2008年5月21日(水)
TVアニメ「ドラゴノーツ-ザ・レゾナンス-(以下、ドラゴノーツ)」のDVD購入者の特典イベントが、4月27日にパセラリゾーツ銀座店で行われた。
イベントは、“カミシナ・ジン”役の小野大輔氏、“トア”役の茅原実里さん、“ギオ”役の諏訪部順一氏らがステージに登壇しスタート。小野氏は「ヒロイン役の小野大輔です」と自己紹介し、笑いを誘っていた。場所がパセラリゾーツということで、控え室のカラオケルームで歌を歌っていたという3人。そのままの流れで登壇した諏訪部氏は、タンバリンを片手に突然1曲熱唱するハイテンションっぷりだった。
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「服装が“ギオ”っぽくなったので、髪型も“ギオ”を意識してみたんです」という諏訪部氏だったが、「ダメなゲイにしか見えないですね」と苦笑していた。 |
まずは、出演者が選んだ「ドラゴノーツ」本編で印象的だったシーンを見ながらトークが進行した。小野氏が選んだのは、第1話の“ジン”と“トア”が手をつなぐシーン。小野学監督がこのシーンにものすごく力を入れていたらしく、小野氏は思わず何度も見てしまうそうだ。茅原さんも「とても思い出深いシーンですね」と話していたが、印象的なシーンには選んでいないらしく、「レゾってねぇな」と小野氏と諏訪部氏からツッコミを入れられていた。
小野氏が選んだもう1つの印象的な場面は、14話で“ジン”が“カズキ”と対峙するところ。小野氏は、「“カズキ”が海に落ちていった後、「「“カズキ”……」って心を込めたんですけど、そのあと“アキラ”に「行こう」って言われてすぐ「うん」って言っちゃうんですよね」と寂しそうに語り、会場からは笑いが起こっていた。
茅原さんが選んだシーンは、第25話の“ジン”と“トア”が一緒にセリフを言う場面だ。アフレコの時点ではジンとトアはそれぞれタキシードとドレスを着てたようだが、実際の放送では異なっていたという裏話や、「2人でセリフをあわせるシーンがなかなかうまくいかなくて」と、アフレコ時の苦労を話していた。
諏訪部氏が印象的だったところは、第3話の“ギオ”の初登場シーン。「満を持して登場したと思ったら全裸」と話す諏訪部氏だったが、惜しい(?)ところで映像が切れてしまい、「この先が見たかったんだよ~」と悔しがっていた。もう1つのベストシーンは、第18話の“ギオ”が気合いを入れて料理をする場面だ。火星が崩壊するという衝撃的な第17話の後に放送されたこともあって、一転してほのぼのとした雰囲気になった第18話にはキャストも困惑してしまったそうだ。
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TVアニメの放送を振り返りながら、3人は収録時のエピソードなどを語った。 |
続いて、DVD第9巻に収録される第26話の予告編が上映された。前半は“ハウリングスター”が活躍する学園もの、後半は“ジークリンデ”にスポットを当てたサスペンスものとなっている。シリアスだった25話までが嘘のようなコメディ路線に仕上がっており、製作中のラフ原稿などがふんだんに盛り込まれた予告編にファンたちは盛り上がっていた様子だった。
次のコーナーは、「ドラゴノーツ隊入団テスト」。出演者に質問をし、連想されるワードを答えてもらうというもので、3人の答えがすべて同じだった場合はレゾナンス成功となる。3回レゾナンスに成功すれば、見事ドラゴノーツ隊に入隊できるというわけだ。また、観客は小野氏らが何回レゾナンスできるかを事前に予想しており、的中すれば出演者3名のサイン入り台本がプレゼントされる。出演者だけでなく観客もレゾナンスできるかどうかを試されるルールになっていた。
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第1問は、「レゾナンスと聞いて連想するものは?」という質問。自信満々にボードを出した3人だったが、結果はバラバラだった。 |
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第2問の「アフレコ現場での思い出といえば?」の答えはこの通り。「コーヒー飲み放題」との諏訪部氏の回答に、「他の現場でもそうじゃん!」と小野氏から鋭いツッコミが入る。 |
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第3問は「1番セクシーなキャラといえば?」という質問だった。比較的当てやすそうな問題だけに「どっち行く? どっち行く?」とけん制する諏訪部氏。しかし結局、3人の考えていたキャラクターはまったく違うものだった。 |
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その後は“ジン”や“トア”、“ギオ”といった、キャラクターから連想する問題が続く。“トア”の質問では諏訪部氏と茅原さんが「ドジっ娘」、「天然」と近い答えを見せるが、その後はやっぱり滅茶苦茶に……。 |
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ギオ”の質問では、茅原さんが「チリチリ」と謎の回答。 |
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“ジークリンデ”では、諏訪部氏が「カウントダウンライブ」と答え、小野氏がすかさず「それ中の人ー!」とツッコんでいた。ここから、諏訪部氏の回答がキャラクターからではなく「中の人」から連想するものになっていく……。 |
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諏訪部氏にあわせて、茅原さんと小野氏も「中の人」を意識した答えに。ここまで1度もレゾナンスできていなかった3人だったが、“ガーネット”ではかなり近い答えが飛び出した。 |
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ラストとなる“キリル”で一矢報いたいところだったが、惜しくも撃沈。10回中3回でテスト合格ということで、「ずいぶんハードル低いんですね」と余裕の小野氏だったが、結果は全滅だった……。 |
テストで盛り上がった後は、小野氏と茅原さんがドラゴノーツのキャラクターソングを披露した。
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小野氏が歌い上げたのは、ドラマ&キャラクターソングVol.1に収録されている「手のひらの中の奇跡」。茅原さんはドラマ&キャラクターソングVol.1収録の「Eternal Shine」と、本日5月21日に発売されたドラマ&キャラクターソングVol.5で聴ける新曲「あなただけを」の2曲を披露した。 |
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最後は、あいこだけが残るちょっと変わった「レゾナンスじゃんけん」でプレゼント大会を行い、イベントは終了となった。 |
イベントの後、出演者3名にインタビューを行ったのでご覧いただきたい。
――イベントを終えての感想を聞かせてください。
小野氏:あまり覚えていないんです(笑)。それくらい楽しかったです。「ドラゴノーツ」って、シリアスな部分もありますがハチャメチャなところがウリだったので、そのハチャメチャなところがイベントにも反映されていたと思います。
茅原さん:会場がパセラで控え室がカラオケルームということもあり、歌を歌ってからという今までにないおもしろいテンションでイベントをはじめられました。たくさんのお客さんに来ていただいて、トークにゲームにライブと楽しい時間を過ごせたのがうれしかったです。
諏訪部氏:作品同様楽しいイベントでした。DVD購入者の皆さんに集まっていただけたことが何より喜ばしいです。この勢いで、今後ともよろしくお願いします。そんな思いを深く胸に刻んだ日曜日でした。
――キャラクターソングを歌われて、いかがでしたか?
小野氏:キャラクターソングは、少しでも外してしまうとお客さんの期待を裏切ってしまうなと緊張していたんですが、やはり生で歌を歌うのは気持ちいいもので。緊張していたのは最初の方だけで、“ジン”の気持ちでお客さんに歌を届けられたかなと思います。
茅原さん:1曲目に歌った「Eternal Shine」は、初めて“トア”に出会った時のような気持ちになる曲なんですが、歌うことはとても難しい楽曲だったんです。なので、今回のイベントで歌うために気合いを入れて練習してきました。2曲目の「あなただけを」は、“ジン”に対する“トア”の素直な、女の子らしい、かわいい気持ちをそのまま歌にした曲です。今日は、“トア”のような幸せな気持ちになって歌えたと思います。「あなただけを」は発売前の曲なので、いち早く聞いてもらえてよかったと思います。
――諏訪部さんにお伺いします。ズバリ、26話を見ていかがでしたか?
諏訪部氏:製作現場の切羽詰った状況が、見て取れるような映像だったかなと思います――というのは冗談で、とても楽しい番外編になる予定ですので、期待して待っていていただきたいなと思います。
――今日はいろいろなコーナーがあったと思うんですが、1番楽しかったコーナーはどれですか?
諏訪部氏:やはりオープニングです! お客様の心を掴むにはオープニングだなと思って。頑張ったつもりではいます。
小野氏:僕はカラオケですね。始まる前の(笑)。あそこでテンションを上げすぎました。あとはやっぱり、歌が印象に残りましたね。最初で最後だと思うので。
茅原さん:茅原はレゾナンスコーナーです! こんなに見事にレゾナンスできないとは思ってなかったので……。でも、3人の気がそんなに合っていないとは思わないんですけどね……。
諏訪部氏:イヤよイヤよも好きのうち、みたいなもんですよ。
小野氏:じゃあそれです(笑)。
――最後に、読者の方にメッセージをお願いします。
小野氏:会者定離。あったものは必ず離れます。でも、離れるだけであって別れるわけではない。だから、「ドラゴノーツ」っていう作品を忘れないでほしいですね。
茅原さん:放送も終わって、皆で一緒に楽しい作品作りをやってこれてよかったなと思います。私もとてもピュアな“トア”に出会えたことがありがたかったです。“ジン”を思う“トア”の気持ちがとても優しくて温かくて。女性としてこうありたいなとも思います。これからもドラマCDやDVDも出ていきますので、応援してください。ありがとうございました。
諏訪部氏:「ドラゴノーツ」が放送終了して久しいですけれども、どっこいDVDはまだまだリリースが続いております。ぜひ、最後までお付き合いいただければなと思います。そして、未来永劫この作品のことを忘れないでいてほしいです。
――ありがとうございました!
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(C)ドラゴノーツプロジェクト
■TVアニメ「ドラゴノーツ -ザ レゾナンス-」