2008年4月24日(木)
セガは本日4月24日、PS3用ソフト『戦場のヴァルキュリア』の発売記念抽選会を、東京・秋葉原GiGOと大阪・ソフマップなんば店ザウルス1で実施した。電撃オンラインでは、秋葉原で行われた抽選会の模様をお届けする。
『戦場のヴァルキュリア』は、架空のヨーロッパを舞台に戦争ドラマを描いたシミュレーションRPG。教師を志す主人公“ウェルキン”は、帝国と連邦の争いに巻き込まれた小国「ガリア公国」で、義勇軍第7小隊の小隊長として、ヒロイン“アリシア”をはじめとした仲間と一緒に戦っていく。小隊の隊員候補として50人以上のキャラクターが用意されている他、システム面においては、水彩画のようなグラフィック表現「CANVAS(キャンバス)」や、戦略とアクションを融合した戦闘システム「BLiTZ(ブリッツ)」などが搭載されているのが特徴だ。
本日、秋葉原GiGOでは10:00~20:00に、対象店舗でソフトを購入した人向けに抽選会を実施。当選者には、オリジナルバッグやTシャツなどのグッズが贈られていた。17:00には、本作プロデューサーの野中竜太郎氏も訪れ、通りすがりの人やファンをよろこばせていた。野中氏にお話を伺ってきたので、以下に掲載する。
あいにくの天気ではあったが、抽選会場には多くのユーザーがやって来た。取材中には特別賞を引いた人も現れ、賞品の「本庄雷太氏サイン入りイラストパネル」と「“アリシア”役・井上麻里奈さんサイン入りTシャツ」が野中氏から手渡されていた。 |
――『戦場のヴァルキュリア』が発売しての感想をお聞かせください。
野中氏:結構長いこと時間をかけたタイトルなので、それがやっと皆さんに遊んでいただけてうれしいです。感無量といった感じですね。
――購入者の反応を見ていかがですか?
野中氏:今日、実は朝からこっそり様子を見ていたんですけれども、あいにくの天気の中でも購入していただいてうれしく思っています。目一杯いろいろなものを詰め込んだゲームですので、ぜひ楽しんでいただきたいです。
――どのようなところを楽しんでもらいたいですか?
野中氏:(完全な新作ということで)ストーリーもキャラクターもシステムもすべて新しく作っています。キャラクターに関しては、仲間たちとの友情や絆を楽しんでほしいです。システム的には、仲間になるキャラクターが50人以上いて、その中に必ず自分の好きなキャラクターがいると思いますので、その自分の好きなキャラクターを探すところも楽しんでいただきたいですね。
サイン入りイラストパネルを持った野中竜太郎氏と“アリシア”。ケータイで写真を撮っている人も多く見られた。 |
――サイドストーリーはどのようにして作られていますか?
野中氏:基本的には、新聞記者の“エレット”のところで進めていくストーリーなので、サイドストーリーを見ないと楽しめないということはありません。彼女の壁新聞は、基本的に物語の中で主人公たち出来事をつづっているのですが、その裏で起きた「あの時こんなことがあった」、「あのキャラクターがこんなことをしていた」という舞台裏についても描かれています。ですから、サイドストーリーを見ていただければ、「あの時は、こんな理由があってあんな風になっていたのか」という部分も楽しんでいただけると思います。
――戦闘中にキャラクターが倒されると死亡してしまうシステムを入れたのはなぜですか?
野中氏:『戦場のヴァルキュリア』では、国家の興亡を描いた戦争の中にも、等身大のキャラクターがいることを知ってほしかったんです。こういうテーマで、仲間が誰も死なないというのはありえないと思うんですよ。ただし、それだけでは厳しいので、救済するようなシステムも採り入れています。
――開発の苦労には、どのようなものがありましたか?
野中氏:PS3での開発ということで、初めてのことが多くて手探りの状態で作っていました。そのトライアンドエラーが苦労でもありましたし、楽しい部分でもありました。
――ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
野中氏:昨年の東京ゲームショウの時から、ユーザーの皆さんにすごく応援していただいているのを感じてきました。期待してくださった皆さんにぜひ楽しんでもらいたいですし、クリア後の2周目で楽しめるような要素、イベントもあるので、ぜひ繰り返しプレイしていただきたいと思います。
敬礼する野中氏と“アリシア”。2周目の要素も用意されている『戦場のヴァルキュリア』を遊び倒そう! |
(C)SEGA
■『戦場のヴァルキュリア』抽選会概要