PC&Xbox360のアマチュア優秀作揃い踏み!「XNAGameStudio」コンテスト授賞式
マイクロソフトは、3月1日に東京・台東区の「浅草花やしき」で、「XNA Game Studio Japan 2008 Spring Contest」を開催した。
このイベントは、同社がPCならびにXbox 360向けとして提供するプログラミングツール「XNA Game Studio」によりアマチュアが制作したゲームに関するもので、入場無料で実施された。イベントでは、アマチュアゲームの展示・試遊やコンテストの授賞式が行われた。
また同社は、国内教育機関の14校が新たに「XNA Game Studio」を教材として採用することも明らかにした。
先日の発表にもあったが、今後はXbox 360で自作ゲームのプレイが開放される予定で、プロでなくてもゲームを簡単に作れる上、そのゲームをXbox 360ユーザーへ簡単に提供できる土壌が生み出されつつある。同社はこの流れを加速したい考えだ。
ここからは、イベントの模様を写真を交えながらお届けしていく。当日会場に行けなかった人は、ぜひチェックしてほしい。また、受賞作品の詳細は
「XNA」公式サイトに掲載されているので、そちらを参照のこと。
▲開場前の様子。会場の入口近辺には、コンテスト応募作品の中からマイクロソフトのスタッフが選んだ19作品が展示されていた。内訳は、一般部門が10タイトル、学生部門が9タイトル。
▲イベントは「浅草花やしき」全体を使って行われた。参加者にはスタンプカードが配布され、会場の2カ所に分かれた試遊コーナーでゲームをプレイするとスタンプを押してもらえる。スタンプの数によって「浅草花やしき」のアトラクションも遊べる仕組みだ。
▲オープニングの挨拶では、マイクロソフトのホーム&エンターテイメント事業部・XNAグループの田代昭博氏がパンダカーに乗って現れ、観客をわかせた。氏は「(海外だけでなく)日本にもたくさんのクリエイターがいることを、試遊台で遊んでいただき、実感してほしい」と、イベントの趣旨を説明した。
▲試遊スペースは「1人1ゲーム10分」制限。そのためか行列はあったもののスムーズにプレイできていた様子だった。カップルで来場している人も多く「このゲームがおもしろい」などと感想を言い合う姿も目立った。
▲イベントの終盤に、「XNA Game Studio Japan 2008 Spring Contest」の授賞式が開催された。プレゼンターを務める同社のホーム&エンターテイメント事業部長執行役・泉水敬氏が、なんとステージの上空から出現!
▲まずは、「XNA Game Studio」の配布初期に作られた優秀作を表彰する「Early Adoption」Awardを発表。代表で『ラストファイター』を制作したチームの代表・多田政司さんが登壇した。
▲続いて、「XNA Game Studio Japan 2008 Spring Contest」の優秀賞4タイトルと、最優秀賞、ならびに審査員特別賞の「泉水賞」が発表された。写真は、最優秀賞『やまかけ』制作チームの代表・後藤勢治さん(左写真)と、泉水賞『Armored Strider』を作った岩瀬圭次郎さん(右写真)。
▲最後に挨拶をした泉水氏(右写真)は、「XNA Game Studio」の提供について「我々はツールを提供していますが、最終的にはクリエイターのアイデアや想像力がいいゲームを生みます。今後の日本のゲーム業界を支えるため、ともに頑張りましょう」と、クリエイターにエールを贈っていた。
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データ
■「XNA Game Studio Japan 2008 Spring Contest」概要
【開催日時】2008年3月1日19:00~21:00(※終了)
■「XNA Game Studio Early Adoption」Award受賞作品
『Kyo-Ho』
『りりかるぼっくす』
『Irritate UFO』
『Rescue!』
『ラスト ファイター』
■「XNA Game Studio Japan 2008 Spring Contest」受賞作品
●最優秀賞
『やまかけ』
●優秀賞
『迷子の達人』
『Rukker』
『ファニー ダンシング』
『Mazer Mayhem』
●泉水賞
『Armored Strider』
■関連サイト
・「XNA」公式サイト
・Xbox.com