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2008年10月11日(土)

「ドラゴンクエスト スペシャルステージ」で最新作『ドラクエ9』の映像が公開!

文:電撃オンライン

 「東京ゲームショウ2008」のメインステージにおいて、「ドラゴンクエスト スペシャルステージ」が開催された。

 このステージでは、アミューズメント施設向けカードゲーム『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード(以下、DQ モンスターバトルロード)』の公式大会「第3回王者決定戦」が行われた。全国8会場で行われた代表勇者決定戦の小学生大会を勝ち抜いた勇者8人が、幕張メッセに集結した。イベントが始まると、ステージには勇者カイトが、颯爽と登場。「勇者カイトです! 今日は大会を盛り上げていきましょう!」と勇者と応援に駆けつけた人を鼓舞した。

赤いマントをなびかせながら、ステージに登場したのは『DQ モンスターバトルロード』公式サポーターの勇者カイト。今日もラーミアに乗ってきたのだろうか? 大会はカイトの掛け声「レディファイト!」でスタートした。
「ラリホー」や「あまいいき」などで相手を眠らせ、その間に「ゆうき」ゲージをためて、「とどめの一撃」で大ダメージを与える勇者が多く見られた「第3回王者決定戦」。しかし準決勝には、さまようよろい、ぼうれい剣士、死霊の騎士をスキャンして、合体モンスター・ボーンファイターを登場させた勇者も。これには会場から歓声が上がった。勝負の方は残念ながら、惜しくも敗れてしまったが、見ごたえ十分な試合展開に会場からは拍手が上がった。

 決勝戦は、ストーンマン、おばけきのこ、マミーというパーティと、ゴールドマン、おばけきのこ、サイレスというパーティの戦いに。やはり命運を分けたのは「あまいいき」。眠らせておいて着実に「ゆうき」をためていき、4ターン目に「とどめの一撃」が発動。これで勝負は決まった。

 第3代王者が決まると、プロデューサー・市村龍太郎氏が姿を見せた。「最後が「ロトの紋章」の「とどめの一撃」で、とてもいいシメでした」と試合を振り返った。ここで、舞台上には、12月に稼働予定の『DQ モンスターバトルロードII』の筐体が運ばれ、実際にプレイしている様子を公開することが明らかに。市村氏のはからいで、優勝した王者とカイトに遊んでもらうことになった。

『DQ モンスターバトルロードII』を紹介する市村氏。その後、カイトがプレイしようとすると「おかねを入れてください」という文字が。「いち早く遊べるんだから100円払ってください」と市村氏が話すと、「100ゴールドしかありません」と返すカイト。勇者のくせに100ゴールドしかもっていないことをかわいそうに思ったのか、市村氏は100円をカイトに貸していた。

 100円を入れてゲームをスタートさせると「冒険の書を入れてください」の文字が。今作から、バトルの結果を記録しておけるカードが採用され、戦績や勝負で得た経験値などをためられるようになる。そしてモンスターカードをスキャンしようとしたところ、画面上には見覚えのない、キャラクターの顔が表示されている。なんと、本作からは自分のキャラクターがバトルに参加するとのこと。なおキャラクターはアイテムカードを装備することで、グラフィックが変化し、能力がアップする。

『DQ モンスターバトルロードII』では、『DQ モンスターバトルロード』のカードはすべて使用可能。なお、キャラクターには職業が存在し、それによって、モンスターの技が変化することもあるのだとか。

 そして、ここで本作から追加されたもう1つの重大な機能が公開された。なんと、攻撃時に剣のグリップにあるスロットをタイミングよく回すことで、「ゆうき」ゲージがアップするのだ。1回1回はわずかでも、これをやることでオーブが満ちるので、早めにタイミングを覚えたいところだ。

 実際に第3代王者とカイトが、1人プレイに挑戦して2戦を勝ち抜くと、特別に大魔王として『ドラゴンクエストIV』で、人間を皆殺しにしようとした“デスピサロ”が登場。圧倒的な力でパーティを攻撃し始める。王者とカイトは何とか攻撃を耐えしのぎつつ「ゆうき」を満タンにして、せりあがった「天空の剣」を押し込んだ。これで、「とどめの一撃」が発動して、大ダメージを与える……はずだったが、画面左上にある紫色のオーブが満ちている。市村氏は、「今作から大魔王には、「魔王ゲージ」が用意されており、お互いが「とどめの一撃」を発動した場合、つばぜり合いが起こります。ボタンを押して、競り勝ってください」と説明。あわてて、王者とカイトはボタンを連打したが、およばす“デスピサロ”の「とどめの一撃」が発動してしまう。これにはさすがのパーティも耐えられずゲームオーバーとなった。

新たなスペシャルカードも明らかに。“ソロ”と導かれし者たちが、力をあわせ、ミナデインを発動する「ギガソード」だ。
進化の秘法で、怪物になった“デスピサロ”の強烈な攻撃! この攻撃をこらえることができるか?
突然のつばぜり合いで、ボタンを連打する王者とカイト。しかし、つばぜり合いに負けてしまい、“デスピサロ”の「とどめの一撃」が! “デスピサロ”は、イケメン“ピサロ”へと姿を変え、「ダークマター」でパーティを蹴散らした。がっくり肩を落とすカイトに向かって市村氏は、「つばぜり合いでも、イケメン勝負でも勝てませんでしたね(笑)。12月の稼働まで、しっかり精進してください」とカイトをバッサリ切り捨てた。

 ここで、会場に集まった人を前に、シリーズ最新作『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の映像が公開された。画像は残念ながら掲載できないが、映像からは人々が生活する城の情景や、キャラクターをさまざまにカスタマイズする様子、パーティで一丸となってドラゴンに挑む映像、そして「ルイーダの酒場」で仲間とくつろぐ様、そして意味深な塔と、黄金の列車、謎の木の実など、本作を象徴するシーンがタップリ盛り込まれている。

 なお、この映像は、「東京ゲームショウ2008」のスクウェア・エニックスにあるクローズドメガシアターで上映されており、10月20日からは『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』公式サイトで公開されるとのこと。会場で見られない人は、20日の公開を楽しみにしておこう。

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■「東京ゲームショウ2008」開催概要
【開催期間】
 ・ビジネスデイ……2008年10月9日~10日
 ・一般公開日……2008年10月11日~12日
【開催会場】幕張メッセ(千葉県)
【入場料】
 一般(中学生以上)……前売り 1,000円(税込)/当日1,200円(税込)
 小学生以下……無料
 特別割引入場券……当日券のみ 100円(税込)

データ

▼『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:AC
■ジャンル:ETC
■稼働開始時期:稼働中(2007年6月)
▼『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードII』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:AC
■ジャンル:ETC
■稼働開始時期:2008年12月予定
▼『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:DS
■ジャンル:RPG
■発売日:2009年3月予定
■価格:未定

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