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2009年3月28日(土)

『イース』ではなくMMORPG――と語る『イースオンライン』をプレイしてきた!

文:電撃オンライン

 ゲームポータルサイト・ネットマーブルで今春よりサービス提供開始されるPC用MMORPG『Ys Online ~The Call of Solum~(以下、イースオンライン)』を、CJインターネットジャパン本社で先行体験させていただいた。

『イースオンライン』

 『イースオンライン』は、日本ファルコムと韓国のCJ Internetが共同開発しているMMORPG。韓国では2007年11月よりサービスインしており、日本ではベータテストを実施せずに、先行プレイヤーを募集したプレオープンサービス(4月中旬より実施)から直接正式サービスへ移行するとのこと。

 プレイキャラクターの育成から、パーティを組んでのインスタントダンジョンのボス攻略までをプレイしてきたので、まずはそちらをご覧いただきたい。あとには、マーケティングチームチーム長の大岩孝志さんと、ゲーム事業1部の秋山隆利さんに伺った話も掲載している。

■まずはキャラクターを作って遊んでみた

 本作のキャラクターメイキングは、3種の種族とそれぞれに2つずつ用意された基本職業を選択するところから始まる。3種の種族とは、エレシア人、アフロカ人、キーモ人で、それぞれ平凡系、パワー系、サポート系とイメージしてもらって構わないだろう。職業については、正式サービス開始と同時に2次職が開放され、高次の職業が開放されていくほどにだんだんと枝分かれしていくシステムのようだ。

『イースオンライン』 『イースオンライン』
▲MMORPGなので、外見は選択肢の中から自由に選んでカスタマイズする。ここでは、エレシア人で金髪美形(なつもり)のメイジを作成してみた。

 ゲームを始めるとチュートリアルをプレイするか否かを選択できる。当然初めてのプレイなので、チュートリアルを受けてみた。チュートリアルでは、専用マップで1人、システムメッセージに従ってゲームの機能を試していくことに。「装備品を装備しましょう」なんて基本から、スキルやマップの使い方、実際のバトルにいたるまで。チュートリアルの最後には、ボス戦チックな催しとして多数の敵とのバトルが用意されている。ゲームの機能をひと通り知ることができる、というのは言いすぎだが、MMORPGに慣れた人であれば「大体こんな感じで遊べばいいのかな?」というのは把握できるはずだ。

『イースオンライン』 『イースオンライン』
▲戦う前には、バトルに使いそうなコマンドやスキルをショートカット登録しておくと便利。後述するが、本作にはいろいろなタイプの特殊スキルが用意されていて、バトルがけっこう戦術的なのだ。

 というわけで、チュートリアルを終えると種族ごとに定められた最初の街に。街のNPCからは、簡単なクエストを受けることができた。話を聞くと、本作にはNPCから受ける普通のクエストと、モンスターがドロップするクエストカードから受けられるクエストの2種類があるらしい。

 クエストカードは、「○○を△個集めろ」のようなクエストが多く、狩り場でそのまま達成できるような形になるとのこと。NPCのクエストと違って何度でも受けられて、他のプレイヤーとトレードもできるそうなので、ギルドのメンバー同士で遊ぶ際などに使えるかもしれない。さらっと書いたが、当然ながらギルドシステムは存在するということで。

『イースオンライン』 『イースオンライン』
▲ちなみに、エモーション表現でキャラクターのいろいろな動きを楽しむことができる。一般のMMORPGとエモの種類はそう変わらないが、上のような男キャラがやるとちょっとアブない感じのものも……。

 街をひと通り回ってみたところで、自分で作成したキャラクターでのプレイは終了にした。CJインターネットジャパンさんにお邪魔してのプレイだったので、何日も居座るのは……というわけだ。とはいえ、このまま帰ることもできないので、用意していただいたLv26のキャラクターでインスタントダンジョンへ挑むことに。


■基本をおさえたMMORPG『イースオンライン』

 さて、本作のインスタントダンジョンはパーティ専用。ということで、ここからは電撃Online Gamesのスタッフ(以下、DOGスタッフ)と協力タッグ! 誤字じゃないですよ、なにせ2人とも初めてのプレイなのだから、強力タッグなどといえるわけもなく。ちなみに、筆者が盾役のキャラクターを、DOGスタッフが回復もできる魔法使いキャラクターを……なんの相談もなく選択した。

『イースオンライン』 『イースオンライン』
▲筆者が選択したのは、キーモ人のプロテクター。+20まで強化された両手剣を装備している……超強い! ちなみに、本作は職業に関係なくどんな装備でもできるのが特徴。DOGスタッフの選択したウィザードが、この剣を使って戦うことも可能だ。それで活躍できるかは、プレイヤーの工夫次第なのだが。

 Lv26で装備も充実したこのキャラクターでプレイすると、さすがにできることが多かった。本作では、スキルや乗り物、特殊効果のあるものなど、武器防具や消耗品以外のアイテムが、ほとんどカードになっている。別にデッキを組んだり、カードバトルをしたりすることはないのだが、いろいろなカードを集めることで、プレイの幅が広がっていく。

 例えば、召喚カードであれば乗り物となるペットを呼び出せるし、強化カードであれば装備品を強化できる。スキルカードと、3種類あるスキル用の経験値を使えば、新たなスキルも覚えられる。中でも変わっているのが、さきほど触れたクエストカードと、ビルドカードだろうか。ビルドカードを装備すると、カードの種類によってさまざまな補助効果(アーツビルド)を一定時間使えるようになる。この補助効果は、それぞれのカードに8種類用意されていて、画面左上に表示されるALと呼ばれた緑色の玉を消費することで発動できる。

『イースオンライン』 『イースオンライン』
▲ALは、敵を倒して得られるAP(アクションポイント)のゲージが満タンになると1個ゲットできる。このALは、アーツビルド発動以外にも、キャラクターの必殺技のようなものであるアーツスキルと、次に発動するスキルのダメージ量(回復量)が2倍になるメタマジックの発動にも使う重要な玉なので覚えておいてほしい。▲アーツビルドの効果は、一定時間攻撃力速度が上がるなど。初級のアーツビルドを発動することで、さらに効果の高いアーツビルドが発動できるようになる。ビルドカードには、前衛向けなものや後衛向けなものなどさまざま用意されているようだ。

『イースオンライン』
▲説明ばかりでも疲れると思うので、癒される(ムリ?)1枚を。乗り物ペットに乗った、プロテクター26歳とウィザード26歳。そろそろ結婚が気になります。結婚システムマダー!?

 以上、Lv1とLv26のキャラクターでそれぞれプレイすると現在のMMORPGにおける基本システムはひと通り押さえられている印象だった。続いては、インスタントダンジョンに突入してのプレレポートをお届けする。

→インスタントダンジョンのボス、デカすぎる! プレイレポート後編へ

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データ

▼『Ys Online ~The Call of Solum~』
■メーカー:CJインターネットジャパン
■対応機種:PC(対応OS:Windows 2000/2003/XP/Vista)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:未定
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

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