News

2008年4月18日(金)

他人に憑依して“死神”の謎を解明!? 日本一最新作『インフィニットループ』

文:電撃オンライン

『インフィニットループ ~古城が見せた夢~』

 日本一ソフトウェアは、PSP用ソフト『インフィニットループ ~古城が見せた夢~』を7月24日に発売する。価格は5,040円(税込)。

 本作は、選択肢による分岐ではなく、主人公がさまざまな人に憑依することによって物語の展開が変わる、新感覚のミステリアスファンタジーアドベンチャー。とある王国の古城を舞台に、個性的な城の住人たちとコミュニケーションを取りながら、ミステリアスでスリリングな謎解きを楽しむことができる。

 本作の主人公は、王位継承の儀の前日に“死神”と遭遇して幽霊になってしまった、リゼーブルグ王国の皇太子“ウィリアム(愛称:ウィル)”。プレイヤーは“ウィル”となり、城の住人に憑依をしながら情報を集めて先に起こる悲劇を回避することになる。

 なお、本作はタイトルに「ループ」とあるように、一定期間内に特定の人物たちへ干渉しないと、ストーリーの冒頭に戻るシステムを採用している。1周、2周と繰り返し、状況を理解しながらさまざまな人物に憑依&干渉してストーリーを進めなければ、ループを抜けて次のステップに進むことができない。

 第1報となる今回は、序盤のストーリーと登場キャラクター、そして本作のキモとなる「憑依システム」について紹介していく。

■ ストーリー ■

 小国・リゼーブルグ王国の王宮では、流行り病が蔓延していた。つぎつぎと人が死んでいく病に国民は恐怖し、次第に王宮に近づく者が減少。城下からも人の姿が消え、国民の流出は国力の衰退を助長した。国王亡き後、王位継承を控えていた若き王子“ウィル”は、流行り病の原因調査に乗り出す。しかし、突然現れた“死神”の目を見てしまった彼は、死亡して幽霊のような状態になってしまった。“ウィル”は、自分の遺体を見つけたメイド“アイシャ”の背後に付いて、自分の死後の状況を見て回ることになる。

 “アイシャ”の背後に付いた“ウィル”は、占い師の“タチアナ”に会う。どうやら“タチアナ”だけは、幽霊になってしまった“ウィル”の姿が見えるらしい。彼は“タチアナ”から、自分が“死神”と目を合わせたから死んだこと、流行り病は“死神”のせいであること、死神はまだ存在していることなど、いろいろなことを教えてもらう。彼女から、「これまで“死神”によって死んだ者で幽霊になった人はおらず、王子の魂が現世にとどまったことには何か意味があるのかもしれない」と告げられた“ウィル”は、王城にいる者たちの背後を憑依で渡り歩くことにするが……。

『インフィニットループ』 『インフィニットループ』
▲“死神”の目を見てしまった皇太子“ウィル”は、あっけなく死んでしまい、幽霊になってしまうが……。

■ 登場キャラクター ■

“ウィリアム”(主人公)
『インフィニットループ』 『インフィニットループ』 『インフィニットループ』
▲リゼーブルグ王国の皇太子。流行り病の調査に乗り出し、王位継承の儀の前日に“死神”と遭遇して命を落としてしまう。正義感が強く、人望も厚い。
“セレスティア”(CV:松岡由貴)
『インフィニットループ』 『インフィニットループ』 『インフィニットループ』
▲隣国の姫君。“ウィリアム”の婚約者であり、彼を心から慕っている。気弱で乙女らしい性格をしているが、カエルを手でつかめるなどの意外な一面も。
“ヴィーネ”(CV:真堂圭)
『インフィニットループ』 『インフィニットループ』 『インフィニットループ』
▲“ウィリアム”の妹。お兄ちゃん子のため、婚約者の“セレスティア”が気に入らない。遊びたい盛りのおませさんで、興味はもっぱら大人の男女の話。
“アイシャ”(CV:荒井静香)
『インフィニットループ』 『インフィニットループ』 『インフィニットループ』
▲王城に仕えるメイド。“ウィリアム”の遺体を最初に発見する。ちょっと食いしん坊なところがあり、王族たちが残した食事をこっそり食べることも。
“グラント”(CV:吉川裕朋)
『インフィニットループ』 『インフィニットループ』 『インフィニットループ』
▲王城近くの小さな領地を治めている公爵。先王のお気に入りで、そのころは発言力もあったが、現在は財力が乏しく生活は苦しいようだ。
“ネルズ”(CV:麻生敬太郎)
『インフィニットループ』 『インフィニットループ』 『インフィニットループ』
▲先王の時代から政治をまかせられている敏腕宰相。非常に賢く、政敵には容赦がない。爵位は男爵。かつては騎士として活躍していた。
“タチアナ”(CV:長島伸子)
『インフィニットループ』 『インフィニットループ』 『インフィニットループ』
▲先王の時代から、王城内の隅にある占い小屋に住んでいる占い師。歴史あるジプシーで、少しばかり世捨て人な感がある。家族はいないらしい。

■ 「憑依」システム ■

 本作の主人公“ウィリアム”は、ゲーム冒頭で死神と遭遇して命を落とし、霊体になる。彼は、誰かに「憑依」することで、その人物と行動をともにできる。しかし、憑依といっても憑いた人物を支配できるわけではなく、背後霊のように後ろについていくことしかできない。もちろん、憑依した人物との会話も、通常は不可能だ。

 憑依は、キャラクター同士が会話している時に行える。会話が続いている限りは、何度でも憑依対象を変更することが可能だ。ただし会話が終わると、強制的にその時憑依している人物に憑いていくことになるので、会話終了前に憑依対象はしっかり決める必要がある。

インフィニットループ

 なお、インターネットラジオステーション<音泉>において、6月13日より本作のWebラジオが配信される予定。ラジオは隔週の金曜日更新で、パーソナリティは“セレスティア”役の松岡由貴さんと“ヴィーネ”役の真堂圭さんが務めるとのことだ。

 また、本作の予約特典は、A5サイズ52ページの設定資料本にWebラジオの特別版を収録したCDが付属する、「インフィニットループ レアブック(インターネットラジオCD付き)」となっている。特典の数には限りがあるので、欲しい人は早めに予約を済ませておこう。

『インフィニットループ』 『インフィニットループ』
▲Webラジオのパーソナリティは、“セレスティア”役の松岡由貴さん(左画像)と“ヴィーネ”役の真堂圭さん(右画像)が務める。

(C)2008 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.


データ

▼『インフィニットループ ~古城が見せた夢~』
■メーカー:日本一ソフトウェア
■対応機種:PSP
■ジャンル:AVG
■発売日:2008年7月24日
■価格:5,040円(税込)

関連サイト