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2008年10月17日(金)

150以上の化石モンスターが迫力バトルを展開! 『ゲキトツ・ギャラクシー』

文:電撃オンライン

 ディズニー・インタラクティブ・スタジオは、DS用ソフト『超化石モンスターバトル ゲキトツ・ギャラクシー』を、12月11日に発売する。価格は4,480円(税込)。


 本作は、銀河の平和を守るために、たくさんの化石モンスターを集め、育てて戦うアクションRPG。仲間にできるモンスターは150種類以上存在し、パーツやカラーリングでカスタマイズすることができる。バトルは、リアルタイム制を採用しており、スピーディで迫力あるアクションを楽しめる。

 本日、都内にあるディズニー・インタラクティブ・スタジオで本作のゲーム説明会が開催されたので、その模様を以下に掲載する。

 まず、ディズニー・インタラクティブ・スタジオのエグゼクティブ・プロデューサー・山本恵美子さんが登場し、『超化石モンスターバトル ゲキトツ・ギャラクシー』が2007年に発売されたDS『化石超進化 スペクトロブス』の続編であると説明。山本さんは、「残念ながら(前作の)日本での知名度はイマイチですが、海外では100万本をリリースし、高い評価をされています」と述べ、今後はゲームだけでなく、アニメやマンガなどのメディアでの展開も検討していくと付け加えた。

『キングダムハーツ』シリーズでディズニー側のプロデューサーをしている山本さん。「本作は、『キングダムハーツ』同様に、思い入れのあるタイトルです」と語っていた。

 次いで同社のプロデューサー・久井健太郎氏が姿を見せた。久井氏は、実機によるプレイを交えながら、ソフトの魅力を解説。前作では2画面に表示されていたグラフィックを、下画面のみ表示し、上画面にはモンスターとマップを配置。これにより、迷わずわかりやすくゲームが進められるという。また、ポリゴンを下画面に集中させることで、画面はより見やすくなっているとのことだ。

本作のフィールド画面がこちら。上画面には、連れているモンスターとマップが、下画面には、フィールドとキャラクターが映し出されている。
“ラーレン”:好奇心旺盛で冒険好きの惑星警備隊員。スポーツ万能で優れた身体能力を持ち、パイロットとしても一流。“ジーナ”:“ラーレン”のパートナー。頭脳明せきでメカに強く、機械整備からデータ分析までをこなす。通信技術と研究調査のスペシャリストで、古代の建物や技術のデータ収集に長けている。

 バトルシーンは2種類あり、フィールド上に出現した敵・クロールを“ラーレン”を操作して倒す「フィールドバトル」と、育てたモンスターを操作して戦う「エンカウントバトル」が存在。“ラーレン”は、ソード・グラブ・ブラスターを使えるので、敵の位置によって武器を使いわけてクロールを撃破しよう。一方のエンカウントバトルでは、2匹の化石モンスターがバトルを繰り広げる。モンスターはどちらか片方を操作でき、自分が操っていないモンスターはAIによって動く。このAIもバリエーションが豊富にあるようでこだわって作っているとのこと。

移動中に現れたクロールを倒すフィールドバトルと、モンスターを操作して敵モンスターを撃破するエンカウントバトル。モンスターにはそれぞれ属性があり、弱点属性をつくことで、大ダメージを与えられる。なお、モンスターは、通常攻撃と特殊攻撃、合体攻撃がある。
久井氏(左写真)とともに本作の説明をした、制作を担当した開発会社ジュピターのディレクター・細川哲朗氏(右写真)。「プレイした人が夢中になる作りを念頭にしている。とくにリアルタイムアクションを含め、ダイレクトに動かせる操作性に重きをおいている」と語った。
ジュピターのバトルプランナー・福永隼人(左写真)によると、モンスターに個性をつけるために、相当数のAIが用意されているようだ。また、プランニングディレクター・田中挙氏(右写真)は「もう1匹いるモンスターの役割をつけることに苦労した」とAIについて補足した。

 モンスターのもとである化石を発掘する時は、さまざまなアイテムを利用する。まずは“レーラン”が連れている子どもモンスターを使い、化石のある場所を探索。化石を発見したら、いよいよ発掘スタート。発掘する場所によって、使うべきツールが変化するので、適したものを利用したい。なお、化石はデリケートなので、あまり力を加えてしまうと壊れてしまう。

通常のドリル以外にも、氷発掘の時はバーナーを使うなどのギミックも用意されている本作。なお発掘度を100%するとクラウンがつき、モンスターがより強くなるようだ。

 いよいよ、化石を発掘したらモンスターを覚醒させる。化石をセットして、プレイヤーが声をかけることでモンスターは目覚める。この時の声の大きさと高さはゲージで表示化され、高い声で覚醒させる時と低い声で覚醒させる時で、モンスターの一部の色が変化するというギミックも搭載されている。

モンスターの覚醒時には、声の高さが反映される。今回のモンスターの場合、高い音で覚醒させると肩の部分が赤に、低い声で覚醒させると青になるようだ。

 ここで、ジュピターのアートディレクター・桐山浩司氏がモンスターのデザインを説明。ジュピターは関西に拠点を置くデベロッパーということで、関西のノリがふんだんに盛り込まれているという。モンスターには、「みこし」や「ししおどし」をもとにしたものがあり、デザインを見て、元ネタを考えるのも楽しめそうだ。

緊張しながら、モンスターのデザインについて語った桐山氏。「みこし」や「ししおどし」の他にも、能楽堂を参考にしたステージもあるようだ。なお、モンスターは幼体、成体、超体へと進化していく。

 ゲーム中にもCGムービーが多数盛り込まれているが、本作は公式サイトでWeb専用のアニメーションを公開している。ダイナメソッドの映像ディレクター・中辻慶治氏は「映画を作るつもりで作りました。ゲームの設定をアニメ用に解釈したものもある他、Webアニメからゲームに入れている設定もあります」と制作秘話を明らかに。Web用アニメは1話2分で、全10話という構成。2分に伝えるべきことを詰め込んでおり、その中で映像としてどうカッコよく見せるか、世界観をどう表現していくかを意識したとのこと。

中辻氏が「映像表現として、さまざまな試みを入れている」とコメントしたアニメーションは、公式サイトで公開中。またゲーム中にも、CGアニメは多用されているので、しっかりチェックしてほしい。

 本作はWi-Fi通信にも対応している。バトルが行える以外にも、自分のプレイ内容をアップロードすることで、ランキングに登録できたり、マーケットへの出品・入札、コンテンツのダウンロードができるという。また、『化石超進化 スペクトロブス』のソフトから、前作のモンスターを持ってくることも可能だという。

 さらに新機能として、カードに開いた穴を指示通りにタッチすることでモンスターやパーツが手に入る「カードインプットシステム」が導入されている。このカードは12種類存在し、パッケージには、専用カードが4枚同梱されている。なお、特定店舗での予約特典で限定カードを付属することなども予定されているとのことだ。

カードに開いた穴を順にタッチすることで、さまざまな恩恵を受けられる「カードインプットシステム」。12月11日に発売されるソフトには4枚が同梱されている。

(C)Disney.


データ

▼『超化石モンスターバトル ゲキトツ・ギャラクシー』
■メーカー:ディズニー・インタラクティブ・スタジオ
■対応機種:DS
■ジャンル:A・RPG
■発売日:2008年12月11日
■価格:4,480円(税込)
 
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