2008年10月11日(土)
新たなプレイヤーキャラに関する情報も! 『天誅4』クリエイターセッション
本日よりパブリックデーを迎えた東京ゲームショウ2008(以下、TGS2008)、フロム・ソフトウェアブースにおいて、10月23日発売のWii用ソフト『天誅4』のクリエイターセッションが催された。
『天誅4』は、独特の世界観を持つ本格忍者アクションゲームとしてコアなファンを持つ作品。今作では、『天誅』と『天誅 弐』を手掛けたアクワイアが再び開発を担当することで注目を集めている。ステージには、アクワイアより本作の開発ディレクター・金山圭輔氏、メインプランナー・阿部康弘氏、メインプログラマー・籾山伸弘氏、さらにはシリーズを通して楽曲を手掛ける朝倉紀行氏が登壇。ゲーム本編や音楽に関するトークを展開した。
ステージには、『天誅4』開発のキーとなる3人(左から金山氏、阿部氏、籾山氏)が登壇。新要素や隠し要素などの魅力、開発のこだわりについて披露していた。 |
■アクワイアによって再び始まりを迎えた『天誅4』
「『天誅』が好きでアクワイアに入社しました」と話す籾山氏。氏が入社したころには、すでに大人の事情でアクワイアが『天誅』を制作できない状況にあったそうだが、今回再び同社が開発を担当することになり、とても喜んだそうだ。そして金山氏いわく、アクワイアとフロム・ソフトウェアの間で『天誅4』は、これまでからの一新を行うというコンセプトが固まり、TGS2008でも体験できるようなWiiならではの新機軸の操作を採り入れた作品になったという。
その操作については、利き腕によってWiiリモコンの扱いに個人差が出るので、それがネックにならないよう苦心したとのこと。結果、現在のような操作を確立し、むしろ必殺アクションについては25種ほどを収録、Wiiリモコンの些細な振り方の違いがゲームに反映されるほどになったそう。 |
■“力丸”、“彩女”以外にも「あのキャラ」が使える!?
さらにスタッフの3人より、ゲームの隠し要素や説明書に載ってないちょっとした裏技も明かされた。1つ目は、「今はまだ詳しく言えませんが……」と前置きしながらも、「実は操作キャラとして、シリーズでお馴染みの<あのキャラクター>が使えます」という情報。もう1つは、火を消す水術が使える忍具を装備している時、水を飲むようにWiiリモコンを掲げると中身が飲めるというもの。いろいろと説明書に載っていない操作は、いろいろと隠されているらしいので、プレイをしたら試してみるといいだろう。
シリーズでお馴染みのあのキャラクター、という言葉が出た途端、会場からは「おぉー」という声をあげる人もいれば、「?」を頭の上に浮かべる人もいた。真相については、『天誅4』をやり込むべし! |
■「テーマは愛」――シリーズ音楽の生みの親・朝倉紀行氏
開発スタッフによるゲームトークが終わると、朝倉氏がステージに登場。唯一シリーズすべてに参加している氏が、『天誅』の音楽について語ってくれた。朝倉氏によれば、これまでアジア音楽を採り入れてきた『天誅』であったが、今作ではクラシック音楽の要素を採り入れたのだという。これは、金山氏より「1~3の流れを組みながら、まったく新しい楽曲を作ってほしい」とのオファーを受けたのが、理由としてあるようだ。自分だけシリーズすべてに参加しているプレッシャーを感じながら、音楽制作に取り組んだという朝倉氏、完成した楽曲について「実は、楽曲のテーマは愛です」と心の内を明かした。
『天誅4』の試遊状況は、13:00ごろで60分待ちの状態。12:00ごろには90分待ちと、かなりの人が集まっている。 |
なお、試遊台の内容については昨日体験レポートを掲載しているので、そちらも参考にしてほしい。
■「東京ゲームショウ2008」開催概要
【開催期間】
・ビジネスデイ……2008年10月9日~10日
・一般公開日……2008年10月11日~12日
【開催会場】幕張メッセ(千葉県)
【入場料】
一般(中学生以上)……当日1,200円(税込)
小学生以下……無料
特別割引入場券……当日券のみ 100円(税込)