2008年4月8日(火)
3月30日に「東京国際アニメフェア2008」の特設ステージで、現在放送中のTVアニメ「マクロスF(フロンティア)」のイベント「もってっけ~・マクロスF放送直前イベント」が開催された。
4月3日よりMBS、TBSなどで順次放送がスタートした「マクロスF」は、1982年放映の「超時空要塞マクロス」の流れをくむTVアニメーション。戦闘機から人型へと変形する主役メカ「バルキリー」を主軸とした「メカアクション」、パイロットとヒロインの「三角関係」、ストーリーの要となる「歌」など、「マクロス」シリーズお馴染みの要素を存分に堪能できる。
この日のイベントでは、本作の総監督を務める河森正治氏による作品解説、“ランカ・リー”役の声優・中島愛さんや“シェリル・ノーム”の歌パートを担当するアーティスト・May’nさんによるライブステージ、そして最新映像の上映などが行われた。
まず、「マクロスF」の映像がステージ上の大型スクリーンで流れた後、初代「超時空要塞マクロス」から一貫してシリーズ作品の制作にかかわっている河森正治監督が登場し、「マクロスF」に関するトークを行った。河森監督は、「マクロスF」を制作するに至った経緯について、「「マクロス」シリーズが生まれて25年以上経ちますが、最近は技術が進歩し、自分が理想とする「マクロス」がTVシリーズでもできるのではないかと思えるようになったので、制作に踏み切りました」と説明。ストーリーの注目ポイントとして「戦闘と学園生活」を挙げ、「学校であれば、パイロットの主人公と歌手のヒロインが一緒に生活していても不自然じゃないですよね。普段は普通の学園生活を送っているけれど、ひとたび戦闘が始まると再び会えるかどうかはわからない、そういったドキドキを感じることができる学園生活を描くことができたらいいなと思っています」と語った。
続いて、主人公“早乙女アルト”・中村悠一氏と、人気歌姫“シェリル・ノーム”役・遠藤綾さんのビデオメッセージが上映。それぞれ、「“アルト”は見た目に反して、かなり直情的な男気あるキャラクターです(中村氏)」、「“シェリル”は歌手としては自信たっぷり、仕事以外ではもっと女王様気質ですが、“アルト”に出逢うことによって女の子っぽい顔を見せるようになります(遠藤さん)」と自分が演じるキャラクターを説明した。
その後はノンクレジットのオープニング映像が流れ、そしてライブステージに移行。“ランカ・リー”役の中島愛さんが「愛・おぼえていますか」、“シェリル・ノーム”の歌パートを担当する歌手・May’nさんが「射手座☆午後九時Don’t be late」を熱唱し、イベントは終了した。
「「マクロス」シリーズになくてはならない存在」と紹介されて登場した河森正治監督(左写真)。シリーズ作品でお馴染みの要素「音楽」、「メカ」、「三角関係」については、「これをやらないと「マクロス」をやっていることにはならない」とし、「非常にこだわっている」と力強くコメントしていた。 |
“ランカ・リー”役で声優デビューした中島愛さん。ライブの前には、「まだまだ発展途上の私ですが、これから“ランカ”と一緒に成長していきたいと思います」と意気込みを語っていた。 |
「私の歌を聴けー!」の叫び声とともに登場したMay’nさん。激しいダンスをしながら、「射手座☆午後九時Don’t be late」を高らかに歌い上げた。 |
(C)2007 ビッグウエスト/マクロスF製作委員会・MBS
■TVアニメ「マクロスF(フロンティア)」