2008年11月10日(月)

【FIFA 09】1人称サッカーの究極形!? 第1回はPS3版とXbox 360版をレポート

文:電撃オンライン

 エレクトロニック・アーツから発売される『FIFA 09』4タイトルが、いよいよ今週の13日に発売されます。そこで『FIFA』シリーズフリークのアクティが、全3回にわたってプレイレポートをお届け。あまり堅苦しくないカンジでゆるりと紹介していきまーす。第1回はPS3版とXbox 360版!

『FIFA 09 ワールドクラス サッカー』 『FIFA 09 ワールドクラス サッカー』

 まず最初に『FIFA 09』全体のお話を。11月13日に発売されるのは、『FIFA 09 ワールドクラス サッカー』のPS3版、PSP版、Xbox 360版、そしてWiiの『FIFA 09 All-Play』となっています。文中で「『FIFA 09』全体」などと書いている場合は、この4タイトルをすべて含むと考えていただければ。

 『FIFA』シリーズといえば、その名の通り国際サッカー連盟(FIFA)公認のサッカーゲームとして、世界中で大いに人気を集めているタイトル。選手名やチーム名はほぼ実名で登場し、この『FIFA 09』では約570チーム・約13,000名の選手を収録。一部有名選手にいたっては、モーションを選手本人から取り込むほどの気合いの入りよう。すげー。

■前作から250以上の変更が施された『FIFA 09』

 で、今回はPS3版とXbox 360版をピックアップ。PS3版とXbox 360版は、ほとんど違いがありません。ローカルでの対戦時、最大対戦人数がPS3では7人、Xbox 360では4人になるくらい。コントローラを挿せる最大数による、ということですね。

 初心者プレイヤーへのフォローも充実。ゲームを初めて開始した時に難易度を設定でき、一番簡単なレベルを選択すると「操作」から「アシスト」から「敵CPUの強さ」から、まとめてビギナー向けに調整してくれます。こういう配慮はうれしいですね。腕が上がってきたら後から難易度を調整することも可能。

 PS3&Xbox 360版のウリは、当たり前ですが「美麗なグラフィック」、新モードの「BE A PRO シーズン」、「10vs10」による20人対戦、細かく戦術指定できる「チームタクティクス」、現実のリーグとリンクする「ADIDASライブ・シーズン」などなどなど。開発元であるEAカナダの発表によれば、前作『FIFA 08』からの変更点は250以上にわたるそう。

 と書いたものの、新機能&新モードの紹介は後回し。まずは肝心要の「試合部分」がどう変わったかを見ていきます。……はい、ここまでが前振りです。長くてごめんなさいごめんなさい。

『FIFA 09 ワールドクラス サッカー』 『FIFA 09 ワールドクラス サッカー』

■アドレナリンが的確に出るゲームスピード

 モーションの細かさやグラフィックの美しさ、流れるようなボール回しなど、シリーズのいい点は『FIFA 08』を継承。ただ、選手の動きやボールの動きに『FIFA 08』よりも緩急が大きくつけられているようで、ビルドアップの「タメ」とか、ダイレクトパスによるカウンターとか、リアルサッカーらしい展開が作りやすい印象です。ショートパスに強弱がつけられる(しかもキックゲージも出る)のもうれしい進化。

 1対1でのマッチアップが楽しいのはあいかわらずですが、緩急をプレイヤー側で操作しやすくなったたために、相手の動きを「読む」重要性がアップ。テキトーにディフェンスしているとCPU相手にさっくりラインを切り裂かれます。『FIFA 08』と同じ感覚でプレイしていると危険かも?

 試合全体のスピードは3段階から選択可能で、デフォルトだと『FIFA 08』より高速です。最初はプレイしていて違和感を感じたものの、3試合したところで慣れる程度のわずかな速度差。先日行ったインタビューで、シニアプロデューサー・マキタ氏が「攻撃時に出るアドレナリン」でスピードの説明をしていたことを思い出し、納得。確かにこれは、アドレナリンが的確に出るスピードですよ。

 個人的には、ゴールキーパーのモーションとAIが大幅に進化したことがうれしい。多くのプレイヤーはゴールキーパーの操作を意識しない(自動で動くにまかせている)と思われるので、実はプレイヤーにとって恩恵が大きいんかじゃないでしょうか。といいつつ、筆者はたびたびゴールキーパーを飛び出させては相手にゴール決められているんですがー。

 さてここからは、特に皆さんが気になるであろう新要素の「チームタクティクス」と「BE A PRO シーズン」について書いていきます。「10vs10」は時間がなかったため、ほんのちょっとしか体験できませんでしたので最初に謝っておきます、ごめんなさいごめんなさい。

『FIFA 09 ワールドクラス サッカー』 『FIFA 09 ワールドクラス サッカー』

■チーム戦術のキメ細かさがアップ!

『FIFA 09 ワールドクラス サッカー』

 『FIFA 07』→『FIFA 08』で、あまりにも画期的すぎる進化を遂げたため、多くのシリーズファンが度肝を抜かれたのは記憶に新しいところ。このためか、『FIFA 08』→『FIFA 09』ではベースシステムを維持しつつ、的確に「改善」を施しているような印象を受けました。その筆頭が「チームタクティクス」関連の2点。

 1点は、試合中に「方向パッドの2度押し」するだけでチームの戦術をすばやく切り替えられるシステム。パッドを押した時の挙動を事前に覚えておく必要があるものの、いったん理解すると「ここでカウンター!」とか「スタミナ削ってもいいから全員プレス!」とかをショートカットキーのごとく試合中に指示できます。この方法でオフサイドトラップも掛けられるんだけど……これは『FIFA 08』と同じで発動タイミングが難しい。

 方向パッド「↓」から派生するコマンド群は、試合開始前に「自分好みの戦術」を割り当てられます。これ、例えばACミランだと「ミランのデフォルト戦術」のようにチーム独自の戦術が用意されていて、非常におもしろい。この部分もADIDASライブ・シーズンでアップデートされるんですかね?

 もう1点は、事前に行える「チームマネージメント」の「チーム戦術」設定。これがまたとんでもないシロモノで、ビルドアップ時のスピードやパスの選択率、チャンスメイク時の動きなどを超細かく決められます。この設定のパラメータは100段階……。えー、何それいくら何でも上級者向けすぎじゃね? という機能です。

 試しにマンチェスター・ユナイテッドでいろいろ調整してみたのものの、どう頑張っても「初期設定が最適解」に思えました。ファーガソン監督ってすげー!(なんか違う) 初心者の方はデフォルト設定でもまっっっったくもって問題ないので、自分好みの戦術を出したくなってからイジるのがよろしいかと。

■「BE A PRO」にシーズンモードが付いた!

『FIFA 09 ワールドクラス サッカー』 『FIFA 09 ワールドクラス サッカー』

 1人称視点(実際の画面上では3人称だけど)でフィールドを駆け回れる『FIFA 08』の「BE A PRO」。動かす選手は常に固定で1人、「オレ鉄壁ディフェンダー」とか「オレ絶対パスしないでドリブルコネコネだもんね」とか、その選手になりきって遊べるモードでした。この「BE A PRO」の正統進化形が「BE A PRO シーズン」。

 「BE A PRO シーズン」モードでは、4シーズン通しで「BE A PRO」し続けられます。登録されている選手だけでなく、オリジナルで作成した選手を対象にすることも可能。あくまで個人的な感想として、プレイ感覚は『FIFA 08』とほぼ同様で、ディフェンダーが難しめ、中盤(特にOMF)が易しめ。ディフェンダーは通常移動とスライド移動の切り替えで失敗すると、あっさり敵に突破されます。また『FIFA 08』でもあった「ポジショニングが悪くて減点される」ことは減った印象

 ちなみにシーズン中、突然ナショナルチームに呼ばれることもアリ。これ、話に聞いていた時は「ふーん」程度だったのですが、実際にプレイしていて代表の試合にちゃんと呼ばれると、かなり感慨深いものがあります。一線級プレイヤーだと必ず代表に呼ばれるので、代表入りギリギリのプレイヤーだと感慨もひとしお。

 ちなみに筆者は、ヴェルダー・ブレーメン(ドイツ)の左OMF・イェンセンでシーズンプレイ中。「左のゾーンは俺のもの!」プレイが超楽しい。デンマーク代表だと役割が左ウイングバックに近くなるので、サイドライン駆け上がりが超楽しい。……どっちにしろ楽しいことに違いはありません。

 PS3版とXbox 360版についてはとりあえずここまで。次回、明日の更新では『FIFA 09 ワールドクラス サッカー』PSP版をレポート。PSP版だけに付くクイズゲーム「サッカーIQ」なども含めて紹介していきます。



【おまけ】10vs10の雑感とか

『FIFA 09 ワールドクラス サッカー』

 「10vs10」は1試合しかしていないので、おまけとして書かせていただきます。EAさんのご厚意により、特別に先行でXbox 360版ソフトをいただいたので、オンラインで遊んでみました。すでに海外ではソフトが発売されているため、海外プレイヤーが多数いて20人集まるのもアッという間。

 で、海外の人たちに交じって「10vs9」しました(マッチアップ時に1人落ちたので片方は9人)。ゲーマータグの詳細は見ていないのですが、自分以外全員が日本国外からつないでいるのに、一切ラグがなかった! あくまで「この試合が偶然」だった可能性もありますので参考程度に考えてください。とはいえ……すげー。主観ですが『FIFA 08』の5vs5よりも快適でした。

 ……あまりに快適すぎて、記事書くことを忘れて素で遊んでしまったため、詳細は割愛(←ダメライター)。代わりといっては何ですが、先日開催された東京ゲームショウのブースでもこっそり「10vs10」をプレイしてきましたので、その時の雑感を少しだけ。

 自チームのフィールドプレイヤー10人全員が「人間」による操作だと、相当サッカーゲーム(もしくはサッカー)慣れしている人でもボールにワラワラ集まってしまいがち。ゲームショウ時はまさにそんな感じでしたが、そんなワラワラ野良サッカーでも楽しかったです。とはいえ、より高度な戦術で戦いたいのが人情というモノ。

 仲間同士で「クラブ」を組める機能を提供するなど『FIFA 09』側でもフォローアップしようとしているものの、最終的にはプレイヤー同士のコミュニケーションが「戦術実行」の最低条件なのかなーと感じました。あとサッカーの知識を持つこと、ですかね。『FIFA 08』よりも敷居が高くなってしまったなあとも思います。

 初心者の方はMFでプレイすると少しずつ「どう動けばいいか」を学べるのでは。そこからFW、そしてDFにステップアップすればいいでしょう。シュートを撃つだけでいいFWはともかく、DFはお互いが声を掛け合ってライン調整しないといけないため、なかなか大変。『FIFA 08』の5vs5でDFのくせにボールをポロポロしていたのは自分です、ごめんなさいごめんなさい。

データ

▼『FIFA 09 ワールドクラス サッカー』
■メーカー:エレクトロニック・アーツ
■対応機種:PS3/PSP/Xbox 360
■ジャンル:SPG
■発売日:2008年11月13日
■価格:PS3、Xbox 360 7,665円(税込)/PSP 5,040円(税込)
 
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▼『FIFA 09 All-Play』
■メーカー:エレクトロニック・アーツ
■対応機種:Wii
■ジャンル:SPG
■発売日:2008年11月13日
■価格:6,090円(税込)
 
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