人気ミステリー作家・京極夏彦氏の著書「魍魎の匣（もうりょうのはこ）」のTVアニメが、本日10月7日25：29より日本テレビ系列で放映される。

　「魍魎の匣」は、京極氏のベストセラー「百鬼夜行シリーズ」（講談社刊）の、2作目にあたる本格推理小説。9冊におよぶシリーズ作品の中でも最高傑作と誉れ高い作品だ。2007年の原田眞人監督による実写映画化に続き、今回TVアニメ化が決定した。

　アニメ化にあたり、キャラクターデザインの原案を人気漫画家集団・CLAMPが担当。監督は「デスノート」の絵コンテ＆演出を担当した中村亮介氏が務め、シリーズ構成は「ブギーポップは笑わない」や「パーフェクト・ブルー」の脚本を手掛けた村井さだゆき氏が務める。アニメーション制作は、マッドハウスが行う。

　以下に、本作のあらすじおよび登場キャラクターの詳細を掲載する。

中禅寺秋彦		関口巽		榎木津礼二郎		木場修太郎
古本屋「京極堂」を営んでいる本作の主人公。武蔵晴明神社の神主兼陰陽師で、憑き物落としを副業としている。民俗学・宗教・妖怪などに造詣が深く、「この世には不思議なことなど何もない」が口グセ。		昔患った鬱病により、精神が不安定気味な小説家。文芸誌「近代文藝」に寄稿する短編小説は、一部でカルト的な人気を誇っている。また、カストリ雑誌「月刊實録犯罪」にも別のペンネームで執筆している。		「薔薇十字探偵社」の探偵だが、まともに捜査したためしがない。他人の脳内に浮かぶ「イメージ（＝記憶）」を見る能力がある。“京極堂”と“関口”とは学生時代の友人であり、“木場”とは幼なじみ。		東京警視庁捜査一課に所属する刑事で、階級は巡査部長。無骨で強面だが、意外とナイーブな一面も持ち合わせている。実は女優“美波絹子”のファンで、警察手帳にブロマイドを挟んでいるほど。

鳥口守彦		柚木加菜子		楠本頼子		中禅寺敦子
赤井書房発行のカストリ雑誌「月刊實録犯罪」の編集者。明るく能天気な性格で、口グセは「うへえ」。道に迷う才能を持つ。		“頼子”と同じ私立鷹羽女学院中等部に通う、14歳の少女。聡明で美しく、快活な話し方をする。“頼子”と仲よくなるが、家庭環境を含めて謎が多い。		私立鷹羽女学院中等部に通う14歳の少女。母親と2人で暮らす。同級生の“加菜子”に強いあこがれを抱いており、“加菜子”の「お互いがお互いの生まれ変わり」という言葉に影響を受ける。		“京極堂”の妹。稀譚舎発行の雑誌「稀譚月報」の編集記者。明るい性格で、活発な服装を好む。いざという時の行動力には、目を見張るものがある。

(C)京極夏彦/VAP・マッドハウス・NTV・D.N.ドリームパートナーズ
キャラクターデザイン原案：CLAMP
(C)2008 CLAMP

• TVアニメ「魍魎の匣」公式サイト