2008年4月17日(木)
セガは、4月24日発売のPS3用ソフト『戦場のヴァルキュリア』の新情報を公開した。
『戦場のヴァルキュリア』は、架空のヨーロッパを舞台に戦争ドラマを描いたシミュレーションRPG。帝国と連邦に挟まれた小国「ガリア公国」に生まれた青年“ウェルキン・ギュンター”を中心に、彼と義勇軍第7小隊の隊員たちの物語が描かれる。手描きの水彩画のような温かみのあるグラフィック表現「CANVAS(キャンバス)」と、戦略とアクションを融合させた戦闘システム「BLiTZ(ブリッツ)」が特徴の作品だ。
今回、本作の戦闘要素が明らかになったので、以下に掲載する。
「ブリーフィング」
バトルパートに入る前には、作戦内容の伝達と兵士の配置を指示する「ブリーフィング」が行われる。戦闘マップの状況と作戦目的が示された後、第7小隊の兵員の中から誰を出撃させ、どの出撃ポイントに誰を配置するかを決めることになる。
上官である“バーロット”から与えられた情報から戦術を考え、どの兵種・ユニットを出撃させるかを決める。敵情報を完全に理解しているわけではないので、実際に出撃し、交戦してからの状況判断などが必要となる。 |
作戦内容の伝達後、自軍兵士ユニットの配置が行われる。マップによっては何カ所かに分かれて戦闘を行うため、どの場所にどの兵種を配置するかを決める場面も。兵種だけでなく、隊員のポテンシャルや相性も考慮したほうがいいだろう。 |
「拠点」の存在
「拠点」とは、戦闘マップ内で土のうに囲まれて旗が立っている場所。この「拠点」には、勝利条件や敗北条件となる本拠点と、進軍の足がかりとなる通常の拠点の2種類がある。アクションモード中、拠点エリア内に敵がいない状態で、兵士が中央の旗に接触することで、「占拠」することができる。
拠点では、拠点エリア内にいる出撃中のユニットを「後方待機」で撤退させてリザーブリストに入れることができる。またリザーブリストにいるユニットを「援軍」として出撃させることも可能だ。これにより、バトル中でもアクティブにユニットを入れ替えながら戦える。
拠点を守る敵兵を倒し、突撃兵“ロージー”が拠点を占拠。これにより、今後はこの場所でリザーブリストのユニットを呼び出すことができる。“ロージー”に変わり出撃したのは、対戦車兵の“ラルゴ”。自軍のユニットを交代させながら戦うことができるので、戦略的に活動できるのだ。 |
拠点エリアにいるユニットは、毎ターン、HPが大きく回復したり、武器の弾数や消費アイテムが最大値まで回復する他、防御力がアップする。これらの効果により、拠点に篭っている敵と戦うことは難しくなるが、拠点内から敵を攻撃すれば、有利に戦える。
自軍の拠点に敵兵が進入! 自軍拠点が占拠させ、形勢が一気に不利に。援軍を呼ばれる前に急いで叩きたいが、拠点エリアにいる敵は防御力もアップし、HP回復量も増えるため、奪還は簡単ではない。 |
ユニットの「死亡」について
戦闘中、ユニットのHPがゼロになると「瀕死」状態に。「瀕死」になって3ターンが経過するか、敵ユニットに接触されると「死亡」扱いになり、そのユニットは2度と出現しなくなる。ただし、「瀕死」時に衛生兵を呼ぶことでユニットを救護することが可能だ。
偵察兵の“ワヴィ”が敵兵に撃たれた! HPがゼロになり、瀕死状態に。なんとか救助したいが、敵の攻撃が激しく3ターンが経過。無念の言葉を残し、“ワヴィ”は天に召された。もはや2度と彼に会うことはない……。 |
「瀕死」の“ワヴィ”に接近するのは、行動力の高い偵察兵“アリシア”。衛生兵を呼び出し、救急処置を行ってもらうと、瀕死ユニットは戦闘から離脱し、拠点のリザーブユニットに加えられる。 |
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