2009年5月14日(木)
東京・渋谷にあるラウンジスペース・Lounge NEOで、UFO研究家としておなじみの矢追純一氏が緊急記者会見を行った。
会場に現れた矢追氏は神妙な顔つきで、「実は先日、私はUFOにさらわれました。そこで宇宙人とコミュニケーションを図ることに成功したのです」と暴露。矢追氏によると、どうやら彼らはコミュニティを作っているのだとか。さらに矢追氏は、その宇宙人の映像を録っていたということで、その時の動画を公開した。
矢追氏は、集った報道陣を前に「私が接触した宇宙人は、我々の科学技術をはるかに上回る技術を持っていました」とコメントしていた。 |
矢追氏はトゥーリアン、アサリ、サラリアンという種族を次々と紹介。トゥーリアンは、規律正しく個人の自由を尊重するという所属だという。美人タイプで、さらに1,000年近く長生きをする種族がアサリで、最後に紹介したサラリアンは、寿命こそ短いが頭がよく諜報活動に向いているのだとか。
左から、トゥーリアン、アサリの画像。宇宙人の種族を紹介していく中で、矢追氏は「よく「宇宙人に会ってみたい」という人がいますが、実際に会ったら腰を抜かすと思うんですよ。でも、アサリのような美人の宇宙人だったら、ちょくちょく会いたいですね」とコメントし、集った報道陣を笑わせた。 |
宇宙人についての紹介を終えた矢追氏は、「宇宙人の世界というのは、我々の科学技術をはるかに超越した素晴らしい世界を作っているのがおわかりいただけたと思います。今見てきたものが、宇宙の真実です」とコメントし、記者会見はこれで終了……と思ったら、記者の中から「矢追さん~、宇宙の真実とか宇宙人だとか、それはないでしょ~~」と言いながら、1人の男性が立ち上がった。立ち上がったのは、早稲田大学名誉教授の大槻義彦教授。大槻教授が「さっきの映像は、マイクロソフトから発売されるゲーム『マスエフェクト』の映像じゃないですか~」と続けると、矢追氏は「ばれましたか!」とニッコリ。実は今回の緊急記者会見は、5月21日に発売されるXbox 360用ソフト『マスエフェクト』のメディア向け発売記念パーティであった。
記者席から登場した大槻教授。宇宙人の映像を誇らしげに紹介する矢追氏に対して「何を言っているんですか~」と笑いながら突っ込んだ。 |
『マスエフェクト』は近未来、時間と空間を支配する技術“マスエフェクト”を発見した人類が遠宇宙へと進出する、スペースアクションRPG。プレイヤーは連合軍のシェパード少佐となって、宇宙船の指揮官として戦うことになる。奥深いキャラクターカスタマイズやユニークな会話システム、シームレスなリアルタイムバトルなど、斬新な要素を多数取り入れている。
ここで、矢追氏と大槻教授2人よる宇宙人に対するトークセッションが行われることに。矢追氏は「写真だけでなく、映像によるUFOの確認や、宇宙飛行士からのカミングアウトもある。いまやUFOを見たということを議論する次元ではない。近いうちにもっとすごいことが公表されるのでは?」と語ると、大槻教授は「現在、宇宙からの電波を測定するというプロジェクトが行われています。行うということは、科学者は宇宙人がいると思っているんです。人間だって宇宙の中で進化してきた。太陽系は銀河の一部にすぎないので、他にも進化してきた生物がいるでしょう」と続けた。
宇宙人に対して、熱弁する大槻教授。「大槻教授は宇宙人否定派」だと思っている人が多いようだが、それは誤解なのだとか。「地球外で進化した、知的生命体がいてもまったく不思議ではない」とコメントしていた。 |
ここで『マスエフェクト』についての感想を2人に聞いてみた。矢追氏は、たくさんのキャラクターが考えられて作られていることに驚いたという。それぞれの種族は歴史や文化などバックボーンが考えられており、個性豊かなのが特徴。「このゲームのように、宇宙人と交流する時代が近いうちに来るかもしれない。そう思うほど楽しい作りになっている。こんな世界に自分も行けたらいい」と熱く語った。
一方の大槻教授は、「映像がキレイできめ細かくてすごいです。何よりも宇宙の姿をまっとうな科学的なアイデアで作られているのがいいです!」とコメント。大槻教授によると、ゲーム中のロケットが爆発を推進力にせず静かに移動する技術は、現在研究されているプラズマ推進ロケットとのこと。科学技術の未来を考慮して、設定を作っている点に感動していた。
2人の専門家が「将来的に、こうなるかもしれない」と話すほどリアルな設定や世界観の『マスエフェクト』。もし、宇宙に関する未来を先取りしたい人は、来週発売される本作をプレイしてみてはどうだろう。
設定や世界に対して太鼓判を押した矢追氏(右)と大槻教授(左)。何度も顔をあわせている2人だけに、トークもかなり弾んでいた。 |
2人のスペシャルゲストををイメージしたオリジナルカクテルが、来場者にふるまわれた。左が“YOSHIHIKO OTSUKI Special”で、メロンとバナナのリキュールをベースにし、Xbox 360をイメージしたもの。右の“JUNICHI YAOI Special”は、宇宙をイメージした紫のカクテルで、スミレのリキュールを使用している。どちらも甘口のカクテルで、とても飲みやすかった。 |
他にも、フリーズドライで製造されたスペースフードも用意されていた。大学いも、たこやき、ストロベリーアイスクリームの3種類で、普段あまり口にする機会がない食品だけに、イベント参加者から人気を博していた。 |
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