立っていました」と話すエクシングの木村良郎氏。ゲーム参入経験のないエクシング1社での展開は困難と判断し、ゲーム業界に実績のあるハドソンとの共同開発に乗り出したという。

大会の参加者には一様に「ゲームは1日何時間プレイしているんですか?」という質問がされ、みんな高橋名人にならって「1時間です」と答えていた。

ユーザー対抗の「2分モード」を使用した大会では、2人で対戦して勝った方が「Wiiポイント プリペイドカード」をもらえるということで、高橋名人が「プレス対抗とは大違い」とコメントするようなハイレベルな戦いが展開された。

得意の「連射モード」にチャレンジする高橋名人。さすが真剣な顔をしていた。



高橋名人と初めて会ったという山本さんは、「名人の連射の速さに感動しました」と話していた。

「ゲームは30分か1時間、集中したほうがいいプレイができる」と話す高橋名人。

高橋名人の「なくしたものは髪の毛だけ」という話に、思わず笑ってしまった山本さん。「笑うところじゃないよ」と言いながらも、名人の旺盛なサービス精神が伺えた。

小さなころからゲームをプレイする山本さんのプレイを見て、「素質がある」と話す高橋名人。山本さんは、「連射を全然やったことがないので練習したいです」と話していた。

本日の登壇者と高橋名人、山本梓さん。

会場で出された料理。フタが閉じているが、「シュラスコ」などさまざまなブラジル料理も用意されていた。

(C)2008 HUDSON SOFT

データ

▼『Star Soldier R』
■メーカー:ハドソン
■対応機種:Wii(ダウンロード販売専用)
■ジャンル:STG
■発売日:2008年3月25日
■価格:800Wiiポイント

▼『Wi-Fi8人バトル ボンバーマン』
■メーカー:ハドソン
■対応機種:Wii(ダウンロード販売専用)
■ジャンル:ACT
■発売日:2008年6月予定
■価格:未定

▼『テトリスWii』
■メーカー:ハドソン
■対応機種:Wii(ダウンロード販売専用)
■ジャンル:ACT
■発売日:2008年7月予定
■価格:未定

▼『エイリアンクラッシュ(仮)』
■メーカー:ハドソン
■対応機種:Wii(ダウンロード販売専用)
■ジャンル:ACT
■発売日:2008年8月予定
■価格:未定

▼『ブルーオアシス~魚の癒し空間~』
■メーカー:ハドソン
■対応機種:Wii(ダウンロード販売専用)
■ジャンル:ACT
■発売日:2008年予定
■価格:未定

▼『カラオケJOYSOUND Wii(仮)』
■メーカー:ハドソン
■対応機種:Wii
■ジャンル:ACT
■発売日:未定
■価格:未定
※パッケージ版とダウンロード販売の2種類

■関連サイト
ハドソン