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2008年5月20日(火)

谷山紀章氏、吉野裕行氏らのコメント公開! CD「ブレスレス・ハンター」完結編

文:電撃オンライン

 女性向けCDレーベル・Luv Recordsより、5月28日に発売されるドラマCD「ブレスレス・ハンター 第3巻」。このCDに出演する声優陣のインタビューコメントをお届けする。

 未知の怪物“ブレスレス”と少年たちの熾烈な戦いを描いた、ドラマCD「ブレスレス・ハンター」がついに完結する。最終巻となる第3巻には、谷山紀章氏(“櫂原優毅”役)、菅沼久義氏(“高出水勇生”役)、吉野裕行氏(“村瀬豪”役)というお馴染みのメインキャストに加え、杉山紀彰氏(“雨月鎮”役)、佐藤朱さん(“ベネトナーシュ”役)、馬場圭介氏(“岩切耕一郎”役)、臺奈津樹さん(“狩野奈槻”役)など実力派声優が多数出演する。

 また、本編ドラマに加えてミニドラマも収録される。ミニドラマでは、国営非合法ホストクラブ「STAB」で働く“優毅”や“勇生”が、カリスマホスト“雨月”の横暴を阻止するため、ホストクラブ「ブレスレス」へ乗り込むといったコミカルな物語が描かれる。さらに、原作者・葛西伸哉氏がシナリオを書き下ろした、“優毅”や“勇生”による「ラストメッセージ」も収録されるとのことだ。

 ドラマCD「ブレスレス・ハンター 第3巻」のアフレコ収録後、谷山氏、菅沼氏、吉野氏、杉山氏、佐藤さんの5名が本作について語ってくれたので、その内容を以下に掲載する。

▲収録に参加した声優陣。前列左から杉山紀彰氏、菅沼久義氏、谷山紀章氏、佐藤朱さん。

――収録を終えての感想をお願いします。

谷山氏:これでシリーズが終わるんだと思うと、やり遂げた安心感がありますね。無事大団円を迎えてよかったなという気持ちでいっぱいです。

菅沼氏:1年かけて作ったものなので、思い入れもひとしおです。終わってしまうのはなんだか寂しいなと思います。その分自分の思いの丈を出せたと思うので、ぜひ聴いてください。

吉野氏:もうちょっと活躍したかったです。彼には戦い続けてほしいので。

杉山氏:僕は2作目から参加させていただきまして、前回は本筋に絡まずに裏で暗躍していたので詳細がよくわからなかったんですが、今回は「悪役」とハッキリ言えるくらいわかりやすく、演じていてとてもやりやすかったです。

佐藤さん:私は今回初参加で、台本を読んでいる時にどう演じようかなと迷っていたのですが、すでに3作目となる出演者の皆様に引っぱっていただいて、気持ちよく演じさせていただきました。

――それぞれのキャラクターの魅力を引き出すために、注意したところを教えてください。

谷山氏:どこか陰を引きずっているニュアンスが、セリフ1つ1つに出るように気を付けました。それで3作を演じ通したので、結構しんどかったですね(苦笑)。最後にハッピーエンドを見たのは、非常によかったと思います。

菅沼氏:よく言えば正義感なのですが、変に潔癖症なところがある役だと思ったので、そこが伝わるように演じていました。度が過ぎる正義は、ヘタをすると悪につながってしまうんじゃないかなという気持ちも込めて。

吉野氏:強気。プライド高い感じとか……。

杉山氏:“雨月”は、自分のやっていることを悪いことだと思っていない、今の世の中が間違っていて、自分の考えが正しいという信念のもとに行動しているキャラクターです。演じる上で、単純な悪にならないよう気を付けたつもりです。

佐藤さん:彼女の1番の目的は「オリジン」を倒すということで……。でも最初はそうじゃなかった部分もあって。彼女がどんな風に解放されていくのかとか、大事なシーンばかりが続いたので、全部大切に演じさせていただきました。

――ミニドラマを演じての感想をお願いします。

谷山氏:シリアスな本編と比べて、わりと崩して演じることが許されてるので、演じている方からすると肩の力が抜けるというか、ホッとするような印象が毎回あります。

菅沼氏:本編とオマケとのギャップの激しさというのが、我々も演っていて楽しい瞬間です。シリアスになりすぎていたところを、うまくほぐしてもらえる感じで収録できました。

吉野氏:“村瀬”も意外とイイヤツなトコがあったりするのです。

杉山氏:どこまでやっていいのか、いつも悩むところでした。今回はさらに歌を歌う、しかもその……愛をささやく歌という……非常に悩みました。

佐藤さん:ダブルユウキのコントとか、歌とか(笑)。ぜひ楽しんで聴いていただきたいと思います。

――「ラストメッセージ」を収録しての感想をお願いします。

谷山氏:彼は本当に、いろんなものに対して余地が残されていない感じがします。肩の力が抜けない人というか、がんじがらめになっちゃっているんですが、彼なりに光を見つけたモノローグになっております。

菅沼氏:僕のは、哀しみを背負い込まず乗り越えようとしています。それは別に忘れるということではなくて、それをひっくるめて前向きに語っていたので、そこがうまく出ていればなと思います。

――ファンの皆様にメッセージをお願いします。

谷山氏:とにかく通して聴いてほしいなと。これで物語も無事終えることができたので、ぜひこれを聴いて何か感じていただきたいと思います。

菅沼氏:今までずっとじらされて1年かかりましたからね、それをいっぺんに聴けるチャンスなので、今回初めて情報を聞いて「聴いてみたいな」という方は、まとめて買って聴いていただけたらなと思います。

吉野氏:第3巻で決着がつきましたが、皆さんに楽しんでいただけたらうれしいです! 最後まで聞いてくれた皆さん、ありがとう~!!

杉山氏:これで『ブレスレス・ハンター』の世界が1つ完結した形です。僕もそうなんですけど、お話がまだ続いている途中の状態より全部出揃ってから聴きたいという方は、こうして揃ったところで第1巻から聴いていただきたいと思います。

佐藤さん:ぜひ聴いてください! 素敵なキャラクターたちだと思います。それぞれに決着をつけ、巣立ちを迎えるシーンで終わるので、そのあたりがどうなっているのか、ぜひ楽しみに聴いてください。

(C)2007-2008 Shinya Kasai

データ

▼「ブレスレス・ハンター 第3巻」
■発売元:Luv Records
■販売元:ビートニクス
■品番:BNLV-1008
■発売日:2008年5月28日
■価格:3,000円(税込)

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