2008年5月28日(水)
5pb.が本日5月28日に発売する音楽CD「ファミソン8BIT☆アイドルマスター04 菊地真/萩原雪歩」。そのCDに出演している平田宏美さんと落合祐里香さんのインタビューをお届けする。
「ファミソン8BIT☆アイドルマスター」シリーズは、ナムコ(現:バンダイナムコゲームス)が発売したファミコンソフトの楽曲をベースに、ファミコン風の電子音によるサウンドとボーカルを組み合わせた曲を集めたもの。本日発売の「04」では、Xbox 360用ソフト『アイドルマスター』シリーズの“菊地真”(CV:平田宏美さん)と“萩原雪歩”(CV:落合祐里香さん)が案内役を務める。
ここからは、CDに出演したお2人のインタビューを掲載する。『アイドルマスター』の作中で仲がいい“真”と“雪歩”のように楽しいトークが繰り広げられたので、ぜひチェックしてほしい。(インタビュー中は敬称略)
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――まずは改めて、ご自身が演じるキャラクターの簡単な説明をお願いします。
平田 “菊地真”役の平田宏美です。“真”というキャラクターは、パッと見も、声も、男の子のようなキャラクターなんですけれども、内面的にはとってもかわいらしいところがあって。「いつかはお姫様みたいに……」という夢を見ているような、実は『アイドルマスター』の中でも一番乙女的な娘で、外身と内面のギャップが激しいキャラクターだと思います。
ただ、求められているのは「王子様系で」という売り方なので、そっちを演じる事が多いんですけれど、そういうふうに演じながらも「僕はそっちではなく、かわいくブリブリしたいのに……」と思っているところがかわいらしいキャラクターだなと思います。
落合 “萩原雪歩”役の落合祐里香です。“雪歩”は口癖で「穴を掘って埋まってますぅ~」というのがあって、テンパったり、嫌なことがあると、すぐに穴を掘ってしまうという、ちょっと変わったところのある女の子です(笑)。たぶん『アイドルマスター』の中でいうと気弱な感じなんですけど、実は芯の強いところもあって、頑張ろう!」っていう気持ちは他のアイドルにも負けないぐらい持っているんです。
――「ファミソン8BIT」と『アイドルマスター』による今回の企画を聞いた時の感想はいかがでしたか?
平田 自分はファミコンで遊んでいた世代なので、一番最初にやったゲームは『スーパーマリオ』だったんですけど、あの「テテッテッテレッテ♪」っていう独特の音楽で子どもの世界が広がったと思うんですよね! 友だちと一緒に遊んでいた思い出があるので、当時遊んでいたゲーム『パックマン』もそうですが、懐かしいゲームと自分が、まさか今、こういうかかわり方をするなんて思っておらず、うれしかったですし、皆さんもそういう懐かしいゲームの思い出もあると思うので、すごくいいんじゃないかな~と思いました。
落合 私はゲームで遊んでいた時期がスーパーファミコンで止まっているんですよ~。それ以降のPSとかになると結構(ゲームが)難しくて、やるにしてもすっごく時間がかかるんですよね。でもファミコン時代って、私でも簡単に出来たというのがあって。だから、その時代の思い出も結構あったりして……。
もちろん今のゲームには今のゲームの魅力があって、昔のゲームには昔のゲームの魅力があるんですけど、でも、昔のゲームには平田さんの言っていたような「子どもの世界が広がった」ような部分がすごくあったと思うんです。実際私も『パックマン』とか、指が痛くなるぐらいやっていたので、「ファミソン」第1弾で『パックマン』が収録されているのを見て「あ、私も『パックマン』歌いたかったな~」とか思ったりしました(笑)。でも雪歩は『パックマン』じゃないな~とか思ったりして、最初にお話を聞いた時も「何のゲームかな♪」って楽しみにしていました。今回、雪歩を通して、ファミコンの音楽とかかわる事ができて、ちょっと温かい気持ちになりました。
――実際に「ファミソン8BITアレンジ」の曲を聴いてみた感想を教えてください。
平田 ピコピコ音で昔懐かしい感じも受けましたが、改めて聴くと新鮮な気持ちになりましたね! レトロなものって、一周してまた戻ってくるものじゃないですか。なんていうか、すごくいつまでも手もとに保存しておきたいもののような気がして。もしも自分がまた10年後ぐらいに不意にコレを聴いても、また「いい作品」だなって思えるんじゃないかと感じました。
落合 私もファミコンの音って他の音よりも特殊だなって思っていた部分があって、音が軽い感じな分、軽い気持ちで聴けるんですよね。聴いていて楽しくなるのが、すごくいいなと思ったのと、昔ファミコンをやっていたというのもあるんですけど、自分がゲームの世界に入り込んだような気分になるんですよ。そこがすごいなと思いました。
平田 そーそー、なるなる!(笑)
――ジャケットイラストの感想はいかがですか?
平田 そりゃあ、もうね~、パッと見たらヘソ出してるし(笑)、ちょっとセクシーな感じですよね。スカートのチャックもちょっと下がりすぎじゃないのって!?
落合 (笑)
平田 でも躍動感があって、今回の「ファミソン」を表しているんじゃないかなと。すごくかわいいと思います!
落合 あと、キャラクターの表情がちょっと小悪魔チックになっているので、そこもかわいいなと思いました。
――では、ミニドラマの感想はいかがでしょう。
平田 ドラマを録る時って、結構声優ごとに別々で収録することが多いんですけど、今回は掛け合いで録れたので、お互いの空気感も感じられて楽しかったです。歌も、もちろん自分の中で“菊地真”を表現して歌っていますが、やっぱり声優として、ドラマでセリフを掛け合いで出来ることがすごくうれしくて。
今回のドラマはちょっとドタバタ系です。“真”って、(普段の物事は)ハッキリは言うんですけど、結構肝心なところで悩んだりするんですよね。逆に“雪歩”は、いつもホワ~としてる感じはあるんですが、大事なところでいいことを言うんですよ。ですから、凸凹なキャラクターながら、すごくいい相性の2人なので、今回また一緒に演じられてうれしかったです。
落合 私も掛け合いで出来て、すごくうれしかったです。あと、私の勝手な思い込みなんですけど、“雪歩”は“真”に対して、なんか自分のだんな様的な想いがあるような気がするんですよ(笑)。もちろん友情なんですけど、でもちょっと自分の王子様的な想いが入ってるんです。普段の“雪歩”は男性が苦手ですが、“真”は女ではあるけれど男性っぽいところもあるので、ちょっと胸がときめいたりする部分があったりして。それが掛け合いになると余計に出てくるので、楽しかったです。
――今回は「765ワールド」という世界観のドラマでしたが、その点はいかがでしたか?
平田 ゲームの中でもお仕事をしている所も当然あるんですけど、全編を通してお仕事をしているような立ち位置のドラマは初めてだと思うので、また新鮮な感じで演じました。
――今後『アイドルマスター』関連でやってみたいことはありますか?
平田 言っておいたら本当になるかなあ?(笑) 私、シミュレーションRPGがすごく好きなんです。すっごい好きなタイトルがあるんです。だから、そんな感じのゲームを作ってほしい!! 真は剣士で! みたいな(笑)。よろしくお願いしまーす!!
落合 いろいろやってきている感じはあるんですけど、まだ学園モノをあまりやってないような気がするんです。ですから、みんなが制服を着て何かをやっているのを見てみたいかな。
――では、最後にメッセージをお願いします。
平田 今回はファミコンの歌と『アイドルマスター』が掛け合わされて、すごく童心に帰れる作品になっていると思います。大人になっても「子どものころの思い出」って忘れられないものがあると思うので、それを思い出せるCDだと思うし、歌もピコピコしながらも、『アイドルマスター』のキャラクターによって、また一味違うものになっていると思うので、これは聴くしかない!! です。
落合 作品全体を通して、例えば落ち込んでいる時に聴いてもすごく元気が出てくるCDなんじゃないかなと思うんです。曲が華やかで、懐かしさもあり、そして時には現実世界から逃避できるような気持ちになると思うので、そのへんが魅力なのかなと思います! ぜひぜひ聴いていただければうれしいです。
(C)窪岡俊之 (C)NBGI
■「ファミソン8BIT☆アイドルマスター04 菊地真/萩原雪歩」収録内容