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2008年7月14日(月)

全国の家政婦さんが熱狂した「祥慶フェス2008」のDVD発売記念イベントが開催

文:電撃オンライン

 今年3月に東京の「渋谷C.C.Lemonホール」で開催された「祥慶フェスティバル 2008★」。この様子を収めたDVD「フルハウスキス 祥慶フェスティバル 2008★ DVD」が、6月30日にカプコン セルピュータレーベルから発売され、その発売記念イベントが7月12日に東京の「ビジョンセンター秋葉原」で開催された。

 「祥慶フェスティバル」は、カプコンの女性向けAVG『フルハウスキス』シリーズのファン感謝イベントとして、2006年以降毎年開催されているイベント。今年開催された「祥慶フェスティバル 2008★」では、朗読劇、応援合戦&トークショー、ライブが展開され、会場に集まったファンを熱狂させた。「フルハウスキス 祥慶フェスティバル 2008★ DVD」では、イベントの模様だけでなく、イベントでお披露目されたShow!Kei!Fiveによる「春色Anniversary」シングルCDも同梱されている。

 このDVD発売記念イベントには、「メッセサンオーGAMEショップ」にてDVD限定版を予約した人の中から、抽選で選ばれたファンが参加。イベントが始まると、“樋山城”役の大橋隆昌氏が客席後方から乱入し、集まった150人近いファンを沸かせた。

 大橋氏に紹介され、“御堂一哉”役の荻原秀樹氏、“一宮瀬伊”役の成瀬誠氏、“山本春太”役の岸尾だいすけ氏が登場。それぞれ、「DVDは楽しんでいただけばましたか? 今日は当日を思い出させるようなイベントにしたいと思います(荻原氏)」、「去年の発売記念イベントにはビデオレターで登場したので、会場に行きたいと思っていました。去年の分も楽しみたいと思います(成瀬氏)」、「朝は晴れていたのに、イベントが始まったら曇っています。まるで私の心のようです(一同笑)。それはともかく今日はよろしくお願いします(岸尾氏)」と挨拶を行った。

会場に集まったファンから黄色い声援を浴びて登場した4人の声優陣。左から大橋氏、萩原氏、成瀬氏、岸尾氏。

 イベントが始まると、「俺が選んだ祥慶フェス2008★」がスタート。このコーナーは出演者が好きな名シーンを紹介し、ファンとともに楽しむというもの。最初の荻原氏は、成瀬氏がバラを添えて登場したシーンを挙げた。萩原氏が選んだポイントは、成瀬氏が落としたバラを、あとから登場した岸尾氏が拾って使用したというところ。続いて成瀬氏は、5人で「春色Anniversary」を歌ったシーンを紹介した。次に岸尾氏は、1番力をいれたという「コマーシャル」のシーンを上げた。実はこの撮影時、岸尾氏は風邪をこじらせており、体調的にきつかったという。しかし、でき上がった映像からはそんなそぶりは見えず、「ピアニストの俺、キレイだな」と自画自賛する場面も。湧き上がるファンを前に、他のメンバーは「ほとんどしゃべらなくても、こんなに笑いが取れるのは岸尾さんだけだよ」と口々に語っていた。最後に大橋氏は「OPEN LIVE」時に櫻井孝宏氏とトークをした場面をピックアップした。衣装も愉快ながら、何か起こるようで起きない展開がたまらなくツボだとか。

4人がそれぞれ、自分が気に入っているシーンをあげた「俺が選んだ祥慶フェス2008★」。話の合間には、さまざまな裏話も飛び出し、さらにイベントを盛り上げた。

 次のコーナーは、参加者から集められた質問に答えていく「祥慶フェス2008★質問箱」。最初の質問は、「2007年のイベントの時に、荻原さんは成瀬さんに対して「もう組みたくない」と冗談で話していましたが、今年はどうでしたか?」というもの。これに対して荻原氏は「半分冗談だったんですが、実際、面倒は面倒です」と語り、皆を笑わせた。これには理由があって、成瀬氏は本番10分前とかに「ポーズを変えよう」と提案するものの、結局考えるのは荻原氏なのだという。しかし、今年もなんの因果か一緒にステージに立つことになってしまった2人なのであった。

 岸尾氏には、「コマーシャルでオタク風の青年の時に着ていた服のキャラクターは誰ですか?」という質問が。このキャラクターはカプコンのショッピングサイト「e-capcom」で働いているスタッフが、撮影のために書いたオリジナルキャラクターだという秘話が明らかになった。ところが、手違いで最初はキャラクターの指が4本しかなかったのだという。某緑色のキャラクター“ピッ●ロ”さんを思い出す初期設定であったが、1本書き足して無事に人間になったらしい。なお、これについて他のメンバーから「そのエピソード、本当?」と突っ込まれていたが、真偽については明らかにされなかった。

 また岸尾さんには「岸尾さんのアドリブはその場で考えているのですか?」という質問も。これはもちろんその場で考えているのだという。大橋氏は、「台本をもらうと、自分のセリフの前後に岸尾さんがいないかチェックします」と話し、萩原氏は「キッシー(岸尾氏)のセリフが始まると何ページ目を読んでいるのかわからなくなる!」と続けた。これに対して「あのね……それはボクもです!」と岸尾氏が答え、3人から「オイッ!!」と突っ込まれ、会場を爆笑させた。

さまざまな秘話が暴露された「祥慶フェス2008★質問箱」のコーナー。なお、岸尾氏が台本を読んでいる時、アドリブの多さに、他の出演者は困っている場合が多いのだという。注意して他の人を見ると、どこを読んでいるのかわからなくて、台本をめくっている人がよくいるらしいので、次にDVDを観る時はチェックしてみては?

 そして、参加者を前に、出演者が演技をするアフレコ「真・応援合戦“生”罰ゲーム」がスタート。スクリーンに映し出されたキャラクターがしゃべる甘いセリフを、声優陣が生で声を当てていくと他のキャラクターが絡むというお馴染みのコーナーだ。今回は、プレイヤーキャラクターである“鈴原むぎ”役を、パートナーを演じている人がチョイスできる仕組みだ。甘いセリフを演じて、普通に終了する……というわけにはいかず、“むぎ”を2人、3人で演じるという迷アフレコが飛び出し、会場に集まったファンをメロメロにしながらも、爆笑させていた。

 豪華なプレゼントをかけて、集まったファンの知識を競う「Quiz フルハウスキス!」の後は、出演者4人が本日の感想を語り、1時間半におよぶ熱い発売記念イベントは終了となった。以下に4人のコメントを掲載する。

岸尾氏:イベントの感想はあえて聞きません。お聞き苦しいところもありましたが、お許しいただけたと勝手に解釈して、イベントを終了させていただきます。個人的には、ちょいちょい、場を温めたので役柄は果たせたと思います(笑)。

成瀬氏:「祥慶フェスティバル」とは雰囲気が違ったので、ボク自身も楽しめるイベントでした。では、皆さんご一緒に! フルキス! 万歳!!

荻原氏:大きなイベントでお会いするのもいいんですが、こうやって小さなイベントで、顔を見ながらやるというのは、個人的に好きです。皆と渡り合えるこういう空間で、またイベントをやれたらいいと思います。

大橋氏:あっという間の時間でしたが、これにてイベント終了となります。本日は起こしいただき、ありがとうございました。

さまざまなアドリブを繰り出し、会場に集まった参加者を楽しませ続けた4人。クイズコーナーでは、参加者の『フルハウスキス』偏差値が高く、なかなか人数がしぼられないというハプニングもあったが、無事にイベントは終了となった。

(C)佑羽栞/白泉社/CAPCOM CO., LTD.


データ

▼「フルハウスキス 祥慶フェスティバル 2008★ DVD」
■発売元:カプコン セルピュータレーベル
■品番:通常版 CPBA-10037/限定版 CPBA-10038
■発売日:発売中(2008年6月30日)
■価格:通常版 7,770円(税込)/限定版 12,600円(税込)
 
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