ガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下、ガンホー)は、5月23日に都内のディファ有明において、“ラグナロクオンライン ファン感謝祭2009”を開催した。
このイベントは、同社が運営するPC用MMORPG『ラグナロクオンライン(以下、RO)』のファン感謝イベント。イベントでは、日本一のギルドを決定する“Ragnarok Online Japan Championship 2009(以下、RJC 2009)”、『RO』の最新情報などが発表されたカンファレンス、『RO』コスプレイヤーが集結したスペシャルコスプレステージなどが行われた。また、イメージガール・ラグナロ娘の乾曜子さんと七園未梨さんもコスプレをして登場し、イベントを盛り上げた。これらの模様を、写真とあわせて紹介していく。
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▲コスプレ姿で登場したラグナロ娘の乾曜子さんと七園未梨さん。乾さんはクリエイター、七園さんは忍者の衣装をまとっていた。 |
■『電撃マ王』でのコミック連載も発表された『RO』カンファレンス
カンファレンスでは、PC用MMORPG『RO』、ケータイ用MMORPG『ラグナロクオンライン Mobile Story』、ケータイ用RPG『ラグナロクオンラインサーガ シーフと禁断の秘術』の最新情報に加え、『電撃マ王』(アスキー・メディアワークス刊)でコミック連載が始まることも発表された。
ガンホーのゲームサービス部一課・制作担当の野呂彰氏からは、今夏に実装が予定されている『RO』次期アップデート・Episode8.0“Another World【異世界】(仮)”に関する説明が行われた。EP8.0では、Baseレベル70以上のキャラクターが行ける異世界を舞台に、キドとリーンの物語が描かれるとのこと。また、新髪型&服染色がスペシャルアイテムとして実装され、さらに倉庫が拡張されてアイテムが600個まで収納できるようになるという。倉庫拡張について野呂彰氏が言及すると、会場に集まったユーザーからは大きな歓声と拍手が巻き起こった。
また、今夏にサービス開始予定のモバイル版MMORPG『ラグナロクオンライン Mobile Story』の詳細なシステムが明らかになった。初期に実装される都市は、プロンテラ、ゲフェン、イズルードの3つ。転職の流れは、PC版の『RO』と同様にノービスから1次職を経て2次職へ。システムは、PC版にも搭載されているパーティやギルド、クエスト、チャット、エモーションなどに加えて、モバイル版独自のシステム“ストーリークエスト”が搭載されるという。対応機種はFOMA 905iシリーズ以降のメガiアプリ対応端末。課金方式は現時点では未定。
この他、ケータイ用アプリ『ラグナロクオンラインサーガ』の第2弾『シーフと禁断の秘術』が配信されることが、ジー・モードの国内事業本部 RO&ECOサービスユニットの原慈氏から発表された。第1弾と同様にコマンド選択型RPGで、今作ではシーフの少年・レアードと彼の妹・チコを中心に物語が展開する。配信時期は夏~秋を予定しているとのことだ。
そして最後に、『電撃マ王』(アスキー・メディアワークス刊)でコミック『ラグナロクオンライン ここから始まる物語』の連載が始まることが明かされた。作家は、『RO』のアンソロジーなどでおなじみの秋田米(あきたこめ)先生。ちょっぴり頼りないナイトの主人公と、彼を取り巻くクセ者ぞろいの仲間が繰り広げるギャグストーリーとのことだ。5月27日発売の『電撃マ王 7月号』より連載がスタートするので、『RO』ファンはぜひチェックしてほしい!
■パティシエも参戦!? 会場が熱狂の渦に包まれたRJC 2009
RJCは、ギルド(チーム)同士で対戦するバトル大会。ギルドメンバーの中から最大10人を決めて、そのうちの7人が試合に参加、戦う方式だ。RJC 2009では、128のギルドがオンライン予選に出場しており、その中から勝ち上がった8つのギルドによるトーナメント戦が行われた。
ストイックに勝ちだけにこだわったギルドもいれば、Patissierのようにメンバー全員がパティシエの格好で参加した遊び心あふれるギルドもいた、今回のRJC 2009。試合の解説を担当したのは、ガンホー第一マーケティング部第一企画課の中村聡伸氏と、オンライン事業部サービス運営本部ゲームサービス部一課の満田健太郎氏。試合の合間には、中村氏によるわかりやすいRJCの豆知識なども披露された。
決勝は、優勝候補の呼び声高いGreensleevesと、第1戦の相手Patissierのメンバーから譲り受けたスカーフを巻いて登場したthe Scarlet Lunaの対決に。3本勝負で2勝したほうが勝ちとなるルールのもと、戦いの火蓋が切って落とされた。まず先勝したのはGreensleeves。見事な連携を保ちつつ後退するthe Scarlet Lunaをなかなか攻めきれなかったGreensleevesだが、最後は力でねじ伏せた格好だ。続く2戦目も、阿修羅覇凰拳を効果的に決めたGreensleevesが勝ち、RJC 2009を制した。
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▲和気あいあいとした雰囲気の解説陣。中村氏や満田氏に加えて、ラグナロ娘の2人も熱心に試合を見ながらトークをしていた。
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▲登場時、観客から一番大きな歓声を浴びていたPatissier。メンバー全員がパティシエの衣裳をまとい、ギルドマスターはコック帽を着用。
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▲圧倒的な強さで優勝したGreensleevesと、惜しくも準優勝のthe Scarlet Luna。ガンホー代表取締役社長・森下一喜氏とともに記念撮影。
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■コスプレイヤーが集結したSPステージ、物販コーナーは今年も大盛況!
カンファレンスやRJC 2009の間には、『RO』キャラクターのコスプレイヤーが集結したスペシャルステージなどが開催された。参加者は、小道具に凝っている人や、露出度高めの人などさまざま。中には、母親に連れられた子どもの姿も見られた。
そして、朝から会場を囲むような形で人の列が作られていた物販コーナー。会場先行販売のアイテムが多いとあって、多くのユーザーがグッズを買い求めていた。特に人気モンスター・ポリンのぬいぐるみは人気を集めており、早々に売り切れていた。
閉会式では、ガンホー代表取締役社長・森下一喜氏が登壇し、「たくさんのお客様に支えられて毎年イベントを行うことができるのは、本当にうれしいことです」とイベントを訪れた人々に感謝の言葉を述べた。また、今年11月1日にパシフィコ横浜で世界選手権大会・Ragnarok Online World Championship 2009が行われることについてふれ、「開催国である日本に頑張ってもらいたい」と参加するギルドにエールを送り、本日のイベントは幕を下ろした。
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