2009年3月21日(土)
本日3月21日、東京ビッグサイトで催された“東京国際アニメフェア2009”内で、TVアニメ『とある魔術の禁書目録(インデックス)』のイベントが開催された。
イベントには、上条当麻役の阿部敦さん、インデックス役の井口裕香さん、御坂美琴役の佐藤利奈さんが出演。番組プロデューサー・中山信宏さんの司会のもと、アフレコ中の話などが語られていった。
▲写真は、この日行われたステージの様子。左から、中山さん、阿部さん、井口さん、佐藤さん。 |
あいさつやPVの上映がすんだ後、中山さんがキャストにいろいろなことを質問していった。まず飛び出したのは、演技についての質問。最初からスンナリと役になじめたかとの問いに阿部さんは、当麻の第一印象はヒーローっぽいものだったが、実は普通の少年だったと答え、役のイメージをつかむのが大変だったと明かしていた。そのことについての思い出深いエピソードとして、第1話の収録にかなり時間がかかったと話していた。井口さんは、阿部さんとは対照的に、役のイメージをつかむまでほとんど時間がかかならなかったようだ。ただ、キャラクターの雰囲気がガラリと変わってしまうシーンには、戸惑ったこともあったのだとか。また監督や中山さんからは“萌え”について“考えてやるのではなく普通に演じた結果、それが萌えだったらアリ”というアドバイスをもらったことを教えてくれた。佐藤さんは、演じる上で“若さ”をポイントのしたとのこと。これは、白井黒子役の新井里美さんとの共通のテーマだったようだ。制作スタッフからも、そこに注意して演技してほしいと言われていたようだ。
▲インデックスの演技について話す井口さん。萌えを意識したらわざとらしくなってしまい、意識せずに演じたら「おばあちゃんっぽい」と注意されたのだとか。役のイメージよりも、“萌え”にかんする部分が大変だったのかもしれない。 |
そして、3人の印象に残っているシーンはどこかという質問に、阿部さんは悩みながらも6話の“神裂とステイルに説教するシーン”をチョイス。そのシーンの収録はかなり大変だったようで、阿部さんは笑いながらも、血管が切れるほどがんばって演じたことを話していた。井口さんが選んだのは、美琴とインデックスが初めて会話した23話のシーン。佐藤さんと一緒に声の収録をすることも多かったようで、23話まで一緒のシーンを演じたことがなかったと気づいて驚いたのだとか。佐藤さんは、シーンというよりもインデックスの歌が好きだと答えていた。その答えに動揺する井口さんだったが、阿部さんと中山さんにノせられ、突如その歌を歌うことに!
そして、ちょっとテレながらインデックスがお風呂に行く際に口ずさむ歌を歌う井口さん。常に音程が変わっていたようでスタジオでこの歌を歌うと、皆が首をかしげていたのだとか。ちなみにこの歌は、井口さん以外にも“エンゼルフォール”編で青髪ピアスとインデックスが入れ替わった際に、川原慶久さんが口ずさんだようで、その時のものが正確な音程だったようだ。
今度は逆に、キャスト陣が中山さんに質問をぶつけることに。佐藤さんからの質問は、好きなキャラクターは誰かというもの(ちなみに阿部さんは小萌先生)で、中山さんは終始一貫してインデックスと答え、井口さんを喜ばせていた。ちなみに、この質問に答える際に、客席に“インデックスと美琴のどちらが好きか?”と質問を投げかけていた。そのことを井口さんはとてもイヤがっていたが、結局、井口さんと佐藤さんが目を閉じている間にこの質問を行うことに……その結果は、井口さんの不安と当たらずとも遠からずなものとなっていた。
▲佐藤さんの質問に、まったく動じることなく答えていた中山さん。その堂々とした返事っぷりに、井口さんもうれしそうにしていた。 |
いよいよイベントも終了の時間に。キャストから来場したファンに向けて、お礼の言葉が贈られていた。なお、その直前に行われた各種告知のコーナーでは3月19日のニュースでもお知らせした『とある科学の超電磁砲(レールガン)』のアニメ化について改めてアナウンスが行われた。中山さんによると、こちらも粛々と作業が進められているとのことなので、ファンは続報を持っていてもらいたい。
(C)鎌池和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX
■TVアニメ『とある魔術の禁書目録(インデックス)』