2008年4月9日(水)
3月30日、「東京国際アニメフェア2008」において「GONZO FESTA 2008 SPRING」が行われた。
「GONZO FESTA 2008 SPRING」では、この4月より始まったGONZO制作のTVアニメ「ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~」、「S・A~スペシャル・エー~」、「ブラスレイター」のキャスト陣が出演して、作品紹介&トークショーが行われた。「ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~」からはKENN氏、折笠富美子さん、「S・A~スペシャル・エー~」からは後藤邑子さん、福山潤氏、生天目仁美さん、下野紘氏、高垣彩陽さん、代永翼氏、堀江一眞氏、「ブラスレイター」からは松風雅也氏、伊藤静さん、三宅健太氏の総勢12名が出演。お笑い芸人「はりけ~んず」の前田登さんの司会で、イベントは進行した。
まずは、「ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~」で主人公“ジル”を演じるKENN氏と、ヒロイン“カーヤ”役を演じる折笠富美子さんが登場。1984年にバンダイナムコゲームス(当時ナムコ)より発売された『ドルアーガの塔』から、80年後を舞台にしたこの作品では、“ジル”は“ギルガメス”にあこがれる少年として登場するという。一方の“カーヤ”は、巫女として魔法を使い、電波系で天然なキャラクターになるとのこと。
本作の見どころを聞かれたKENN氏は、「今まではゲームでしたが、アニメになって表現がまた違ったものになると思います。新たな原作を作るという意気込みで制作されているので、その熱が伝わるとうれしいですね。あと、オンラインゲームと連動もしているので、そちらも見どころになります」と答えていた。またKENN氏は、エンディングテーマ「塔頂者たち」も歌っているので、こちらにも注目しよう。
「本当にすごいスタッフさんや、大先輩の声優さんと一緒にお仕事できるのがうれしいです」とコメントするKENN氏。彼が演じる“ジル”は、発展途上の少年で、最初は空回りばかりしているという。 |
最後に2人は、「歌を歌わせていただき、原作ゲームのファンでもあるので、今回アニメに携わることができて感動です。皆さん、楽しんでいただきたいと思います(KENN氏)」、「いろいろなところで展開していくので、皆さんついてきてください(折笠さん)」とコメントしていた。 |
続いては、「S・A~スペシャル・エー~」のメインキャラクター7人を演じる、“華園光”役・後藤邑子さん、“滝島彗”役・福山潤氏、“東堂明”役・生天目仁美さん、“狩野宙”役・下野紘氏、“山本芽”役・高垣彩陽さん、“山本純”役・代永翼氏、“辻竜”役・堀江一眞氏らが登場した。
この作品は、「花とゆめ」(白泉社刊)で連載中の同名コミックをアニメ化した作品で、超エリートのお金持ちたちが通う「私立白選館学園高校」を舞台に繰り広げられる学園ラブコメディ。7名のキャストが演じるキャラクターは、白選館学園高校でもっとも優秀なクラス「S・A(スペシャルエー)」に所属しており、物語はこの7人を中心に展開するとのことだ。
トークショーでは、高校が舞台ということで、前田さんから「この中で一番成績が悪いのは?」という質問が。すると下野氏と代永氏の2名が手をあげるも、下野氏は「アメリカ合衆国の首都は?」の問いに「ワシントンD.C.」と答え、成績の悪さを披露(?)することに失敗。続いて円周率を聞かれた代永氏は、「4.5……」と見事なボケを披露していた。
また本作では、オープニングテーマを後藤さん、生天目さん、高垣さんの女性陣が歌い、エンディングテーマを福山氏、下野氏、代永氏、堀江氏ら男性陣が歌っているという。
「作品の見どころは?」という質問に、生天目さんは「“光”と“彗”の関係も見どころですが、他のキャラクターたちの関係も見ていただきたいです」と答えていた。 |
最後は、7人が息を合わせて「「S・A」は4月6日25:30より(女性陣)」、「千葉テレビ他で放送開始(男性陣)」と言った後に、全員で声を合わせて手を突き出すパフォーマンス。会場から大きな拍手があがっていた。 |
最後は「ブラスレイター」のコーナーだったが、前田さんが飛行機の時間が迫っているために退場。前田さんから段取りにない振りをされ、代わりの司会を福山氏が務めた。
台本にない事態でも見事司会を務めた福山氏。しかし、進行しつつも「こんなんでいいんすか?」とちょっぴり不安も見せていた。 |
このコーナーに登場したのは、“ジョセフ・ジョブスン”役・松風雅也氏、“アマンダ・ウェルナー”役・伊藤静さん、“ヘルマン・ザルツァ”役・三宅健太氏の3名。男性2人がTシャツ1枚で登場したことから、「俺と三宅さんは、販売コーナーのお兄さんみたいな格好してますけど、(「ブラスレイター」は)全然違う、骨太な男の物語です」と話した松風氏だが、「作品はどのような内容ですか?」と尋ねられると、「作品がどういう感じかですか。わかりました、三宅さん」と見事にスルーパス。カンペを手にした三宅氏は、ナレーション風の演技で「ブラスレイター」を紹介した。
三宅氏によると、「ブラスレイター」は、「近未来のドイツを舞台に、悪魔の姿に化ける力を持つ者たちが、ある者は己の欲望のため、ある者は復讐のために、戦い続ける新時代のヒーローアクション」であるとのことだ。
各キャストが演じるキャラクターについて尋ねられると、ここでも松風氏は三宅氏に華麗なスルーパス。しかし、三宅氏は“ジョセフ”に関するカンペを持っておらず、ここでは松風氏が役の説明を行った。ちなみに松風氏によれば、主人公の“ジョセフ”には多くの謎が隠されており、その全貌は未だ秘密らしい。 |
また、この作品では監督を板野一郎氏が務めることから、通称「板野サーカス」と呼ばれるハイスピードアクションが展開。人気特撮番組「仮面ライダー電王」の小林靖子さんが手掛ける脚本とあわせ、作品の大きな見どころになるとのこと。
この後は、本日のイベントの出演者全員がステージに集合。会場からの大きな拍手でイベントは閉幕となった。