どこか懐かしいレトロな雰囲気の3DダンジョンRPG『幻霧ノ塔ト剣ノ掟』。某3DダンジョンRPGを知らない腐女子ゲーマーがプレイレポートに挑戦！　昔のゲームの難しさを思い知る？

いしのなかYK3 電撃オンライン編集部、中年ゲーマー代表その1。もちろん、若きころは某3DダンジョンRPGに大ハマり。

おおっとりえぽん 編集部唯一の腐女子。最近のゲームしか知らないライトゲーマー。今回“いしのなかYK3”に目を付けられたのが運のつき。

■あっさりキャラクター作成

	やぁ、りえぽん！　今日から君の名前は“おおっとりえぽん”だ！　ちなみに俺もYK3から“いしのなかYK3”に改名したのだ。
	はい？　なんですかその「いしのなか」とか「おおっと」って。
	はい。もう君はこれで冒険初心者確定。「冒険初心者」かつ「腐女子ゲーマー」な君に、やってほしいゲームがある！　これだ！
	なんか、いろいろ納得できませんが……。『幻霧ノ塔ト剣ノ掟』ですか。ちなみにジャンルは？
	「3DダンジョンRPG」だ。
	えぇー。タイトル的に「乙女系ファンタジーアドベンチャー」だと思ったのに。
	そんなこと思うのはお前だけだ！
	そうですか？　とにかくやってみればいいんですね。
	（あっさりしてるなぁ……）“おおっとりえぽん”は、3DダンジョンRPGはやったことあるのかい？
	いえ、まったく。メガネのイケメンキャラクターが出てくるならやっていたかもしれません。
	どう考えても出てこないだろ、ジャンル的に。このゲームにも出てこないから！
	えぇ!?　もう、これでプレイする気力の97％が失われました。
	3％しか残ってないし！　グダグダ言わずにやってみなさい！
	はーい。

	うぅ、なんだか重々しい雰囲気のグラフィックですね。というか、うっかりストーリーを読み飛ばしてしまいました。これから何をすればいいんですか？　チュートリアルは？
	チュートリアルなんて親切なものはない！　まぁ、練習用ステージの訓練場はあるが……。とりあえずそこに行ってみればいい。あ、その前にキャラクター登録してね。4人でパーティ組めるから4人作ってよ。
	自分でキャラクターを作れるんですか！　キャラクターグラフィックも選べますよね。イケメンパーティにしようっと。
	いや、キャラクターグラフィックなんてないから。ついでに選べないから。
	そ、そんな！　萌え要素がないですよ、このゲーム。
	そんなものは必要ない！
	もう……、とりあえず適当にキャラクター作っちゃいましたよ。

▲りえぽんが作ったキャラクターたち。結局、編集部員たちをモデルにしたようだ。「戦士」や「魔術師」などの「基本技能」はバラバラに作ったようだが……。

	能力値はランダムで決まっちゃうんですね。「基本技能」はみんなバラバラにできたから、バランスいいパーティができそうです。
	あー、これじゃパーティ組めないよ。
	そうなんですか？　どうして？
	「属性」って項目があったでしょ。「秩序」と「混沌」のキャラクターは一緒のパーティに入れないんだよ。「中立」はどっちでも入れるけどね。
	そういうことは早く教えてくださいよ！　ちなみに、こっちの属性のほうがお得とかあるんですか？
	どちらかの属性じゃないと覚えられない呪文とかあるけど、別に気にしなくてもいいと思うよ。好きなほうで。
	じゃあ、なんかカッコいいので「混沌」にします。

■練習用ダンジョンで迷う

	さっき言ってた、訓練場に行ってみます。
	うん。必要最低限だけど、ゲームの流れの説明があるよ。
	いきなり誰か出てきた！　ちょっとウザイ人だな……。

▲「よぉしっ！　合格！」が口グセの“ガーランド卿”。訓練場に来た冒険者に、冒険の仕方を教えてくれる。

	とりあえず、このダンジョンを進んでみればいいんですね。って、進んでるのに画像がほとんど変わらない!?　これちゃんと進んでますよね？
	ほぼ同じ外観で続いていくのが3DダンジョンRPGの特徴だからなぁ。
	これじゃあ、自分がどこにいるかわからないじゃないですか。
	Yボタンを押せばマップが見れるよ。自分がすでに進んだところは色が付くからわかりやすいよ。

▲同じような見た目が続くダンジョン内は、自分がどこにいるのか見失いやすい。マップをこまめに確認して、周りの地形を確認しよう。

	あれ？　でもこのマップ、自分の位置が表示されてないですよ？
	自分の現在位置は、「魔術師」の魔法「かりそめの地識」がないと表示されないんだ。
	えー。それってあまりマップの意味がないですよね？
	自分の位置は、自分で把握していなきゃダメなんだよ。今向いている方角とかも覚えていないと、マップを見ていても迷っちゃうと思うよ。
	適当に進んでいたので、もうすでにここがどこだかわかりません。
	まだ練習用ダンジョンだよ!?　ほぼ1本道じゃないか！
	うわーん！　いろいろ不便すぎます！
	最近のゲームが親切すぎるんだよ。昔のゲームはこんなのばっかりだったよ？
	うぅ、信じられない。こんなの楽しんでプレイできませんよー（泣）。

■初めての戦闘、「よぉしっ！　合格！」

	なんとか奥へ進みましたよ。どうやら“ガーランド卿”と戦闘の練習をするみたいですね。
	まだ練習だからね。そうそう苦戦はしないと思うけど。
	勝ちましたよ！　って、「“ガーランド卿”は息絶えた」って！　殺しちゃった？

▲謎の「ローブの男」によって、見事よみがえった“ガーランド卿”。「よぉしっ！　合格！」。

	「よぉしっ！　合格！」
	あ、口グセがうつってる。
	戦闘はどうだった？　そんなに難しくはないんじゃない？
	シンプルでわかりやすいですね。攻撃のときに出てくる文章や、演出が少しカッコいいです。

	あぁ、「アレンジver」ではそんな演出があるんだ。俺は「オリジナルver」でしかやってないから知らなかったよ。
	「オリジナルver」？　なんですか？　それは。
	うーん、ちょっと長くなりそうだから、それはまた来週にしようか。
	えー！　また来週もやるんですか？　もう、訓練場終わったからいいじゃないですかー。
	ここからが本番だよ！　本当にやる気ないな。
	うぅ、わかりましたよ。

(C)2008 SUCCESS

▼『幻霧ノ塔ト剣ノ掟』

■メーカー：サクセス

■対応機種：DS

■ジャンル：RPG

■発売日：2008年5月22日

■価格：5,040円(税込)

　

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