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2008年12月12日(金)

ギザワカモト! 共演者も笑い転げるアドリブが魅力の「スカシカシパンマン」

文:電撃オンライン

 インターチャネルより2009年3月5日発売予定のDS用ソフト『スカシカシパンマンDS 「しょこたん」こと中川翔子プロデュース(以下、スカシカシパンマンDS)』。本日そのアフレコが行われ、キャストの若本規夫氏と中川翔子さんにお話を伺った。

「スカシカシパンマン」

 『スカシカシパンマンDS』は、ウニの仲間である生物「スカシカシパン」から着想を得た中川翔子さんが考案したキャラクター“スカシカシパンマン”を題材としたミニゲーム集。「ただの変態」、「女性をスカシ穴から透かし見る」、「マッハ3で走る」、「鼻がない……」といったプロフィールを持つ“スカシカシパンマン”が、中川さん演じる“エイ子”とともに、7つ揃うと1つだけ願いの叶うジュエルを集めるため冒険するというストーリーが展開する。

「スカシカシパンマン」 「スカシカシパンマン」 「スカシカシパンマン」 「スカシカシパンマン」
「スカシカシパンマン」 「スカシカシパンマン」 「スカシカシパンマン」 「スカシカシパンマン」

 ミニゲームは、「ひたすら納豆を貪欲にかき混ぜるだけで敵を倒せる!」といったものをはじめ、釣り、潮干狩り、毛抜き、パズル、雑巾がけなどTBLからSTGまでジャンルを問わない40種類が収録。“スカシカシパンマン”役の若本氏と中川さんの掛け合いボイスも楽しめるとのことだ。

 今回は、『スカシカシパンマンDS』の不思議な世界観を声で盛り上げる若本氏と中川さんの2人から、貪欲に話を伺ったので以下にその模様を掲載する。

【若本規夫氏】

「スカシカシパンマン」

――スカシカシパンマンがDS用ソフトとして来年の3月5日に発売されますが、普段ゲームはやりますか?

若本:ゲームの「ゲ」の字もやらないんだな。楽しそうなんだけど、なんか面倒くさいっていうかね。時間も取るでしょ? そういう時間もちょっと取れない感じでね。でもやっているのを見ると楽しそうだし、老後に隠居したらやりたいな、と思うけども。頭にも結構ズバズバ火花が散るみたいだから、バカになるか、賢くなるか、どっちかはわからないけど……賢くなるんじゃないかな! 血流がいってね、脳に。脳梗塞防止だよ(笑)。

――スカシカシパンマンの収録では、どんなことを心掛けているのでしょう?

若本:それはノリですよ。これはノリしかないんだから。あとイントネーションね。僕の心掛けるイントネーションが、スカシカシパンマンのセリフの随所に聞こえてくるし。それと擬音が多いでしょ? だから擬音マジシャンっていうかね、あの上をいかないとスカシカシパンマンは成り立たない! ノリとイントネーション、擬音。この3つかな!

「スカシカシパンマン」

 そこらへんを自分の中でリズムを作って、イントネーションも作って、スカシカシパンマンのキャラクターの世界に入らないとどうしようもないんでね。世間からズレたようなところ、斜め下から振り下げ見るような感じで世の中を見てるような。そんな波打ってる世界、ゆがんでるような、そういうものが自分のイマジネーションで出てくれば成功かなって思ってるけどね。

――以前、スカシカシパンマンのアニメ収録した際に、印象に残ったエピソードをお聞かせください。

若本:エピソードってのはそんなにザラにあるもんじゃないけど……まあ、相当アドリブをかましてたんでね。で、共演者が笑い転げちゃってさ。本番中に中断したりってことはあったかな。

「スカシカシパンマン」

――今回のゲームの中では、スカシカシパンマンが一応ヒーローとして登場していますが、もし若本さんがスカシカシパンマンになれたら、してみたいことはありますか?

若本:うーん……なれたら、世の中のためになることをしたいな。その「ためになること」っていうのは、何かはわからないけれども。何か、人を救えるような、そういうヒーローになれたらいいなと思うね。

――では、若本さんの中で本当のヒーローとは何でしょうか?

若本:んー、特定の人物がいるわけじゃないんだけれども、どんな苦難に陥っても現実に立ち向かっていけるような人かな。映画でいうと、昔「パピヨン」っていう作品があったんですよ。彼は実在の人物だけれども――胸に蝶の刺青をした男が、無実の罪で南米のギアナのデビルズ島っていう絶海の孤島に閉じ込められてね。重労働の過酷な環境の中でボンボンボンボンみんな死んでいくわけだよ。そこから脱出する男の物語でさ。彼のような男になりたいね。もし自分がそういう苦難に陥っても、あくまで立ち向かっていける。これが本当のヒーロー!

「スカシカシパンマン」

――「パピヨン」の主演・スティーブ・マックイーンは、若本さんの中のヒーロー?

若本:スティーブ・マックイーンその人ではないけどね、でも好きなハリウッドスターなんだよね。3人挙げろといったら、クリント・イーストウッド、スティーブ・マックイーン、ポール・ニューマンかな。

――アニメの声優と映画の吹き替えでは、演じる時に結構違うものでしょうか?

若本:んー……でも映画の吹き替えになかなか呼ばれないのよ。ギャラ的なランクの問題もあるだろうし。でも来年の僕の願いは、今のところ「プリズンブレイク」しかないけど、ちょっと吹き替えもやってみたいなという気があるね。

――「プリズンブレイク」も「パピヨン」も監獄からの脱出をテーマにした話ですけど、そういったお話は好きなのですか?

「スカシカシパンマン」
「スカシカシパンマン」

若本:いやあ、結局ああいうところは、閉じ込められた理不尽な世界じゃない。そこからフリーになっていくというね。だからさ、リストラでどうこう言ってるけど、そんなものじゃないですからね、ああいう状況ってのは。自由がないんだから! リストラされても自由はあるじゃない、ポテンシャルが。僕ら俳優や声優、芸人なんてのは、毎日がリストラだからね。屁でもないですよ。まあ、そう言われてみれば「脱出」がキーワードになってるのかもしれないね。

――なるほど。では話を戻しますが、スカシカシパンマンの生みの親である中川翔子さんの第一印象をお聞かせください。

若本:第一印象ですか? お名前の通り、とんでる娘さんじゃないですかね。かわいくてね。まあ、こういうキャラクターを発想する人だから、想像力っていうか、とてもユニークな頭脳の持ち主でしょう。それと見ていて、普通の度胸の据わり方じゃないね。なんかそういう女性に見えたな、この間(スカシカシパンマンを指して)この人と一緒にやった時は。まあ、深くお付き合いしたことはないからわからないけどね。

「スカシカシパンマン」

――最後に読者へのメッセージをお願いします。

若本:こういうキャラクターで、こういう画像で、こういう訳のわからないおもしろさを持った存在だからね。今不景気な状況ですけど、そういものと関係のないキャラクターとして、妙な空気感の世界を楽しんでいただけたらなと思います。

→DS2台でポケモンのレベル上げ! 次はゲーム大好きの中川さんに迫る!!

※インタビュー中は敬称略
(C) 2008 Interchannel Inc.
(C) WATANABE ENTERTAINMENT/DENTSU INC./FOOM

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データ

▼『スカシカシパンマンDS 「しょこたん」こと中川翔子プロデュース』
■メーカー:インターチャネル
■対応機種:DS
■ジャンル:ETC
■発売日:2009年3月5日
■価格:5,040円(税込)
 
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