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2009年3月17日(火)

ファイブスターが事業戦略説明会で日本でのサービス展開を語る

文:電撃オンライン

 ファイブスターオンライン・エンターテイメントは、本日3月17日に秋葉原UDXシアターで、日本でのオンラインゲーム事業開始にともなう事業戦略説明会を実施した。

ファイブスターオンライン・エンターテイメント

 同社は、中国の大手オンラインゲームメーカーであるナインユー・インターナショナル・リミテッドの100%子会社として2006年6月に設立されたメーカー。ナインユーグループは、中国、韓国、台湾、東南アジアでオンラインゲームのサービス提供を行っており、2009年春から日本での事業展開を行う。その先駆けとして、日本第1弾タイトル『モンスターヴェルト・オンライン(以下、MWO)』のトライアルサービスが2月25日~3月1日に実施されていた。

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▲中国のオンラインゲーム市場規模は、2008年が3,000億円で、2013年には6,000億円に達するだろうとの試算も出ているとのことだ。

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▲ユーザーアカウント数3.8億、2009年第1四半期アクティブユーザー数4,200万人、最高同時接続者数110万人を数えるナインユーグループのオンラインゲームサービス事業。正子公也さんとの共同プロジェクトも進行中だという。

 登壇した代表取締役社長・王子傑氏は、「私たちは、“圧倒的”という言葉とともに日本でのオンラインゲーム事業を開始します」と述べ、『MWO』以外にも、カジュアルゲームやハイエンドなグラフィックのシリアスゲームなど豊富なタイトル数を用意していることを明かす。ここでは、今後サービスの予定されている6タイトルについてPVの上映も行われた。

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▲上記がPVの上映された6タイトル。ダンスゲームやストリートバスケットゲーム、横スクロール型のアクションゲームなど、多様なゲーム内容のそろっていることがうかがえた。

 続いて登壇した取締役COOの冨永一喜氏は、「生活において必需品ではないエンターテイメントを提供するからには、“5つ星”のクオリティである必要があると考えています」と、日本における事業展開に5つのテーマをもってクオリティ向上につとめることを語った。

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▲冨永氏が挙げたのは、上の写真にある5つ。すでに多数のタイトルのサービスを予定している同社は、日本に向けたローカライズを特に重視しているようだ。

 中でも冨永氏が強調するのが、ユーザーの要望をゲームに反映するスピード。同社は、役1,700名の社員のうち、400名もの人がカスタマーサポートやリサーチに従事しているという。そこから得た要望や不満を800名ほどの開発スタッフに投げ、即時反映させることに自信をうかがわせていた。『MWO』トライアルサービスの際に生じた不具合に関しても、「素早い対処ができた」と話している。

 日本でのタイトル第1弾となる『MWO』だが、運営事業部長の御手洗達生氏からは、同ゲームが3月27日よりオープンサービスを実施することが明らかにされた。モンスターをペットにして楽しむ『MWO』だが、日本でのサービスに向けて、200体以上のモンスターデザインがローカライズされ、NPCも45人ローカライズされているとのこと。さらに、60体以上の日本オリジナルモンスターも登場する予定だ。

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▲ペットを連れて戦う以外にも、農園の経営といったSLG的な要素もプレイできる本作。継続ユーザーには、積極的にロイヤリティのサービスを行うとしている。

(C) 2008 Five Stars Online Entertainment All rights reserved.

データ

▼『モンスターヴェルト・オンライン』
■メーカー:ファイブスターオンライン・エンターテイメント
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP)
■ジャンル:MMORPG
■サービス開始日:2009年春
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

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