2009年2月13日(金)
どうも、電撃オンラインの自称AVG番長・ごえモンです。ご存知の方もいるかと思いますが、電撃オンラインではXbox 360用ソフト『CHAOS;HEAD NOAH』の応援ページが掲載されています。PC版の原作『CHAOS;HEAD』があまりにもおもしろかったため、上司を説得してなかばムリヤリ作ってしまいましたよ……。どんどん更新していく予定なので、PC版をプレイした方もそうでない方も、1度と言わず、2度3度とページをのぞいてみてください。
そんなわけで、『CHAOS;HEAD NOAH』の応援企画第1弾として、本作のプレイレポートを2回に分けて皆さんにお届けしていきます。今回お送りする第1回では、「『CHAOS;HEAD』ってなんですか?」という方に向けた入門編。PC版をプレイ済みという方は、追加要素や変更点などについて語っていく第2回を参考にしてみてください。……あっ、モチロン、復習のために第1回から読んでもOKですよ! ちなみに、本作はCERO:Z(18歳以上のみ対象)です。猟奇的な表現やグロテクスな描写が含まれますので、18歳以上であっても、そういう表現に耐性がない方はお気をつけて……。
▲こちらが本作のパッケージイラスト。左が通常版で、右が限定版です。ささきむつみ氏の描くキャラクターたちが非常にかわいらしいですね。え? ささきむつみ氏を知らない? そんな方は、下の『CHAOS;HEAD NOAH』って?というところを読むか、googleで検索してください。 |
『CHAOS;HEAD NOAH』は、2008年4月にPC用ソフトとして発売された“サイコサスペンスノベルゲーム”『CHAOS;HEAD』のXbox 360移植作です。移植に当たって、PC版ではほぼ一本道だったシナリオに、ヒロイン固有のルートが追加されています! さらに、新規イベントCG&立ち絵の追加、演出の強化、8曲以上にも及ぶ新曲が追加されるなど、新規要素が満載という豪華仕様になってます。
開発は、“かの有名な”元KIDのスタッフが集まる5pb.と、人気PCゲームメーカー・ニトロプラスの協力タッグ! KID&5pb.といえば、もはや知らない人はいないだろう『メモリーズ オフ』シリーズを開発したことで有名。ニトロプラスは、2009年にTVアニメの放送が決まっている、『ファントム』などの名作を世に送り出したメーカーです。最近では人生リベンジAVG『スマガ』が発売されたことが記憶に新しいですね。
キャラクターデザインは、『メモリーズ オフ』や『メモリーズオフ 2nd』を手がけたささきむつみ氏。そして、本作を盛り上げる主題歌や挿入歌を担当するのが、いとうかなこさんや榊原ゆいさんという豪華メンバー。少々この手のゲームを知っている方なら、泣いて喜ぶドリームプロジェクトなわけですよ。
「三次元に興味はないよ」と言い切り、基地(ベース)と呼んでいるコンテナハウスで大量の美少女フィギュアに囲まれながら生活する、引きこもり1歩手前の高校2年生の主人公・西條拓巳(にしじょうたくみ)。彼が住む渋谷では、『ニュージェネレーションの狂気(通称:ニュージェネ)』と呼ばれる連続猟奇殺人事件が発生し、ネットやテレビを日々騒がせていた。
ある日、いつものようにチャットをしている拓巳の前に、“将軍”と名乗る人物が現れる。彼が発言したURLのリンク先にあったものは、次のニュージェネ事件を予言するようなグロテスクな画像だった。さらに翌日、拓巳は予言された通りの殺され方をした、凄惨な事件現場に遭遇する。そして、その遺体の前には血まみれの少女、咲畑梨深(さきはたりみ)が立ちつくしていた……。
▲将軍から送られてきた画像。拓巳はよく出来たオブジェだと思っていたが……。 | ▲遺体の前に立ちつくす梨深。まさか、彼女がニュージェネ事件の犯人なのか!? |
というのが、本作のストーリー冒頭です。拓巳は、この先自分が殺されるかもしれないという妄想に怯えたり、「おまえは2重人格だ」とか、「将軍はおまえだ」なんて言われたりして、精神的にどんどん追い詰められていきます。そこで登場するのが“星来オルジェル”。彼女は、拓巳の好きなアニメ“ブラッドチューン THE ANIMATION”のヒロインなんですが、なんと拓巳に語りかけ、時に慰めてくれたりします。
▲こちらが星来オルジェル。拓巳の部屋には星来のフィギュアが何体も飾ってあったり、少々エッチな同人誌が転がってたりします。拓巳いわく、「星来は僕の嫁」……だそうです。 |
星来は、実は拓巳の妄想で、追い詰められたり、逃げ出したいと思ったときに登場します。このような感じで、星来だけでなく、他にもいろいろな妄想がプレイ中に何度も挿入されるため、プレイヤーが見ているものが果たして実際に起こっている現実なのか、はたまた拓巳の妄想なのか、次第に区別がつかなくなっていく、というのが本作の大きな魅力なのです。
そして、拓巳の妄想を暴走させる“妄想トリガー”なるシステムが登場するわけなんですが……それは後ほど紹介することにして、次はキャラクターを紹介しましょう。
→次のページで登場人物を紹介。どのキャラクターも個性的です……。
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