日本一ソフトウェアは、PS3用ソフト『ラストリベリオン』を今冬に発売する。
『ラストリベリオン』は、重厚なストーリーとわかりやすいシステムをあわせ持つ王道ファンタジーRPG。特徴的なのは、2人の主人公・ナインとアイシャを切り替えてプレイするスタイルだ。
ゲーム中では、フィールド上や戦闘中、さまざまな場面で、それぞれの特技や個性を活用しながら冒険を進めていくことになる。また主題歌と挿入歌の歌手には、影山ヒロノブさんが起用されている。
記事では、まず世界観やキャラクターを紹介していく。ゲーム紹介の後には、影山ヒロノブさんへのインタビューも掲載しているので、そちらもあわせてご覧いただきたい。
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▲みんなの思う“影山ヒロノブ”のMAXの歌になったという主題歌と挿入歌。熱くカッコいい歌と一緒に、気さくな人柄も見せていただいた。
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■世界観■
物語の舞台となるのは、死と破壊を司る神・ミークテリアと、生を司る神・フォーミバルの力が渦巻く世界・ジュノバルド。
世界には、剣によって物理的な破壊や敵の撃破を生業とする職業・ブレイドや、数々の魔法を駆使しスピリット面から対象を破壊する職業・シールがあり、彼らの力はミークテリアの能力の一部であるといわれる。
片やフォーミバルの能力は、死者の再生という形で世界に影響を与えている。フォーミバルの力によって不死者となったモンスターは、バルノゼルドと呼ばれ、通常の手段で滅ぼすことがかなわず、ブレイドとシールの2者の協力により、初めて打ち倒すことができた。
ナインの故郷・ルオーヴィンは、数年前の戦乱によりバルノゼルドが横行する地となっていた。王であるアーゼルライドは、諸国に名をとどろかせているブレイドのナインを呼び戻し、有能がゆえに忌避されていた1人のシールを王宮へと招くのだが――
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■冒頭あらすじ■
ナインは、養い親にしてルオーヴィン国王のアーゼルライドに請われて、久しぶりに故郷の土を踏む。
だが彼を待っていたのは、アーゼルライドに凶刃を振るう、血のつながらない弟・アルフレッドの姿であった。さらには、ナイン自身もアルフレッドの策により致命傷を負ってしまい、そのまま息絶えようとしていた。
その時、風前の灯であったナインに手を差し伸べる者が現れる。アーゼルライドに請われて、王宮へと招かれたアイシャだった。彼女は、ナインの死が避けられないと見るや、1つの賭けに出る。それは、術者と対象の命を共有する禁術――失敗すれば対象者ともども術者も滅びる術式であったが、アイシャはためらうことなく術を実行し、見事成し遂げる。
術式を受けて意識を取り戻した彼に、アイシャは告げる。命を失ったナインは、アイシャと命を共有することでこの世に存在し続けており、二心同体となった今、現実世界に干渉できるのは、どちらか片方のみであることを。
つまり、ナインが表に出ている間は、アイシャが特殊な精神空間“ヴァミノーゼルの部屋”にとどまり、逆にアイシャが表に出ている時は、ナインが“ヴァミノーゼルの部屋”にとどまることになる。現実における1人分の居場所を、2人は入れ替わりながら使うことになるのだ。
ナインは、暴走するアルフレッドを止め、彼の真意を確かめねばならないと決意する。そんな彼に、アイシャは、彼女の抱える目的のためにナインの能力がどうしても必要なのだと話す。ナインとアイシャは、切り離すことのできなくなった互いを相棒と認め、それぞれの目的を果たすべく、二心同体の身で旅立つのだった。
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■キャラクター紹介■
ナイン・アイズフォール 男 25歳
卓抜した剣の使い手として、人に仇なすバルノゼルド(不死者)を狩るブレイド。そのずば抜けた実力から、多くの賞賛・羨望を受ける身であるが、本人のスタンスはいたってクールであり、何者にもとらわれない自由な生き方を好む無頼漢である。彼の口から出る言葉も、ぶっきらぼうで世をすねたもの言いが目立つ。
幼いころ、アーゼルライドに拾われ、義理の息子として育てられた。今回、父王の要請で自国に戻った際に義理の弟・アルフレッドの凶行を目の当たりにする。
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アイシャ・ロメルディーン 女 19歳
類まれなポテンシャルを持つシール。本人も扱いかねるほどの才能に恵まれており、過去にはその能力を制御しきれず周囲を巻き込んでしまい、甚大な被害をおよぼしたこともある。その危うさと稀有な才能から、周囲に守られ、外の世界にほとんど触れずに育てられた。気位が高く、どんな時でも自分の意見をはっきりと主張する強さを持つ。
シールとしての能力をかわれ、ルオーヴィンの王宮に招かれたところで、一連の事件に遭遇。ナインと自身に魂を共有する禁術を施す。
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▲フィールド、戦闘中問わず、2人の入れ替えはゲームを進める上でのカギとなる。入れ替えに時間がかかることはないので、局面に合わせて2人の力を瞬時に使い分けることができる。 |
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▲表に出ていない側のキャラクターは、“ヴァミノーゼルの間”という特殊空間にとどまっている。この空間には、フィールドの各地に点在する特殊な場所を経由して、表に出ている側の主人公も訪れることが可能。各地につながる鏡のようなものを利用して、移動手段とすることもできる。
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■戦闘システム■
本作の戦闘は、RPGではオーソドックスなターン制のコマンド選択式によるシステム。主人公の切り替えは、ターンの経過なく行うことが可能だ。バルノゼルドとの戦闘は、ナインが物理攻撃で敵の身体を破壊し、アイシャがスピリット面からの攻撃でトドメを刺す流れとなる。剣に長けたナインと、魔法に長けたアイシャをうまく使い分けよう。
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▲基本はオーソドックスな戦闘システムだが、戦闘に刺激を与える奥深い要素も盛り込まれているとのこと。詳細はまだ不明だが、画面に映っている×2や×3といった表示や、BONUSやBINGOの表示が関係しているのだろうか? |
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▲アイシャが使えるシールの力を使えば、不死者であるバルノゼルドを復活不能にしてトドメを刺せる。また、ナインの使えるブレイドの力では、トドメを刺すことはできないが、倒した敵からMPを吸収することもできる。 |
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▲敵には弱点が設定されていて、そこをついて攻撃すれば大ダメージを与えられる。強敵相手には、弱点をつくことが非常に重要となってくる。ちなみに、HPやMPはナインとアイシャで共有だ。 |
【スクリーンショット】
→次のページでは、影山ヒロノブさんに直撃インタビュー!
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