2008年11月6日(木)
押忍! 読者諸君、押忍! ハード番長初お目見えのまり蔵っス! 本日は新しく発売されるデジタルカメラを紹介するっス! ……すみません、早速疲れたので、そろそろいつものアンニュイなまり蔵に戻ります。
今回取り上げるデジカメは、11月28日にタカラトミーから発売されるデジカメ「xiao(シャオ) TIP-521(以下、xiao)」。本日、この商品の記者発表会に行ってきました。その模様をレポートしますよ~。
▲「xiao」は「小さい」や「笑う」といった意味で、コンセプトは「自然と笑顔が生まれる小さいカメラ」だそうです。 |
「xiao」は、プリンター機能を搭載した「インスタント」風のデジタルカメラです。写真を撮ったすぐそばから印刷できるのですが、このカメラ、インクが不要なんですね~。米国のZINK Imagingが開発した「ZeroInk」という技術を採用しているので、専用のフォトペーパーを使用するだけで、インクを使わずにプリントできちゃうのです。
撮った写真は加工することも可能。1枚の写真を2分割や4分割にすることができる他、モノクロにしたり、モザイクをかけたり、フレームを付けたりと、いろんなことができます。専用ペーパーはカードサイズで、裏面はシール加工が施されているので、プリクラ代わりに使うことも可能ですよ。
カメラの性能もなかなかのもので、画素数は500万画素、デジタルズームは最大4倍。ストロボも使用可能で、ホワイトバランスの調整もでき、「インスタント」をうたっているわりにはちゃんとした「デジカメ」という印象。基本スペックは以下の通りです。
【カメラ部分】画素数:500万画素 |
【プリンター部分】
印刷解像度:313×313dpi |
本体カラーはブラック(黒色)、マゼンダ(桃色)、マリーン(水色)の3色。価格は34,800円(税込)で、個人的には若干お高めかな~と思いました。学生さんには少々厳しめの価格帯かなと。ただ、カメラとプリンターを同時に購入すると思えば、安い買い物なのかもしれません。なお、プリント用の専用フォトペーパーは、10枚入り1パックが2個セットになっていて880円(税込)です。
発表会では、実際に「xiao」を操作することができました。というわけで、触った感想を写真とあわせてお届けしたいと思います。
▲タカラトミー代表取締役社長・富山幹太郎氏。「遊び心の詰まったカメラを作りたいと思った」と話す富山氏は、「近年、一眼レフカメラがデジタル化され、さまざまな広がりを見せています。我々は今回、インスタントカメラをデジタル化しました。この商品で、ぜひそこから広がるつながりや楽しさを実感していただきたい」と話していました。 |
▲外見が大きめなので、携帯するのにはどうかなと思いましたが、手に取ると意外に軽く感じました。 |
▲液晶はかなり大きめで見やすかったです。ボタンは上から電源ボタン、シャッターボタン、メニューボタン(上下+決定)。写真を撮ってからプリントするまで、少ない手数で済む点は非常にグッド。 | ▲記録メディアはSDカードで、スロットはカメラ本体の横側に設置。SDカードを介して、他のカメラで撮影した写真を取り込んだり、「xiao」で撮った写真のデータを持ち出すこともできるそうです。 |
▲プリントした写真は、カメラ本体の下部分から排出されます。プリントされるまでの時間は約45秒。ドキドキしながら待ちました。 |
▲専用フォトペーパーは、カメラ本体の前面部分を開けて入れます。気になる写真の劣化具合ですが、10年くらいは劣化なく保つとのこと。って、そんなに保つのか! |
▲発表会の会場には、ポスターや雑誌の写真を切り貼りして1枚の絵を創る現代美術作家・武山まどかさんの作品が飾られていました。「素敵なタイミング」をテーマに、「xiao」で撮影した写真を使ったコラージュ作品です。作品の至るところに「xiao」が散りばめられていました。 |
(C)TOMY