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2009年6月5日(金)

【注目作体験レポ】協力する気ゼロな男たちが『New Super Mario Wii』をプレイ!

文:電撃オンライン

 任天堂のラウンドテーブルで、Wii用ソフト『New Super Mario Bros. Wii』のマルチプレイに対する任天堂・宮本茂専務の熱い思いを聞いた男たちが、最大プレイ人数の4人で遊んでみようじゃないかと任天堂ブースに集結。体験プレイを行った。

『New Super Mario Bros. Wii』
▲『New Super Mario Bros. Wii』に興じる電撃のおじさん4人衆。4人のマルチプレイをしている人たちが少なかったためか、多くの客が足を止めてプレイを見ていたようだ。

 まず本作の操作感だが、「あ、確かに『スーパーマリオ』だね」と直感で感じられるほど、Wiiコントローラでの操作に違和感がない印象。シリーズの経験者はもとより、初プレイの人でもすぐに操作を覚えられるのではないかと思う。

 その部分を確認しつつ、いよいよ4人でのマルチプレイを開始するが、「オレたちゲームメディアだから」という変な理由で、やめておけばいいのにゲーム中盤のステージを選択。画面にはマリオ、ルイージ、黄色のキノピオ、青いキノピオが現れ、わらわらと画面右に向かって進み始めたものの、最初に現れたノコノコをいきなり他のプレイヤーが集まっている方向に蹴飛ばしたヤツがおり、巻き添えを食って2名ほどが開幕数秒でアウト。あんたら「ゲームメディア」ではなかったのかとツッコミたくなるほど見事な死にっぷりを目の当たりにし、単純に協力だけではない厳しい(=奥の深い)世界であることを全員が認識した。

『New Super Mario Bros. Wii』
▲『スーパーマリオ』らしいステージを遊ぶ。でも、アイテムは我先にと奪い合うし、後ろの人を気にせず先に行っちゃう人はいるしで、ゲームの中は大混乱。上司といえど、どさくさにまぎれてつかんだノコノコを人に向けて投げるのはマジでやめていただきたい。

 その後、各プレイヤーが思い思いに移動していくが、宮本専務の話したように、先頭と最後尾が離れると画面がやや引き気味になり広い範囲を見渡せる感じになった。ただ、引きの状態も操作しづらくなるまで小さくはならないため、最後尾のプレイヤーが地形にはさまってアウトという場面も何度か見られた。試しに、自分だけ大きく先行してみると、うしろではモタモタしているプレイヤーが次々とアウトになってしまい、筆者が非難の的に。いや、いろいろ試してみたいじゃないですか……。

 逆に協力することで有利な点もある。キャラの上に乗ってジャンプすることで、単独よりも高く飛ぶことができるので、1人では届かない高いところにあるコインやアイテムなどを取ることも可能。息の合ったプレイができれば、楽に進めることができるだろう。

 ちなみに、プレイヤーがアウトになってしまうと、前方から泡に入った状態でプカプカと漂ってくる。この泡を他のプレイヤーが割ることで、晴れて復活できるのだが、その位置が悪いと復活してもすぐにまたアウトになってしまう。足場のいいところで割ってあげるか、それとも溶岩の真上で割るかで展開は大きく変わってくるので、復活場所も気にしてあげたいところ。もちろん、電撃の男たちはそんなことまったく気にせず復活させていたが……少しぐらい協力しましょうよ。

 以上、簡単に感じたことを書いてみたが、プレイしてみて思ったのはお正月やパーティなどで人が集まった時に遊ぶには絶好のツールになるだろうということ。『スーパーマリオ』シリーズをプレイしたことのある人は多いと思うし、操作がシンプルなこともありすぐにみんなで楽しめるので、かなり盛り上がるのではないかと思う。初心者を経験者がサポートするような遊び方をすれば、キミの株もグンとアップなんてこともあるかもしれない。

(C)2009 Nintendo


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