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2008年10月11日(土)

小野賢章氏がエースの腕前を見せた! Wii『スカイ・クロラ』イベントをレポ

文:電撃オンライン

 東京ゲームショウ2008一般公開日初日の本日、バンダイナムコゲームスブースで10月16日発売のWii用ソフト『スカイ・クロラ イノセン・テイセス』のステージイベントが実施された。

 本作は、原作・森 博嗣氏、監督・押井守氏の劇場用アニメ「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」をモチーフに、『エースコンバット』シリーズを制作するPROJECT ACESが開発を担当したドラマチックフライトシューティングゲーム。ステージには、本作および『エースコンバット』シリーズにおいても数々の作品を手掛けてきた加藤正規氏が登壇。“織科真海(オリシナ マウミ)”役の工藤晴香さん、“鵜久森洸(ウクモリ・コウ)”役の小野賢章氏を招いて、トークやデモプレイを行った。

小野賢章氏がエースの腕前を見せた! Wii『スカイ・クロラ』イベントをレポ
ステージに登場したキャストの工藤さんと小野氏。アフレコ時を振り返ったトークの最後には、それぞれキャラクターの決め台詞を迫力満点に披露し、来場者から大きな拍手が起こっていた。

 加藤氏によれば、本作は「ショーとしての戦争」と<キルドレ>をキーワードに、劇場版よりも前の話が描かれるという。ジャンルをドラマチックフライトシューティングと定めた理由についても、今までのSTGにないドラマ性の高さを目指して制作したとのことで、イベントシーンだけでなく、ミッション中も絶え間なくキャラクターとの会話が展開するそうだ。

 また、工藤さんと小野さんからは、アフレコ時の感想を聞くこともできた。工藤さんの収録はセリフ量が多いため、何回かに分けて行う予定であったが、5時間ぶっ続けで収録をして1回で済ませてしまったそうだ。このことがすごく驚いたと語る加藤氏に対し、工藤さんは、休むと集中力が切れるから一気にやってしまった方がやりやすいのだと話していた。小野さんは、「自分は工藤さんほどでは……」と謙遜しながらも、「どう演じるかずっと自分と戦ってました」と役柄に集中していたことをうかがわせるコメントを残してくれた。

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役柄への情熱や熱演ぶりを語ってくれた工藤さんと小野さん。しかし互いのキャラクターをどう思うかという話題については、「“ウクモリ”はかっこいいんですけど、性格が……(工藤さん)」と、実際に友好を深めるには、劇場版に負けず劣らずちょっと癖のありすぎるキャラクターたちのようだ。

 ステージ後半のデモプレイでは、加藤氏がWii独特の操作性を持つ本作の基本をレクチャーした他、TGSに出展されている「3分間にどれだけ敵機を撃墜できるか」という体験版に工藤さんと小野さんがチャレンジ。「初めてやった時もすぐに操作を覚えてしまって、お2人は<キルドレ>みたいなんですよ」と加藤氏が賞賛する2人の腕前は、工藤さんが5機と健闘、小野さんが13機という素晴らしい記録を残した。

小野賢章氏がエースの腕前を見せた! Wii『スカイ・クロラ』イベントをレポ 小野賢章氏がエースの腕前を見せた! Wii『スカイ・クロラ』イベントをレポ
プレイ後、「すごく夢中になってました」とはにかんだ様子を見せた工藤さん。5機のうち2機は、1ボタンで敵機の後ろに付ける「TMC(タクティカル・マヌーヴァ・コマンド)」を使わずに目視で撃破してみせた。プレイ前、加藤氏から「どんなにタイムロスをなくしても15、6機が限界ですね」という言葉を聞いて奮起した小野氏は、13機もの敵機を落とす撃墜王っぷり。自らが演じる“ウクモリ”に負けない腕前を披露してくれた。

■「東京ゲームショウ2008」開催概要
【開催期間】
 ・ビジネスデイ……2008年10月9日~10日
 ・一般公開日……2008年10月11日~12日
【開催会場】幕張メッセ(千葉県)
【入場料】
 一般(中学生以上)……当日1,200円(税込)
 小学生以下……無料
 特別割引入場券……当日券のみ 100円(税込)

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