2009年6月8日(月)
米国・ロサンゼルスで開催された“Electronic Entertainment Expo 2009(以下、E3 2009)”で、PS3/Xbox 360用ソフト『ベヨネッタ』を、電撃オンラインのアクションゲーム好き・kbjが体験してきたのでレポートする。
こちらが『ベヨネッタ』コーナー。E3 2009でも注目の高いソフトということで、アメリカのメディアから、さまざまな賞をもらっていた。 |
またブースには、ベヨネッタのコスチュームをまとったコンパニオンの姿も。その再現度は「ゲームの中から飛び出したのか?」と思うほどで、ぜひ国内で行われるイベントにも現れてほしい! と心の中でつぶやいた。 |
『ベヨネッタ』は、セガとプラチナゲームズがタッグを組んで開発している“クライマックス・アクション”ゲーム。『デビル メイ クライ』や『大神』(どちらもカプコン)を手掛けたことで知られる神谷英樹さんがディレクターを担当し、爽快感抜群のド派手なアクションを簡単操作で楽しめるのが特徴だ。
プレイ中に感じていたのは、気持ちよさだ。アクションゲームに限らず、レスポンスが悪いゲームはイライラしがちだが、本作に関してはそれが“まったく”ない! ボタンを押せばプレイキャラクターのベヨネッタが小気味よく動き、敵を攻撃していく。アクションゲームというと「難しい操作を要求されるのでは?」と構えがちだが、難易度・Normalでボタンをなんとなく連打しているだけでも、コンボがガンガンつながり、十分に爽快さが感じられた。
さらに『ベヨネッタ』では、キック・キック・パンチのように特定のボタン入力をすることで特殊な技が発動するのだが、これをうまく活用することで、コンボを伸ばしたり、さらなるダメージを与えることが可能。コマンドを覚えるのが苦手でも、ローディング中にチュートリアルが表示され、そこでは実際に技の練習ができる。ここで覚えた技を実際のステージで使うことで、少しずつ上達していけるという配慮にも、頭が下がった。
アクションで外せないのが、“ウィッチタイム”と呼ばれる要素だ。敵の攻撃を引きつけて回避行動を取ると、ベヨネッタの持つ魔力によって敵の動きが遅くなる。この間に、さらに攻撃を叩き込んだり、距離を取ったりすることなどができる。画面が紫になり、ウィッチタイムが発動するたびに、自分の腕と、彼女の妖艶(ようえん)な動きに酔いしれることだろう。
そして、もう1つ。大画面に登場するボスとのバトルも見逃せない。ステージを覆いつくすほど大きな敵の攻撃を見切って、攻撃を加えていき、トドメを刺す段階になると、魔人召喚のコマンドが表示される。彼女の着ている服は、髪の毛が素材となっており、その魔力を使用して巨大な魔獣を召喚するのだが、その迫力は圧巻の一言。ちなみに召喚した際には、ベヨネッタの服が脱げるが、見とれていると、その後に出るコマンドを見逃し、さらにポイントを稼ぐチャンスを失ってしまう。ジレンマだ!!
他にも、武器を切り替えての攻撃や、敵の武器を利用しての攻撃など、魅力は多数ある。仕事を忘れて「今すぐ、製品版をプレイしたい!!」と心から思った。 |
もちろん、美麗な画面やその世界観も魅力。しかし、何よりもコントローラを使って、ベヨネッタを操作することがおもしろいと感じた本作。会場で行ったインタビューによると、日本国内でも『ベヨネッタ』を体験できる場を、用意したいと考えているという。この秋に登場する魔女・ベヨネッタの動向から目を離すな!(ベヨ様の美脚がたまらない脚フェチ・kbj)
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