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2008年12月22日(月)

【今週の1本】千年以上も続くって、どんな戦争!? 『シヴィライゼーション』最新作

文:電撃オンライン

 どうも、村田(仮)です。少し前の話ですが、とあるゲームの紹介コミックが電撃オンラインで話題になりました。話題になったのはその内容で、「原始人スタイルのナポレオンが登場」、「戦車と弓兵の戦い」という非常にシュールなものになっています。正直、言葉で説明するよりも実際に見てもらったほうが早いと思うので、掲載元の公式サイトにアクセスしてみてください。

→『シヴィライゼーション レボリューション』公式サイト

 どうです? ゲーム内容が気になりますよね? そんなわけで、今回は12月25日発売予定のPS3用ソフト『シヴィライゼーション レボリューション』をプレイしてみました!

■本作では、「科学力」も鉱物などと同じように産出されるんです

 本作は、文明の発見と発展をテーマにしたターン制のSLG。戦争や経済、テクノロジーによって他の文明を圧倒することが目的となります。

 まずは自分が使用する文明を選択するのですが、とりあえず今回は村田(仮)の趣味で“ビスマルク”が率いるドイツにしてみました。

『シヴィライゼーション レボリューション』 『シヴィライゼーション レボリューション』
▲こちらが文明の選択画面。“カエサル”と“徳川家康”が競い合うといったことも普通に発生します。

 さて、本作における都市では、戦争で活躍する「戦士」や都市を作成して領地を広げてくれる「開拓者」といった「ユニット」や、文明を発達させるのに役立つ施設「建造物」など、さまざまな物が生産できます。しかし、1つの都市では同時に1つの物しか生産することはできません。ですから、まずは都市を作ってくれる「開拓者」の生産を最優先に行うことにしました。

 本作では、何かを生産するには資源が必要で、「開拓者」を生産するには「科学力」が必要になります。そんなわけで、「科学力」が上がりやすい海沿いに都市を作り、そこで獲得した「科学力」を元に「開拓者」を生産。できた「開拓者」を使って別の都市を作成し、さらに「科学力」を獲得するという領地の無限拡張を行います。また、同時進行で戦闘系のユニットを増産。近くにいたイギリスを物量に任せて制圧しました。

■それは暗黙の同盟ですか?

 順調そのものといった感じで領地を拡大していく我がドイツ軍。先ほども書いた通り、都市の数は同時に生産できる物の数に直結するので、統治下にある都市の数が多いほど「強い」ということになります。……とは言うものの、それだけで勝てるほど甘くはありません。領土を拡大していった結果、西にエジプト、南東にスペイン(マップの形はランダムなので、現実の世界地図とは国の位置関係が異なります)という形で挟まれることとなりました。軍備を整えていたとはいえ、2国をまとめて相手にできるほどではありません。向こうは狙ったかのように交代で攻めてくるので、戦力をあっちにやったりこっちにやったりと大忙しです(本作はターン制でゲームが進行していくので、落ち着いて考えるだけの余裕はありますが)。しかも、戦闘のたびに戦力は磨耗するので、その補充が必要になります。さらに、前線となっている都市は、占領したりされたりで生産ラインが壊滅しています……。

『シヴィライゼーション レボリューション』 『シヴィライゼーション レボリューション』
▲戦争状態を長引かせないためには、時には和平も必要。とは言うものの、自分が有利な時には和平の交渉なんて受け付けませんし、こちらが不利な時は相手が承諾してくれません。……ままならないものです。ちなみに、和平締結時には、テクノロジーの提供などの交換条件を付けることも可能。というか、交換条件なしの和平はいつでも破れるので、気休めにしかなりません。

■戦争が長引くにもほどがある!

 少し話が横道にそれますが、本作では都市間に道路を設置することで、「ユニット」の移動範囲を広げることが可能になっています。道路があるかないかで移動範囲が大きく変わるので、自然と侵攻しやすいルートというものができるわけです。ですから、相手が侵攻しやすい都市の近くで「ユニット」を生産していれば、移動の時間が短縮できるわけですよ。……気付くまでに200年くらいかかりましたがね!

 そんなわけで、戦略拠点を整えて防衛しつつ裏でこそこそと軍備を拡張、ついでに文明を発展させ、ようやく反撃できるだけの軍備が整いました。その間なんと700年! 当然、戦争に関係のない技術はほとんど停滞したままです。ちなみに今回は、5段階中下から2番目の難易度でプレイしているので問題はありませんでしたが、普通なら他の国が順調に文明を発展させ、漁夫の利を狙ってこちらに侵攻してくるところです。プレイする時には気を付けたほうがいいでしょう。

『シヴィライゼーション レボリューション』 『シヴィライゼーション レボリューション』
『シヴィライゼーション レボリューション』 『シヴィライゼーション レボリューション』
▲数世紀にもわたる長い戦争。あまりの泥沼っぷりに何度リセットしようと思ったことか……。

■もう泣いて謝っても許しません!

 まず攻め込むのは、近場にあるエジプト。“クレオパトラ”の鼻っ柱をへし折ってやるべく侵攻開始です! 地道に文明も発展させておいたので、もはや勝負になっていません。世界の三大美女の1人と言われた“クレオパトラ”が涙ながらに(妄想)和平を申し込んできますが、当然無視ですよ。

 エジプト文明が滅亡すると、あとは簡単です。2国に挟まれたことで、戦線が拡大してしまうことが問題だっただけなので、スペインだけなら敵ではありません。そんなわけで、1000年にわたるドイツとエジプト・スペイン連合の戦争は、ドイツの勝利で幕を下しました。……というか、いくらなんでも長すぎじゃない?

▲スペインからの和平交渉を、「貴殿の存在そのものが許せぬ!」と突っぱねてあっさり制圧。実在のビスマルクとは違い、国外に対しても容赦はありません。

■Xbox 360版やDS版も発売されます

 といったところでまとめです。今回は戦争メインで進めましたが、最初にも書いた通り軍事力がすべてではありません。「戦力は自国の防衛程度に抑えて、経済力で他の文明を圧倒する」といったプレイも可能です。

 ちなみに本作は、PS3版と同じく12月25日にXbox 360版が、そして2009年1月29日にDS版が発売されます。今回、村田(仮)はPS3版をプレイしましたが、「PS3を持っていない!」という人は、こちらをプレイしてみてはいかがでしょうか。

 従来のシリーズに比べて「ユニット」や「建造物」にかかるコストが下がっているなど、プレイ時間が長くなりすぎない工夫が随所にある本作。難易度を下げれば本格SLGの入門としても楽しめるでしょう。これまで、こういったゲームをプレイしたことがない人も、ぜひ一度プレイしてみてほしいところです。(村田(仮))

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データ

▼『シヴィライゼーション レボリューション』
■メーカー:サイバーフロント
■対応機種:PS3/DS/Xbox 360
■ジャンル:SLG
■発売日:PS3、Xbox 360 2008年12月25日/DS 2009年1月29日
■価格:PS3、Xbox 360 8,190円(税込)/DS 5,800円(税込)
 
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