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2009年8月19日(水)

PC用『イースオンライン』守護バトルシステム体験会レポート

文:電撃オンライン

 CJインターネットジャパンが運営するMMORPG『Ys Online ~The Call of Solum~(以下、イースオンライン)』では、7月30日に大型アップデートが実施される。今回のアップデートには、本作をより快適にプレイするための仕様変更や、ログインするだけで専用ポイントがもらえる日本独自機能のマイレージシステムなど、様々なコンテンツが実装される予定だ。その中でも『イースオンライン』の大きな魅力となるであろう対人戦“守護バトルシステム”を、実装に先駆けて体験してきたので紹介しよう。

 なお、体験会にはメディアの他に一般プレイヤー6名を招待して、実際にCJインターネットジャパン社内から守護バトルに参加。もちろんそれだけでは守護バトルを行うにはあまりにも人数が少ないので、オンライン参加という形で守護バトルを楽みたいプレイヤーも集合し、攻撃側ギルドと守護側ギルドに分かれてバトルが行われた。キャラクターは高レベルな体験会専用のものだが、事前に申し出れば本サーバと同じキャラクター名でのプレイも可能となっていた。

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 まずは守護バトルの基本システムだが、“聖地”と呼ばれるいくつかの専用マップ(実装時は3箇所)をめぐり、ギルド単位で覇権を争う、いわゆる攻城戦のことである。制限時間終了時に聖地を占領したギルドには、専用のバフ(能力強化)、クエスト、販売アイテムの利用、2Rank装備製作といった恩恵を受けられるわけだ。開始時間になると聖地の門が開き、この日の攻撃側ギルドは少し離れたマップから「ロックの聖地」を目指して移動。防衛側ギルドは門の内側で待ち受ける形となった。聖地では攻守共にバフ/デバフ効果(能力強化/弱体)のある建築物をギルドマスターだけが配置できたり、戦闘不能になった場合の復活地点となる拠点を設定できるため、戦術だけでなく高い戦略性も要求されそうだ。

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 聖地の中央には巨大なモンスター“ガーディアン”が立っており、防衛側ギルドを退けたうえで、さらにこのガーディアンを倒さねば聖地の占領はできない……のだが、ガーディアンの繰り出す範囲攻撃があまりに強力でHPは多少減っていたものの、防衛側ギルドに圧倒的有利な状況に。結局制限時間内に一度もガーディアンを倒すことなく、体験会は終了してしまった。
攻撃側ギルドで参加したプレイヤーからは「あまりにガーディアンと、防衛側にいたGMが強すぎて不完全燃焼です。一度ぐらい占領してみたかった」と、ちょっぴり不満そうなコメントも。聖地占領の条件であるガーディアン討伐&封印はギルドマスターしか行えないが、守護バトルへの参加自体はギルドに入っていなくても誰でもできる。現時点では守護バトル中にプレイヤーの攻撃によって戦闘不能となった場合は、1%デスペナルティがあるため、占領目的以外のプレイヤーによる妨害などもあるだろうが、それを跳ね除けるだけの強さが守護バトルには要求されるということなのだろう。

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守護バトル体験の後には、ユーザーと『イースオンライン』運営プロデューサーを努める秋山隆利氏による意見交換会の時間が設けられた。参加者の中には、現在のレベルキャップに近いキャラクターを育てているコアプレイヤーもおり、インターフェース周りの改善案からバグの指摘、プレイヤー同士が協力できるようなゲーム内イベントが少ないといった意見が寄せられた。これについて秋山氏は、「システム根幹に関わる部分はすぐに修正できないが、直すべき部分については、開発が日本主導になったこともあり、順次改善していく」と述べた。時に後方に控えるスタッフが「そこまで喋らないで……」と不安そうにつぶやく声も聞かれたが、来場者にとってはこれからの『イースオンライン』に期待を抱ける、満足な回答が得られたようだ。

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データ

▼『Ys Online ~The Call of Solum~』
■メーカー:CJインターネットジャパン
■対応機種:PC(対応OS:Windows 2000/2003/XP/Vista)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

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