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2009年1月25日(日)

瞬きすらできない攻防が展開! 『流星のロックマン3』ウェーブマスター2009レポ

文:電撃オンライン

 本日1月25日に、千葉の幕張メッセで行われたイベント・次世代ワールドホビーフェア’09Winterにおいて、DS『流星のロックマン3』の公式大会・ウェーブマスターズ2009が開催された。


 ウェーブマスターズ2009は、『流星のロックマン3』の通信対戦を利用した公式大会。今回のレポートでは、小学校1年生~4年生を対象にした“ジュニアクラス”と、小学校5年生~中学校3年生を対象にした“シニアクラス”、小学1年生~中学3年生を対象にしたノイズ改造ギアやシークレットサテライトサーバーが使用不可能な“改造オフクラス”という3クラスの、東京大会2日目・決勝大会についてお届けする。

 ジュニアクラスの決勝に進んだのは、『流星のロックマン3 レッドジョーカー(以下、レッドジョーカー)』でウルフノイズを使う山口選手と、『流星のロックマン3 ブラックエース(以下、ブラックエース)』でブライノイズを使う吉田選手。まず山口選手がマージアウトして、得意なソード系のカードを使い、相手を連続で切る。さらにホーリーパネルで守備も固めるという盤石(ばんじゃく)の態勢だ。結局、このまま山口選手が押し切り、1戦目を先取した。

 続く2戦目は、序盤にカラーアウトした吉田選手のブライノイズが猛攻をしかける。山口選手も反撃を試みるも、ロックオンサイトを破壊するという相手の能力によって、攻撃が当たらない。そうこうしているうちに、吉田選手のムラマサブレード、ウィングブレードがヒットし、吉田選手が取り返した。

 最終戦は、マージアウトした山口選手がいきなりカウンターに成功。ブライノイズがカラーアウトすると、2戦目のような展開になることも考えられるので、山口選手はその前に決着を付けたいところだ。しかし、吉田選手は中盤にカラーアウトに成功する。この後の展開がまったく読めなくなった時に、麻痺を取った山口選手が3連続で切ることに成功。そしてアポロンフレイムで吉田選手のHPを1まで削り、最後はロックバスターでトドメを刺した。敗れはしたものの、ブライノイズの力を見せ付けた吉田選手には惜しみない拍手が贈られた。


 改造オフクラスの決勝に登場したのは、権守選手と山口選手。どちらも『レッドジョーカー』のウルフノイズを使用している。ウルフノイズは、ソード系カードの攻撃力が上がるという点と、クイックゲージが使いやすいという2つの点から人気のノイズチェンジだ。至近距離での接近戦に持ち込もうと、互いにエリアイーターをガンガン使っていく。権守選手がアタックパネルを使ったのを皮切りに、攻撃がスタート。ここで権守選手がファイナライズする。対する山口選手もグレイブ・ジョーカーで相手のHPを削って、対抗する。権守選手のHPが1になったところで、エリアが復活し距離は離れたのだが、山口選手のGメテオレーザーが炸裂し、まずは1戦目を制した。

 権守選手のマージアウトで2戦目がスタート。対して山口選手はホーリーパネルを使う。その後、山口選手はクラブストロング、ウィングブレードを炸裂させ、優位に立つ。ダブルイーターやエリアイーターを互いに発動し始めると、再びゼロ距離での切り合いへ。しかし、ここでの攻防によって、HPは五分になる。互いのGメテオレーザーが発動するも、権守選手はシールドでガードに成功。そしてソード系カードを連発し、取り返した。

 最終戦、山口選手がウィングブレードで仕掛けると、権守選手はアタックパネルを敷く。3度、エリアイーターを使って、距離を詰めたところで、権守選手がハリケーンダンスを発動させる。しかし、この時点でHPは500vs1,200という厳しい状況。ここで権守選手は、ファイナライズを発動させる。対する山口選手は、トラップを積極的にしかけ、相手のHPをじわじわと減らしていく作戦に。権守選手のHPが残り1となり、誰もが山口選手の勝ちを確信した時、権守選手がカウンターを取り、そのままソード系カードを連発。なんと大、大、大逆転勝利を収めた。権守選手はガッツポーズで「今までで一番うれしい!」とコメントしたのに対し、山口選手は「今までで一番くやしい」と感想を述べた。


 シニアクラスの決勝戦に出場したのは、『ブラックエース』のオヒュカスノイズで参戦した畑中選手と『レッドジョーカー』のウルフノイズで参戦した守屋選手。中盤に守屋選手はGメテオレーザーを発動させるが、畑中選手のオーラで攻撃が当たらない。しかし、カウンターのダイナミックウェーブで、今度はダメージを与えることに成功する。これで守屋選手が流れに乗ると思われたが、ガードをうまく使い相手の攻撃をしのいだ畑中選手が勝利した。

 2戦目は、守屋選手のアシッドイリーガルが3HITするシーンからスタート。畑中選手はエレメンタルサイクロンで反撃するも、守屋選手は要所要所で攻撃をヒットさせて、再度逆転する。勝負が大きく動いたのは、守屋選手がファイナライズをし、さらにホーリーパネルとオーラを使用したところ。互いにオーラを消すも、守屋選手はアトミックブレイザーを発動。この時、畑中選手は草パネルの上にいたため、大ダメージを食らってしまった。その直後にGメテオレーザーを使いった守屋選手が、2戦目をものにした。

 泣いても笑っても、これが最後の試合。畑中選手がファイナライズして相手を切り、さらにアシッドエースで追い討ちを狙うも、守屋選手がインビジブルで防ぐなど、手に汗握る攻防が展開する。守屋選手もファイナライズした後、畑中選手がGメテオレーザーで攻めるも、守屋選手はホーリーパネルに乗っており、ダメージを防ぐ。ホーリーパネルを敷き、牽制し合う2人によって、緊張が会場を包んだ。畑中選手がウォーロックアタックを仕掛けた、その時であった。守屋選手がグレイブジョーカーを発動。目の前に来た畑中選手にギガントビルディングが2ヒットしてしまう! さらにアトミックブレイザーがヒットし、畑中選手のHPが1に! そしてその1をそのまま削った守屋選手が、シニアクラスの優勝者となった。


 カットインのタイミングやホーリーパネルへの対策など、しっかり対戦を研究しており、レベルの高さを感じられる試合ばかりであった。試合後、優勝者には金メダルとタペストリー、グッズ詰め合わせセットが、準優勝者には銀メダルとグッズ詰め合わせセットが贈られた。なお、入賞者は、『流星のロックマン3』公式サイトのサテライトサーバーに登録されるという副賞も与えられ、イベントは終了となった。

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■次世代ワールドホビーフェア’09Winter 開催スケジュール
【開催日時】
 ・2009年1月18日 大阪大会(京セラドーム大阪)……9:00~16:00(※終了しました)
 ・2009年1月24・25日 東京大会(幕張メッセ9~11ホール)……9:00~16:00(※終了しました)
 ・2009年2月1日 名古屋大会(ナゴヤドーム)……9:00~16:00
 ・2009年2月8日 福岡大会(Yahoo!JAPANドーム)……9:00~16:00
※入場料は無料

データ

▼『流星のロックマン3 ブラックエース』
■メーカー:カプコン
■対応機種:DS
■ジャンル:A・RPG
■発売日:2008年11月13日
■価格:5,040円(税込)
 
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▼『流星のロックマン3 レッドジョーカー』
■メーカー:カプコン
■対応機種:DS
■ジャンル:A・RPG
■発売日:2008年11月13日
■価格:5,040円(税込)
 
■『流星のロックマン3 レッドジョーカー』の購入はこちら
Amazon

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