2009年8月20日(木)
『神経衰弱』といえば、各人の記憶力を競うゲームですが、この『メクルカ』は記憶力はほぼ問われません。前述のように、めくったカードは表向きのままなので、そもそも覚える必要がないのです。「それじゃ完全に運まかせだろ!」と思われるかもしれませんが、ある意味その通り! このカードをめくる行為自体はTCGで言うところの“カードの引き”に当たる部分なので、ある程度運まかせなのは仕方ありません。序盤(特に1~5手目)に関していえば、それこそ当てずっぽうにめくっていくことに……。
そうしてカードをめくっていくと、同じカードをそろえてペアを作ったりして手持ちのカードがたまるはず。お互いの手持ちのカードがそろってからが『メクルカ』の本番ですよ!
▲最初はすべてのカードが裏向きに配置されている。一発でカードを引けたらラッキー! |
『メクルカ』のカードによって引き起こされる効果は、大別すると下記の3種類になります。
(1)魔法で直接ダメージを与える/ダメージを回復する
(2)モンスターを召喚する
(3)その他特殊な効果
(1)は読んでそのまま、敵に直接ダメージを与えたり、自分のライフを回復したりする効果。“対象に3ダメージ与える”や“自分のライフを5回復”のようなものはもちろん、“自分と相手の手持ちのカード枚数分ダメージ”といったちょっと特殊なものや、“ランダムでどちらかのプレイヤーに3ダメージ”のようにランダム要素のあるカードもあります。
(2)はTCGで遊んだことがない方にはちょっとイメージしにくいかもしれないですが、魔法でモンスターを召喚し、空きマス(めくって、カードがゲットされた後の空き地)に配置して相手プレイヤーを攻撃させることができます。モンスターは基本的に隣接したプレイヤーしか攻撃できず、召喚したターンは睡眠状態のため攻撃ができない。しかし、攻撃魔法と違い破壊されるまで場に残り続けるため、強力な攻撃の柱になります。このモンスターがいろいろと重要なのですが、その話はまた後ほど。
(3)は本当に多種多様で、“相手のストック(ゲットした手札)を捨てさせる”といった嫌がらせの効果や、“モンスター2体の位置を入れ換える”といった効果などさまざまなものが用意されています。
▲引いたカードの効果で敵を攻撃! |
▲ちなみに、2種類の効果があるカードもあり、どちらの効果を使うかによって戦況が大きく変わるかも! |
これらのカードを使って戦うのが『メクルカ』の基本! もちろん、カードを単体で使って戦うのもアリですけれど、これらのカードを組み合わせることにより“コンボ”を生み出すことが可能です。
例えば、モンスターは召喚されたターンには“睡眠状態”になっているため攻撃ができません。でも、カード『絶望からの救済』の効果“自分の全モンスターの状態異常を解除”を組み合わせることで、すぐに攻撃させることが可能に! 通常であれば、相手プレイヤーはモンスターに隣接しないように逃げ回るけれど、これで逃げ出す前に確実にダメージを与えることができます。
▲召還したターンでモンスターが攻撃できないのは、一般的なTCGではよくあります。そこで、カード効果が重要な意味を持ってくるのです。モンスターを召還して、『絶望からの救済』の効果で即攻撃! |
このように各カードを効果的に組み合わせて敵を追いつめていく……。これが単なる『神経衰弱』にとどまらない『メクルカ』のカードバトルのおもしろさなんです!
(C)TOM CREATE 2009