ゲームのカギとなるのは街道！ 『信長の野望・天道』内政と戦略要素をお届け

文：電撃オンライン

　コーエーは、PC用歴史SLG『信長の野望・天道』のゲーム概要を公開した。

　『信長の野望・天道』は、同社の人気歴史SLGシリーズ『信長の野望』の最新作。前作『信長の野望・革新』のリアルタイム制を継承しつつ、国境を越えて領土を削り取ることができる、新たなシステムを導入しているのが特徴だ。これによって今作では、“城をめぐる戦い”から“領地をめぐる戦い”まで幅広い戦略を選ぶことができるようになる。戦闘についても、“陣形”や“軍事施設”といった多彩な戦術要素が加わり、さらなる合戦を楽しめるようだ。ここでは、まずは国の基礎を築く内政から情報をお届けする。

■内政のカギは“街道”にあり

　今作の内政は、日本各地に点在する“集落”を支配することで行う。城から“工作隊”を派遣し、集落まで街道を敷けばその集落を支配できる。

▲左は、織田信長の生まれた尾張の全景図。武家町や商人町、匠ノ町など、たくさんの集落が見て取れる。街道を敷いていない集落は、清洲城から道を通そう。街道をつなげば、右の画像のように集落占拠となる。

　支配した集落では、開発コマンドを使って施設を建てられる。集落には、金銭を増やす“商人町”、技術を研究する“匠ノ町”などがあり、集落によって建てられる施設も異なる。四方八方へとむやみに街道を延ばしても施設費用がかさむので、必要な集落を見極めることも重要になるだろう。

▲【商人町】金銭を増やす“市”や、鉄砲を生産できる“鍛冶場”などが建てられる集落。金銭収入がないと、街道も作れなければ施設も建てられない。もっとも重要な集落だろう。		▲【村落】兵糧を増やす“畑”や、軍馬を生産する“牧場”などが建てられる集落。兵糧は部隊が戦うのに不可欠な物資。合戦に備えてぜひ押さえたい。

▲【武家町】兵力を増やす“兵舎”や、傷兵を回復させる“湯治場”などが建てられる集落。部隊を作るには兵力が不可欠なので、攻めるにも守るにも兵力は蓄えておきたいところだ。		▲【匠ノ町】技術研究に不可欠な集落。部隊の質を高めるなら、技術研究はぜひ行いたい。

▲【資源生産地】匠ノ町と同様に技術研究に不可欠な集落。鉄、木材などの資源があり、高度な技術を覚えるためには資源生産地が必要となる。

■国境に縛られない勢力争い

　国境を越えた先にある集落でも、自城と街道をつなぐことは可能。集落を奪えば、敵の収入源を奪えたり、敵が研究した技術を無効化できたりする。城を奪い合うだけでなく、集落を削り合うシステムによって、戦略の幅が大きく広がっている。

▲織田軍が、今川軍の集落の入り口にまで部隊を移動させ、商人町の占領に成功。これで織田軍は、今川軍の金銭面に打撃を与えると同時に、新たな金銭収入源を得た。

　上記のように新たな集落を占領すれば、国境を越えて勢力圏を広げることもできる。勢力圏の中では、進軍する部隊の士気も下がらない。堅固な城を攻める前には、まずは相手国内に勢力圏を広げておくのも1つ戦略として機能する。

▲この画像の真ん中ほどにある白いラインが国境線で、左は尾張、右は三河となる。青い縁取りが織田家の勢力圏であり、先ほど商人町を奪ったことにより勢力圏を広げている。

　だが、城を落とせば、その支配下にある集落を一気に取ることもできる。じわじわ集落を落とすより、城へ大軍で押し寄せた方が効率的な場合も。着実に敵を弱体化させるか、一気に敵城を陥落させるか、状況によってベストな戦略は異なってくるだろう。

▲敵城への進軍上にある集落なら、さほど手間なく奪えて足がかりにもなるはず。何が有効というよりは、プレイヤーの選択できる戦略の幅が広がったという感じだろう。

■道がないなら作ればいいじゃない

　街道が重要となる今作だが、道なき山河に街道を通すことで敵の背後を衝く作戦が可能になるなど、国の攻略進路についても多彩となっている。防御の薄いところを狙って一気に攻め寄せたり、隙を衝いて集落を奪ったり、多彩な戦略を展開していこう。

▲川に街道を敷いて橋を渡せば、新たに部隊が渡河できるようになる。他にも、山間部の低い部分に街道を敷くことで、部隊の山越えも可能に。

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▼『信長の野望・天道』

■メーカー：コーエー

■対応機種：PC

■ジャンル：SLG

■発売日：2009年9月4日

■価格：通常版 11,340円（税込）/プレミアムBOX 13,440円（税込）

　

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