2009年8月13日(木)
【経営者は語る 第1回】なぜ今ブラウザゲーが注目を集めるのか――SeedC社長インタビュー
“ブラウザゲーム”と聞いて、電撃オンライン読者の多くが思い浮かべるのは、「落ちモノパズルや釣りゲームなどを、ブラウザ上でプレイできるやつ」ではないだろうか? もちろんそれらもブラウザゲームのジャンルの一つではある。しかし、今回ここで取り上げるブラウザゲームというのは、MMORPGのようにインターネットを使って同時に数千人のプレイヤーとゲームが楽しめるが、特別なソフトをダウンロード・インストールする必要はない。
この手のブラウザゲームは数年前からヨーロッパを中心に流行しており、実は世界最大のオンラインゲームの座を占めているのはMMORPGではなく、ブラウザゲームなのだ。世界中で既に1,000タイトルを優に超える数がサービスされているにもかかわらず、残念ながらこれまで日本語で遊べるのはそのごく一部であり、認知度もあまり高くなかった。
ところがここ1、2年で日本語でプレイできるブラウザゲームがにわかに増え、プレイヤー数も相当な数が集まっている。特に2009年は数タイトルが正式サービスを開始、また年内にブラウザゲーム配信を予定している国内パブリッシャーも数社あり、いよいよ日本でもブラウザゲームの時代の幕が開いたと言っても過言ではないだろう。
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▲SeedC代表取締役 崔正浩氏(中央)、Webゲームプロデューサー 山田義貴氏(左)、経営企画室室長の斧佳代子氏(右)。 |
そこで今回は、7月28日にブラウザゲーム配信サイト『Webゲー』をオープン、一気に3タイトルをサービスインさせたSeedC代表取締役 崔正浩氏、Webゲームプロデューサー 山田義貴氏、経営企画室室長の斧佳代子氏の三人に、日本市場における急激なブラウザゲームのブームがなぜ起きているのか。『Webゲー』の今後の展開や、ブラウザゲームの魅力などを語っていただいた。