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2008年3月18日(火)

アメザリ、岡部いさく氏らが『ACfA』を語る! 「リンクスミーティング3.18~」レポ

文:電撃オンライン

 フロム・ソフトウェアは、PS3/Xbox 360用ACT『アーマード・コア フォーアンサー(以下、ACfA)』のユーザー参加イベント「ArmsFort in MEGA THEATER ~リンクスミーティング3.18~」を、本日3月18日にシネマイクスピアリにて開催した。

 明日3月19日発売の『ACfA』は、前作『アーマード・コア4(以下、AC4)』をさらに熟成させ、多数の新要素を追加した人気メカアクション『アーマード・コア』シリーズの最新作。プレイヤーは、人型兵器アーマード・コア「ネクスト」のパイロット、通称「リンクス」の1人となって、さまざまなミッションを戦っていく。「アームズフォート」や「VOB」など、本作より追加された多数の新要素については以下の記事を参照してほしい。

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 「リンクスミーティング3.18」は、『ACfA』の発売を記念した招待制イベント。映画館の巨大スクリーン(10m×5.4m)で実際のゲームを試遊することができた。第1部では、フルCGムービーの上映、トークショー、フォトセッションなどが催されたので、その模様を以下にお届けする。

 イベントは、巨大スクリーンに巨大兵器アームズフォートが登場して始まった。フルCGで描かれたアームズフォート、ネクスト出撃シーン、VOBを装着してアームズフォートに迫るネクスト、そしてVOBユニットをパージしてアームズフォートと対峙するネクスト、という流れのムービーが上映された。10m×5.4mの巨大スクリーンに映し出された迫力に思わず息を飲むファンたち。

 続いてステージに登場したのは、ゲーム好きで有名なお笑い芸人「アメリカザリガニ」の柳原哲也さん、平井善之さん、本作の開発プロデューサーの鍋島俊文氏、軍事評論家の岡部いさく氏の4名。柳原さんが進行を行う形で、トークショーが始まった。
 『ACfA』最大の特徴であるアームズフォートについて、鍋島氏は「前作でハードを新しくして、何をゲームにするのかというのを積みきれない部分がありました。その「答え」を『ACfA』で実現したいと思いました」と話した。さらに、「全長数キロメートル単位の巨大兵器にどう挑めばいいのか」という質問に対して、「『アーマード・コア』自体が、敵とどう戦うかを自分で考え出していくのが、ゲーム性のコアになっています。ミッションによっては、倒す手順を指示されることもありますが、敵によっては「ここが弱点です」とだけ言われて放り出されることもあります。接近戦を挑んでもいいし、遠くから射撃してもいいし、自分の好み合った戦いを方をしてもらえればと思います」と、『アーマード・コア』シリーズならではのおもしろさを語ると、ファンから多くの頷きが返ってきていた。

接近戦を挑むもよし、遠距離から攻撃するもよし、という『アーマード・コア』のおもしろさについて、「恋愛みたい」だと評する「アメリカザリガニ」。本作では、恋愛のような厳しさと充足感が味わえる!?
「今でこそAC軍事評論家やってますけど、昔はレイヴンだったんですよ」と話す岡部氏。平井さんが岡部氏に「戦い方」をたずねると、「僕は運動神経と反射神経がないので、ブレードは苦手なんですよ。(4脚を使っていたので、)ブレードを突くと、サッと避けられて後ろから3回斬られるみたいな。なので、遠くからレーザーキャノンを撃ってました」と答え、岡部氏の「4脚にレーザー兵器」というこだわりがうかがえた。

 続いて、本作の代表的なアームズフォート「スピリット・オブ・マザーウィル」がいかに大きいのか、というデータがスクリーンに提示された。「(高さ約600m、全長約2,400mのこの巨大兵器が)実際にあったらどう戦うべきなのか?」という疑問に、軍事評論家の岡部氏は、まず「だいたいこういう大きなものは歩けないよ(笑)」とツッコミを入れるも、「ですが歩くんですよ。こういうデカブツ兵器は、だいたい懐に飛び込むのが普通でしょ? けど『アーマード・コア』がそんなに簡単なわけないですよね(笑)。まず懐に入るのが大騒ぎだし、懐に入ってからも結局いろいろな手を使わなければいけませんよね」とAC軍事評論家らしい見解を示した。
 さらに「スピリット・オブ・マザーウィルが実際にあったら」ということで、岡部氏が出したデータが、このアームズフォートの主砲射程距離。今でも世界最大である戦艦「大和」の主砲よりもさらに大きい主砲を持つ「スピリット・オブ・マザーウィル」が東京に配置されると、愛知県の豊田付近まで攻撃が届き、主砲は約200km圏内を補足するという。「東名高速に入った途端、狙い撃たれるなんてとんでもない!」と柳原氏が悲鳴をあげ、この巨大兵器を攻略するには、「富士山を盾にしながら戦わなければならない」など、話はどんどん大きなスケールに。
 そこで、この巨大な敵を攻略する手段として開発されたのが、本作より登場した「VOB」だと鍋島氏が話した。これは今までのニュースでもお伝えしているとおり、巨大なユニットをネクストの背部に装着し、時速2,000kmの高速でアームズフォートに侵攻するための装備。岡部氏によれば、世界にはマッハ3以上の速度を出すSR-71という偵察機があったらしいが、時速2,000kmというのは、すでに大気圏近くの高高度を飛行する速度であり、ACのように低空を飛行するものはないという。

「スピリット・オブ・マザーウィル」のデータ。比較されているのは、高層ビル(高さ200m/幅40m)、ジャンボジェット機(全長75m)、シロナガスクジラ(30m)など。ちなみにACは約10mほどしかない。これを見て平井さんは、「僕らにとっては、今田耕司さんらがこのくらいに見えますよね」と芸能界の構図をチラリ。

 では、そのスケールを平井さんに体験してもらおうと、巨大スクリーンを使ったゲーム体験が行われた。挑戦するのは「スピリット・オブ・マザーウィル」と戦うミッション。鍋島氏も、「こんな大きいモニターでプレイを見るのは初めて」という迫力に、「気分が悪くなりましたら、お近くのスタッフにお知らせください」というアナウンスも。

この体験プレイでは、赤い機体の「アメリカザリガニ専用機」が用意された。右へ左へ、上へ下へと機体を操作する平井さん。しかし、「スピリット・オブ・マザーウィル」を間近に捉えることなく、平井さんの操る機体は破壊されてしまう。

「進行的にはちょうどいい時間だった」、「パッと来て、いきなり倒せるアームズフォートではないですよね」など、いろいろ慰められる平井さんだが、当の本人は「最初からやっとんねん、『アーマード・コア』は……」と落ち込んでいた。

 アームズフォートとの戦いに関しては、鍋島氏によると、「アームズフォートは今までのミッションと比べても多彩な攻略法があると思います。力押しでもいいですし、2人協力して倒してもいいですし、いろいろな遊び方を試していただければ、我々としてもうれしいです」とのことだ。

 トークショーの最後には、「私たちAC乗りの勇気と技術が試される季節が来ました。これまで以上に過酷なミッションに、応えられるだけの力と勇気が自分にあるのか、その「答え」は明日出ます(岡部氏)」、「明日買って、すぐ(アームズフォートの)懐に飛び込みたいです。ネットでのプレイもできるので、ぜひ皆さん、あっちの世界で会いましょう(平井さん)」、「すごい映像ですから、それぞれのプレイが、映画級のお話になると思います。プレイヤーの皆さんの感動が、最高の演出で、最高のフィナーレを迎えられるのではないかと思います」、「いよいよ明日発売になります。スタッフ一同できる限りよい作品にしたつもりですので、ネット対戦もそうですけど、アームズフォート、VOB、たくさんの新要素を加えた『アーマード・コア フォーアンサー』を楽しんでください」とファンにメッセージが送られた。

 トークショーの後には、本作のスペシャル応援サポーターとして、女優・タレントとして活躍している原幹恵さんが登場。TVドラマ「キューティーハニー THE LIVE」などで、自身アクションシーンもこなす原さんは、「戦う女をイメージした」というミリタリーチックでありながらも、胸元の開いたセクシーな衣装を披露。昨日、本作をプレイしたという原さんは、「私がゲームをやっていたころのものとは確実に違っていて、映像すごくキレイですし、ゲームではなく映画を見ているようでした」と感想を語った。

 第1部のラストはフォトセッションが行われ、その際に「アメリカザリガニ」と原さんの話を聞くことができた。

――素敵な衣装ですが、どのようなコンセプトでコーディネートしたのですか?

原さん:今回は戦う女ということで、今にでも蹴りを出せるような格好です(笑)。

平井さん:射程距離はだいたい200kmくらいですか?(笑)

柳原さん:デカすぎるわ!

――「アメリカザリガニ」のお2人は、この衣装見ていかがですか?

平井さん:そんなもん、ありがたいしかないですよ!

柳原さん:僕らくらいになると「目のやり場に困る」んじゃなくて、「目のやり場」が決まります!

平井さん:(原さんの方を見て)あー、こうなってるのかー。

柳原さん:要塞がね、2つあるんですよ!

平井さん:お前どっち倒すー?

柳原さん:おれ右ー!

平井さん:おれ左ー!

――本作では戦う姿が描かれていますが、戦う男性はいかがですか?

原さん:そうですねー、戦う男性はカッコイイですよ。女の子としても憧れますよね。私もにょろっと細い人より、ちょっと筋肉質な人のほうが好きなので(笑)。

――「アメリカザリガニ」さんといえば、ゲームが好きなことで有名ですが、ゲームとは何ですか?

平井さん:もうずっとゲームしかしてないです。TVはあるんですけど、TV番組は映ってないですね。僕の家にチューナーは必要ないみたいな(笑)。ウチには液晶が2枚並んでいるんですけど、ずっと嫁さんとゲームしてます。ゲームは小学生くらいからずっとしてます。いいなぁ、ゲーム。ゲームばっかりしていたい(笑)。

――ファンの方にメッセージをお願いいたします。

原さん:実際に昨日やらせていただいて、スタッフの皆さんとワイワイ超盛り上がりました。ぜひ皆さんにも、音のリアルさと、映画みたいにすばらしい映像を楽しんで、ゲームをやっていただきたいと思います。

平井さん:機体の操作が簡単なモードもあるんですけど、難しい方でやっていただいて、微妙な動きを自分で作り上げてほしいです。機体も自分で作れるんですけど、ぜひ4脚のすばらしさを体感してもらいたいです。4脚のフォルムは最高ですし、やっているとその辺わかってもらえると思います。今日、イベント的には伝えられなかったんですけど(笑)。その辺もあわせて頑張ってください。

その後は第2部の体験会に突入し、ファンはいち早く本作を楽しんでいた。

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■「ArmsFort in MEGA THEATER ~リンクスミーティング3.18~」概要
【開催日】2008年3月18日18:00~19:30(17:00開場)※終了
【応募期間】2008年3月3日~10日
【会場】東京ディズニーリゾート内 イクスピアリ2F シネマイクスピアリ
【内容】巨大スクリーンでの試遊、開発プローデューサーのトークショウ、サプライズゲスト登場、試遊台の設置など。

データ

『アーマード・コア フォーアンサー』
メーカー:フロム・ソフトウェア
対応機種:PS3/Xbox 360
ジャンル:ACT
発売日:2008年3月19日
価格:7,140円(税込)

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