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2008年10月10日(金)

アニメ監督からアーティストまで集結! 『NINJA BLADE』ステージイベント

文:電撃オンライン

 10月12日まで開催されている東京ゲームショウ2008のフロム・ソフトウェアブースにおいて、2009年初頭発売予定のXbox 360用ソフト『NINJA BLADE』のクリエイターセッションが実施された。

 『NINJA BLADE』は、ムービーシーンにもプレイヤーがインタラクティブに介入できることで、シネマティックアクションとジャンルづけされた、超人的なニンジャが主人公のゲーム。主人公キャラクターデザインにカプコンの中岡恵司氏、ゲーム楽曲制作をジェム・インパクトの日比野則彦氏、アニメーション演出にProduction I.Gの川崎逸朗氏が参加しており、本日はプロデューサーの竹内将典氏に加え、日比野氏と川崎氏もステージに登った。またステージ後半には、テーマソング「beanstalk」を歌うアーティストの小柳ゆきさんも姿を見せていた。

アニメ監督からアーティストまで集結! 『NINJA BLADE』ステージイベント
本日の出演者。左よりノーマン・チャック氏、竹内将典氏、小柳ゆきさん、日比野則彦氏、川崎逸朗氏。

 ゲーム内容を説明するにあたり、本作最大の特徴を「クイックタイムアクション」だと語る竹内氏。映画のようなムービーパートで、プレイヤーが操作が行えるシステムだという。さらにムービーパートとプレイパートはシームレスに移行。実際にプレイした筆者も、ムービーのど派手な演出からそのまま自分で操作する戦闘に入っていけるのを体験した。

 また、ムービーパートにおいてアニメーション演出を担当した川崎氏は、「ゲームーにはカメラの制約がないので、ムービーではぐるぐるとカメラを回してしまいがちですが、映画のようにカメラを固定することを意識しました」と演出のこだわりを語っている。楽曲制作を担当した日比野氏は、フロム・ソフトウェアと積極的にコミュニケーションをとったとのことで、本作における「ニンジャって何?」というのを竹内氏と何度も話し合った末に出た答えを、テーマソング「beanstalk」にも込めているとのことだ。

アニメ監督からアーティストまで集結! 『NINJA BLADE』ステージイベント
日比野氏に楽曲制作を依頼したにあたり、「シーンがどんどん展開していくゲームで、それにともなってテンションも上がるので、楽曲のテンションもどんどん上がるようお願いしたんです。でも楽曲も最初からテンションが高くて……」と制作の苦労を語る場面も見られた。
アニメ監督からアーティストまで集結! 『NINJA BLADE』ステージイベント
「beanstalk」とは童話「ジャックと豆の木」を意味するという。この歌にも、「ジャックと豆の木」で語られたようなテーマが込められているという。

 また会場には、中岡氏からのメッセージも到着。ゲーム中でどう動いたらオリジナリティがあってかっこいいキャラクターになるか、といったことに注力したことが披露され、「背中のギミックにこだわったので、そこをぜひ見てほしいです」とメッセージが締めくくられていた。

アニメ監督からアーティストまで集結! 『NINJA BLADE』ステージイベント
竹内氏によると、同じゲームクリエイターである中岡氏がデザインを手掛けたことで、デザインの方からもゲームのアイデアを出してもらったのだそうだ。

 最後には、マイクロソフトのノーマン・チャック氏も登壇。本作の海外における販売とマーケティングを担当することと、マイクロソフトが『NINJA BLADE』を全面的にバックアップする意志を明言していた。なお竹内氏によれば、フロム・ソフトウェアからは今後もXbox 360用の新タイトルがリリースされるという。


■「東京ゲームショウ2008」開催概要
【開催期間】
 ・ビジネスデイ……2008年10月9日~10日
 ・一般公開日……2008年10月11日~12日
【開催会場】幕張メッセ(千葉県)
【入場料】
 一般(中学生以上)……当日1,200円(税込)
 小学生以下……無料
 特別割引入場券……当日券のみ 100円(税込)

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