2008年10月9日(木)
本日10月9日、「東京ゲームショウ2008(以下、TGS2008)」のカプコンブース・ステージにおいて、人気AVG『逆転裁判』シリーズのイベント「東京ゲームショウ特別法廷2008」が開催された。
イベントでは、『逆転裁判』シリーズプロデューサーの松川美苗さんが登壇し、先日発表された『逆転裁判』と宝塚歌劇団のコラボレーション舞台について言及。松川プロデューサーは、舞台の脚本・演出を担当する宝塚歌劇団演出家・鈴木圭氏から「オリジナルキャラクターを出したいので、名前を考えてほしい」との依頼を受け、いろいろ案を出したエピソードを披露した。しかし、それらの案は鈴木氏のお眼鏡にかなわなかったようで、名前はまだ決定していないとのこと。松川プロデューサーは、「でもオリジナルキャラクターが出ることは決定ですので、楽しみにしていてください」と、笑顔で語っていた。
▲『逆転裁判』シリーズプロデューサー・松川美苗さん(写真左)。 |
その後、「東京ゲームショウ特別法廷2008」の映像が上映された。映像には、『逆転裁判』シリーズではお馴染みのキャラクター“御剣怜侍”検事、“糸鋸圭介”刑事、“裁判長”に加え、あのキャラクターたちも登場!? これらの映像は、一般公開日の11日&12日にカプコンブース内で開催される「東京ゲームショウ特別法廷2008」で見ることができる。『逆転裁判』シリーズのファンは、カプコンブースに足を運ぼう。
次いで、2009年春予定のDS用ソフト『逆転検事』の開発スタッフ陣が登場。プロデューサー・江城元秀氏、ディレクター・山崎剛氏、キャラクターデザイナー・岩元辰郎氏の3名が、現在開発中の『逆転検事』について語った。
まず、山崎ディレクターから、本作の特徴的なシステムである「ロジック」についての説明が行われた。ロジックとは、捜査の過程で得た情報と情報につながりを見つけ、2つをまとめることで新しい情報を得ること。情報をつなげていくことでロジックが構築され、推理が完成されていくという。これは、“御剣”の思考をシステム化したもので、山崎ディレクターは「“御剣”の論理的な推理を体験してほしくてこのシステムを用意しました」と話していた。
続いて、本作のヒロイン“一条美雲”の話題に。キャラクターデザインを担当した岩元氏は、「発注時に、かわいくて元気でドロボウの女の子と言われて、すごく驚いた」とのことだが、和風のドロボウと聞いてやる気が出たという。「和風のものが大好きなので、それならよかろうと(笑)。服はカラクサ、髪にはかんざし、ブーツも足袋風になっています!」と彼女の魅力をアピールしていた。
そして、江城プロデューサーの口からビッグなサプライズ情報が! なんと、『逆転裁判2』や『3』で活躍した美少女検事“狩魔冥”が、『逆転検事』に登場するという。キャラデザは、岩元氏の描き下ろしとのこと。最後は、江城プロデューサーが、「スタッフ一同頑張っています。皆さんの期待に応えられる作品になっていると思いますので、どうぞ楽しみにしていてください」とコメントし、「東京ゲームショウ特別法廷2008」は終了となった。
▲左から、プロデューサー・江城元秀氏、ディレクター・山崎剛氏、キャラクターデザイナー・岩元辰郎氏。 |
なおカプコンブースでは、『逆転検事』がプレイアブル出展されている。衝撃のオープニングから始まるこの体験版では、第1章の導入部分がプレイ可能。“御剣”を操作しながら、彼の執務室で起こった殺人事件の捜査を楽しめる。新システム「ロジック」や、『逆転裁判』シリーズではお馴染みの「ムジュン」を曝く過程、そして“御剣”と“糸鋸”の掛け合い漫才(?)などが体験できるので、カプコンブースを訪れた際はぜひプレイしてみよう。
▲“御剣”検事の執務室をイメージした試遊スペース。机の周りには、“トノサマン”のフィギュアも! なお、試遊した人には、『逆転検事』の手ぬぐいが贈られていた。 |
▲『逆転検事』第1話で捜査する事件は、“御剣”検事の執務室で起こった殺人事件。刑事“仲間戸真治”を殺した犯人とは……? |
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