『サクラ大戦』紐育星組が最後のバキューン! 「歌う♪大紐育♪3」レポート
文:電撃オンライン
8月27日、「サクラ大戦・紐育レビュウショウ 歌う♪大紐育♪3~ラストショウ~(以下、歌う♪大紐育♪3)」のゲネプロ(最終通し稽古)が、都内の「銀河劇場」において行われた。
「歌う♪大紐育♪3」は、セガの人気SLG『サクラ大戦V』の出演者たちが歌って踊る「紐育レビュウショウ」3度目の公演。8月27日~31日に行われる今回の公演で「紐育レビュウショウ」はラストを迎え、『サクラ大戦』から生まれた舞台も今回をもっていったん区切りとなる。もちろん今作においても、広井王子氏が作・総合プロデューサーを、田中公平氏が音楽監督を務めている。
舞台には、スター5こと紐育星組の5人をはじめとしたレギュラーメンバーが出演する他、「歌謡ショウ」から“ダンディ・団耕助”と“西村ヤン太郎”の2人がゲスト出演、紐育華撃団副司令“ラチェット・アルタイル”役の久野綾希子さんが特別出演を行う。また本日28日の公演では、“真宮寺さくら”役・横山智佐さん、“エリカ・フォンティーヌ”役・日高のり子さんがスペシャルゲストとして出演する。
キャスト(※敬称略) |
“ジェミニ・サンライズ”役:小林沙苗 | “ボブ・ラッシー”役:田村連 |
“サジータ・ワインバーグ”役:皆川純子 | “大河双葉”役:笠原留美 |
“リカリッタ・アリエス”役:齋藤彩夏 | “ベロムーチョ武田”役:べろ武田 |
“ダイアナ・カプリス”役:松谷彼哉 | “レッドベリー・トランプ”役:小牧祥子 |
“九条昴”役:園崎未恵 | “ラチェット・アルタイル”役:久野綾希子 |
“大河新次郎”役:菅沼久義 | “ダンディ・団耕助”役:園岡新太郎 |
“マイケル・サニーサイド”役:内田直哉 | “西村ヤン太郎”役:西村陽一 |
“プラム・スパニエル”役:麻生かほ里 | “真宮寺さくら”役:横山智佐(※28日のみ) |
“吉野杏里”役:本名陽子 | “エリカ・フォンティーヌ”役:日高のり子(※28日のみ) |
今作のストーリーは、観客席をジャングルにしたり、キングコングのセットを作ったりと、“サニー”が舞台セットにお金をかけすぎて赤字となった興行を、セットよりもレビュウそのもので魅せるというコンセプトのもと行おうと心機一転するところから始まる。
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「ワンペア」の2人と“ボブ・ラッシー”から、セットにお金をかけるより、レビュウをよいものにすべきだという提案を受け、“サニー”はこれまでにないレビュウを興行しようと考えるも、具体的なアイデアが浮かばず……。 |
“サニー”より、レビュウのアイデアを求められた“新次郎”は、キャストの衣装と歌を入れ替える「妄想テレビジョン」を提案するも却下され、アイデアの「ひらめき」が足りないと悩んでしまう。
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悩む“新次郎”にアドバイスを与える“ラチェット”と、彼を励ます“双葉”。そしてスター5も、“新次郎”のために何かできないかと考える。 |
うじうじと悩む“新次郎”であったが、“ラチェット”や“双葉”からの励ましを受け、スター5からも元気づけられた彼は、自分が周囲の愛に助けられていることに気付く。そして「ひらめき」を得た“新次郎”は、ラストレビュウショウの構想を形とする。
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「ひらめき」を得た“新次郎”とワンペアの2人が歌う「ひらめきピピピ」。以前のトークショウで田中音楽監督が言っていたように、「ピピピ」の歌詞では、さまざまなバリエーションが披露された。 |
なお、以下が今作で披露された曲のセットリスト。上記にあるとおり、持ち歌と衣装が入れ替えられて披露された曲もあった。
場面 | 歌唱 |
第1幕 |
M1「ここはパラダイス」 | サニー・プラム・杏里 |
M2「街の灯」 | ジェミニ |
M3「バラ色の人生」 | ダイアナ・プラム・杏里 |
M4「替え歌 オー・ソレ・ミヨ」 | ダンディ |
M5「その名はロデオ」 | サジータ |
M6「ジャングル・レビュー」 | ダイアナ |
M7「モノクローム」 | リカ |
M8「愛の花」 | ジェミニ・サニー |
M9「ビバ!ハーレム」 | 昴 |
M10「ゴールデン・ウェイ」 | サニー・ラチェット・ダンディ |
M11「舞台-Playing-」 | 昴 |
M12「幸せの形」 | 新次郎・双葉 |
M13「5つのレシピ」 | ジェミニ・サジータ・リカ・ダイアナ・昴・新次郎 |
第2幕 |
M14「ひらめきピピピ」 | 新次郎・プラム・杏里 |
M15「移民」 | ダイアナ |
M16「インディペンデンス」 | 昴・サニー |
M17「淑女たちよ!」 | ジェミニ・ダンディ |
M18「ジョージア」 | サジータ・リカ |
M19「夢よ」 | ラチェット |
M20「シンフォニー・ウィズ・フレンド」 | ジェミニ・サジータ・リカ・ダイアナ・昴 |
M21「キス・ミー・スイート」 | ジェミニ・サジータ・リカ・ダイアナ・昴 |
M22「地上の戦士」 | 全員 |
M23「ここはパラダイス」 | 全員 |
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開幕前には“OGシンプソン”が客席の間より登場し、お馴染みの広井王子氏による前説が披露された。“ジェミニ”による「摩天楼にバキューン!」のレッスンも。みんなでバッキューン! フッ……。 |
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「ここパラ」こと「ここはパラダイス」の披露と同時に開幕。“サニー”とワンペアの2人の歌声から始まり、スター5や“新次郎”などキャストがつぎつぎに登場。幕開けより心のLIPSゲージがMAX! |
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スター5のダンスをバックに、“ジェミニ”が「街の灯」をしとやかに歌う。小林さんがトークショウで「最初ゴスロリっぽく感じました」と語っていた新作レビュウ衣装。パンフレットにもこの衣装の写真が載っている。 |
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ブロードウェイの厳しい現実を、明るい調子の曲と歌詞で表現した「バラ色の人生」。デビューやスキャンダルなど、さまざまな事件が演技でも表現され、ミュージカル仕立てになっていた。 |
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「妄想テレビジョン」では、キャストがそれぞれ、歌と衣装を入れ替えて披露。“サニー”役の内田氏に擦り寄られる“ジェミニ”はタジタジ!? |
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“プチミント”を指す“プラム”から、「あのカッコを見て何とも思わないの?」と言われる“サニー”。しかし、彼の「3年も見てるから、見飽きた」という一刀両断のセリフには会場からも大きな笑いが。 |
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荒波を超えてアメリカへと渡った“ダンディ”と“西村”。ギャグ満載の演技を披露していた。さらにアメリカのカフェで“サニー”と出会うと、ベテランならではの息の合った掛け合いも見せてくれた。 |
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上記シーンで抜群の掛け合いを見せた“サニー”と“ダンディ”に、“ラチェット”が加わって「ゴールデン・ウェイ」を熱唱! 男らしいカッコよさに加わった華やかさのエッセンスが、とても大人な雰囲気になっていた。 |
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“新次郎”をそれぞれの形で励ます“昴”と“リカ”。舞台づくりの本質を歌った「舞台-Playing-」と、“リカ”からはダジャレを交えたショートコントが披露された。母の三十路……ハハのミソ路……サバのミソ煮! いかがですか? |
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5人がそれぞれに“新次郎”への思いを歌い、“新次郎”がそれに応える「5つのレシピ」。素晴らしく情感のこもった歌声が響き、第1幕最大の見せ場となった。 |
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幕間には、「3分間ひらめきショッピング」も行われた。紹介さらたグッズは人気が急上昇するというこのコント。今回はクッキーを紹介し、軽妙なトークで商品を演出していた。 |
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第2幕開始前には、“新次郎”たちを見守る立場としての“サニー”と“ラチェット”を見ることもできた。2人の微妙な関係を描写するほろ苦いエピソードも。 |
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第2幕は「ひらめき」をテーマとしたラストレビュウショウが上演。はじめに大航海時代をモチーフにした「移民」を、“ダイアナ”が躍動感たっぷりに歌った。 |
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“昴”が“サニー”とともに、クールに激しく歌った「インディペンデンス」。アメリカ独立の熱意を、歌で表現していた。 |
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“ジェミニ”は、レディファーストを題材とした「淑女たちよ!」を熱唱。“ダンディ”役の園岡氏や“双葉”役の笠原さんらととも、舞台を縦横無尽に使ったダンスも見せてくれた。 |
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“サジータ”と“リカ”は、黒人解放をモチーフとした「ジョージア」を、ロックのような激しくアップテンポな曲調で、ソウルフルに歌った。特別出演の“ラチェット”も「夢よ」で、慈愛を感じる歌声を響かせていた。 |
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スター5が息の合ったダンスと歌声を重ね合わせた「シンフォニー・ウィズ・フレンド」と「キス・ミー・スイート」。ラストレビュウショウのクライマックスに、観客からも激しく雨が打ち付けられるような盛大な拍手。 |
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劇中におけるラストレビュウショウが終わった後には、『サクラ大戦V』のテーマ曲たる「地上の戦士」を全員で大合唱して……決め! |
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そして「歌う♪大紐育♪3」を締めくくるのは、やっぱり「ここパラ」。ステージを降りたキャストたちが観客と握手を交わし、ステージと客席が一体となるレビュウショウ屈指の名曲だ。 |
なお、残念ながらレビュウショウを見に行けなかったという人に向けて朗報。今回のレビュウショウの模様が、公式ポータルサイト「サクラ大戦.com」にてブロードバンド配信される。配信スケジュールは、横山さんと日高さんが出演する28日公演の模様が9月12日17:00~26日16:00、千秋楽の模様が9月16日17:00~26日16:00となる。
さらに、28日のレビュウショウの模様を収録したディスクに、特典映像を収録したディスクも付いたDVD3枚組が、2009年1月29日に発売決定。こちら完全受注生産となっており、予約期間は9月下旬~12月24日。価格は9,000円(税込)だ。
加えて、レビュウショウの模様が完全収録されたというライブCDも、3,675円(税込)で11月26日に発売されるとのこと。DVDの予約や、CDの詳細については「サクラ大戦.com」で確認してほしい。
(C)SEGA (C)RED
■「サクラ大戦・紐育レビュウショウ~歌う♪大紐育♪3~ラストショウ」ブロードバンド配信概要
【配信料】1,000円(税込)
【配信スケジュール】
<28日分>9月12日17:00~26日16:00
<千秋楽>9月16日17:00~26日16:00
■「サクラ大戦・紐育レビュウショウ~歌う♪大紐育♪3~ラストショウ」概要(※終了)
【公演日】2008年8月27日~31日
【開場】銀河劇場
【出演】(敬称略)
“ジェミニ・サンライズ”役:小林沙苗
“サジータ・ワインバーグ”役:皆川純子
“リカリッタ・アリエス”役:齋藤彩夏
“ダイアナ・カプリス”役:松谷彼哉
“九条昴”役:園崎未恵
“大河新次郎”役:菅沼久義
“サニーサイド”役:内田直哉
“プラム・スパニエル”役:麻生かほ里
“吉野杏里”役:本名陽子
“ボブ・ラッシー”役:田村連
“大河双葉”役:笠原留美
“ベロムーチョ武田”役:べろ武田
“レッドベリー・トランプ”役:小牧祥子
“ダンディ・団耕助”役:園岡新太郎
“西村ヤン太郎”役:西村陽一
“ラチェット・アルタイル”役:久野綾希子
“真宮寺さくら”役:横山智佐(※28日のみ)
“エリカ・フォンティーヌ”役:日高のり子(※28日のみ)
他