2009年2月2日(月)
中村 さっき仁後ちゃんに教えてもらったんですけど、春香のイラストにはやよいが、やよいのイラストには春香がこっそり描き込まれていますよね。2人は背中合わせで、でも仲がいいっていうのが絵からも伝わってきて、いいなぁと。
仁後 本当にさりげなく入っているよね。
中村 あと、すごく今回は春香がオシャレです! ゲームとかでは結構ジーンズ生地が多いんですけどね。ライダースーツはカッコいい感じで、よいのではないでしょうか。
仁後 やよいは、あいかわらず生地が薄いようなツギハギのような(一同笑)。でも今回は、ボーイッシュなカジュアルさがあって新鮮で、ベロチョロもカッコいい感じになっていて。やよいも、こういうのが似合うのかと思い、すごくうれしかったです。絵もすっっごくカワイイですし。
中村 GREAT PARTY(2007年に行われたライブ)の時、仁後ちゃんが着ていたお洋服のテイストに似ているなと思いました。
仁後 私もカジュアルな服を着るのが楽しいと思っていますので、やよいも(そうした服を)着られて「やったな」と。それにしても、これ(ジャケットを指さしながら)表も裏も見ていたいよね。広げて置いておけばいいのかな? どちらの絵もすごくかわいくて、とてもお気に入りです。
中村 この後のキャラクターも楽しみだね……(『02』の律子と亜美真美のジャケットイラストを手渡されて)おおおおおーーー! かわいいー! 何コレ!
▲『THE IDOLM@STER MASTER SPECIAL 02』のジャケット。 |
仁後 うわあー! 律子が超オトナだ! ……これもしかして、(律子を指して)オトナと、(亜美真美を指して)コドモって意味なのかな?
中村 テイストを合わせてるんじゃないかな? うっわぁー! かわいいかわいいー!
仁後 これ欲しい……! 律子も亜美真美も、どっちも似合ってるー! 『01』のジャケットとはまた違った雰囲気ですよね。
中村 「国が違う」って感じがする。『01』はアメリカンな感じだけど、『02』はヨーロッパっぽいよね。それにしても、これ皆さんはどっちを表に向けるのかな?
仁後 両面見えるように広げてもらえれば……。
中村 2枚買って並べてもらえればいいんだ!
仁後 そうか、じゃあ2枚買ってもらおう(一同笑)。
中村 個人的には『MASTER SPECIAL』シリーズのライブツアーをしてみたいですね。
仁後 え、全国を回るの?
中村 うんうんうん、国内5カ所、4カ所? ……うーんうーん、せめて3カ所! 回れたらいいなと思ってるんです。東京はマストになるのかなぁ、大阪は行かせていただいたし……。
仁後 違うところに行ってみたい! 西の方に住んでいる方とか、(東京に)来ていただくのも大変だと思うし。「もうちょっと近ければ行けるのに」とかいう方にも来ていただきたいですしね。
中村 沖縄とかいいですね!
仁後 私は北海道に行きたい!
中村 いいねぇ~、カニ、あとキャラメルね(笑)。
仁後 “カニとキャラメルライブ”をやればいいんじゃない? そういった形で、なかなか来ていただくのが難しい方や、まだお会いしたことがない方に、私もいっぱい会いたいです。
中村 そこに『アイマスSP』を持っていって、現地で遊ぶのもいいですね。
中村 (Xbox 360で最近遊んでいますか、という質問に)だいぶお休み中です。
仁後 じゃあ、えりちゃん使ってないならウチに送って?(一同笑) でも『アイマスSP』が発売されたら、PSPあるから返すよってなりそうだけど。
中村 わかった。でもウチだと、父親が勝手に遊んじゃうんですよ。
仁後 お父さんも『アイマス』好きなの?
中村 あの……たぶんあんまりわかってないんだと思うの。新しいモノ好きなんだよね。お気に入りはあずささん。私は伊織を育てていたのに、急にあずささんが出てきて「なんで!?」って。伊織の解散コンサート、行われてた。お父さんの手で(一同爆笑)。
中村 『アイマスSP』では収録を他の方と一緒に行っていないので、(春香以外が)どんなストーリーなのかは、話でしか聞いていないんですよ。ですから早くプレイしたいですね。
仁後 新キャラクターの響と貴音、それに美希がどうなってるのかも知りたいです! 順番に1本ずつやっていこうと思っています。
中村 私は(春香でプレイするのは)どうしようかなと思っていて、『パーフェクトサン』ではやよいから始めたいんです。収録では響(のセリフ)が春香にすっごく冷たくて、でも聞いた話だと、響はやよいのことが好きみたいで……ちょっとどういうこと!? って。その響に愛されている感を味わいたいので、春香でやると切ないかも……と。
仁後 やよいといる時の響を見ると、やよいのよさだけでなく、響のかわいさもすっごくわかると思いますよ。春香とか真とか、あとドラマCD(フロンティアワークスの『Eternal Prism』シリーズ)を聞いていたら、響の印象が(収録していた時と)全然違うんですよ。「あれ、響はこんなだったっけ?」って。
中村 春香なんて、しばらくは名前呼んでもらえませんからね……。「765プロ!」って言われて、しかもそれプロデューサーのことだから、あれ春香は無視!? みたいなことに(笑)。
仁後 キャラクターそれぞれに苦手とか、いいとか、相性がありますよね。
中村 新キャラクターは、いや、『アイマス』に出てくるキャラクターはみんなそうですが、そのあたりが決めきられていないという点が人間っぽいですね。
中村 (『アイマスSP』に含まれる『MASTER ARTIST』新曲の中では)私は『フタリの記憶』が好きです。収録がかなり前で、春香がふんわりと歌う曲というのは、私にとって初めてに近い経験だったんですよ。曲の雰囲気に合わせてほしいとオーダーをいただいて、春香の発声の仕方とは違うかも、と迷いながら歌ったのですが、それでも「春香として聞こえるんだ」と。私にとっては(新しい歌い方の)原点になった曲です。
仁後 私も『フタリの記憶』が一番好きです。というのも、伊織が歌っている『フタリの記憶』がすごく好きで、ライブで釘宮理恵ちゃんが歌っているのを聴いた時もステキだなと。曲と声が合っているんですよ。あまりにもそれが大好きだったから(自分が歌う時に)どうしようどうしよう、と思っていたんです。『フタリの記憶』を録った時はちょうど花粉の時期で、しかも録る曲の数が多くて収録続きだったんですが、そのおかげかいい感じに力が抜けて、うまく歌えたかなと思っています。あと、『I Want』が弟をしかりつけている感じだと中川(浩二・作曲家)さんによく言われます(笑)。普段は怒らないから、よくわからないんですよね……って、この間怒ったっけ。
中村 そう。こわかったーーー!
仁後 ちょっ、そこまで言わなくていいじゃん!(一同笑)
中村 ごめんごめん! でも私は怒られなかったんですけどね。……やよいはね、子どもなのかなって思うの。
仁後 子どもの怒り方ですよね。大人のような受け皿がないというか。小さいから「ワーーーッ!」ってなっちゃうのかもしれません。それが『I Want』なワケですが(笑)。私の中では春香のイメージで歌っていたんだけど……自分で早く聴いて、確認してみたいなと思っています。
中村 聴いていただいて、皆さんがそれぞれ違うように感じていただけることが、やはりCDの醍醐味かなと思っております。皆さんのお手もとで、春香とやよいがどのように育っていくのか、何をお届けできているのか、ぜひ私たちに教えてください。それが『MASTER SPECIAL』シリーズの制作において大きな活力になりますので、よろしくお願いします!
仁後 『MASTER ARTIST』の時は1人1枚で、互いに遊びに行くような感じで録ったんですが、今回は2人一緒なので“2人一緒らしさ”がとても出ているCDになっています。元気いっぱいになれる、楽しめるCDですので、とにかく聴いてみてほしいですね。
中村 ぜひ2枚買っていただいて「これがリバーシブルだぜ!」と並べていただけるように……。
仁後 じゃあ今後も全部2枚ずつ買わなきゃいけないね(笑)。
(C)窪岡俊之 (C)NBGI
■『THE IDOLM@STER MASTER SPECIAL 01』トラック