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2009年10月1日(木)

【メガテン伝道師座談会】第3回 『メガテン SJ』をみんなでプレイしてみた

文:デルチ

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■かゆいところに手が届くインターフェイス

押野:インターフェイス的な部分はどんな感じでしょう。プレイしてて気になった部分とかありますか?

KK@:インタ-フェイスはかなり親切だね。さっきも言ったように、セーブポイントは結構あるし、とくにボスがいる部屋のすぐそばにセーブポイントがあるのは、助かったなぁ。それと、チュートリアルもしっかりしてるから、遊びながら基本的なシステムは理解できるようになってるし。

デルチ:ただ、長々と説明されるんじゃなくて、デモニカスーツに情報が送られてくる形で、わからない時はその情報を見ればいいし、わかる人は読まなくていいってのもいいですよね。2回目のプレイとかだと、また説明が入ってくるのはメンドウですからねぇ。

押野:シリーズ未経験者でも、安心して楽しめそうですね。

まっつ:あと、どこでも悪魔合体できるのはいいッスね。

デルチ:とりあえず、悪魔を仲魔にしたら合体の結果を見て、すぐ確認できるのはかなりラクですよ。主人公のレベル上がったら、その場でレベルに応じた強い悪魔も作れちゃいますからね。

まっつ:どこでもできるぶん、合体事故なんか起きたら大変そうッスよね。主力の悪魔になる予定が、すごく弱い悪魔になっちゃったり。とか言いながら、ついついその場で合体しちゃう(笑)。

『真・女神転生 ストレンジ・ジャーニー』 『真・女神転生 ストレンジ・ジャーニー』

デルチ:ラクといえば、戦闘で下画面に悪魔の情報が表示されるのは、検索の手間が省けていい感じですよね。

KK@:もう、あれがないとプレイできないってくらい役立ってるよ。そのぶん、“デビルアナライズ”もきちんとやってないと意味がないんだけど、おかげですぐに敵の弱点もわかるし、仲魔がどんなスキル持ってるかもわかっちゃう。

まっつ:逆に初めて出会った敵の怖いこと怖いこと。

デルチ:もじゃもじゃは本当に怖い!

押野:もじゃもじゃ? キャクですか?

KK@:またマイナーな悪魔を……。さっきも言ったように、初めて出会った悪魔って、見た目もわからないからね。モザイクみたいに表示されるんだ。だから、シリーズ経験者であっても、見た目で弱点を予測したり、戦法を考えたりできない。

デルチ:そう。そのモザイクが、もじゃもじゃっぽくない?

まっつ:そうッスか? 普通にモザイクっぽいけど……。

KK@:もし、ジャックフロストがそのまま出てきたら、シリーズ経験者なら火が弱点ってすぐわかるよね。

まっつ:例にジャックフロスト出すの好きッスね(笑)。まあ、そういう意味では、経験者でも、スリルを味わいながら遊べるおもしろいシステムだと思うッス。

デルチ:序盤のダンジョンに出てくるデカイもじゃもじゃは怖すぎる。“暴れまくり”とか使うから、なんとなくオニだなってわかるけど、弱点わからないし、弱点わからないから倒せないし、倒せないからアナライズの解析が進まなくて弱点わからないしで、ずっと逃げてましたよ。

まっつ:オレも何度オニに全滅させられたか! 序盤のカベだよね。

KK@:アナライズも一気に全部わかるんじゃなくて、名前や種族、弱点、スキルなどが小出しに明らかになっていくのもおもしろいよな。

まっつ:仲魔にしたり、何度も戦って勝利したからこそわかった報酬みたいな感じッスね。アナライズをコンプリートする楽しみもあるし。実は、アナライズが解析されている悪魔の合体だったら、合体の結果が表示されるところで弱点とかも表示されてるんだよ。

デルチ:へえ~、気付かなかった。じゃあ、高レベルの悪魔の弱点もいち早く知ることができるのか。

まっつ:でも、面倒くさいから覚えたりしなくて、いざその悪魔と初めて戦う時に困るみたいな(笑)。

デルチ:さすがです……。

『真・女神転生 ストレンジ・ジャーニー』

KK@:あと、下画面の使い方といえば、ダンジョン探索時は下画面にマップが表示されるのも便利だよね。

デルチ:セーブポイントやダメージ床なども自動でアイコン化されるから、探索はかなりラク、というか、下画面メインで進めてますよ。

まっつ:下画面見ながらだと、すごく快適に進められるね。でも、上画面の昔懐かしい主観視点の3Dダンジョンも個人的にはツボッス。

全員:わかるわかる!

■過去最高のボリューム! 気になるストーリー、ゲームのポイントは?

押野:物語的には、どんな感じなんですか? シリーズとのつながりが見えるエピソードとか出てきました?

まっつ:いや~、まだわからないな。とにかくボリュームがあるので、かなりじっくり遊べそうだってのは、よくわかったけど。

KK@:ちょっと登場人物のセリフが難しめだから、大人向けな印象は受けたかな。映画っぽいセリフまわしだったり、演出だったりするから、そのへんでストーリーをうまく盛り上げてるなって思う。

デルチ:配役も、天才美人科学者・ゼレーニンに、ひねくれ口をたたくけど実はいいヤツ・ヒメネスに、部下から信頼されるゴア隊長とか、映画的な感じですもんね。

『真・女神転生 ストレンジ・ジャーニー』 『真・女神転生 ストレンジ・ジャーニー』 『真・女神転生 ストレンジ・ジャーニー』

まっつ:そういえば、たまたまネットで見て気づいたんだけど、ゼレーニンってモデルとなってる科学者いるっぽいよ? なんか、3次元は5次元に包まれているって説を提唱してる科学者で、すっごい見た目が似てるんだよ。若いころとかゼレーニンのままだから。

デルチ:ああ、『SJ』的にも、“シュバルツバース”は亜空間って設定だから、それで次元の研究してる人ってことか。じゃあ、他のキャラクターにもモデルがあるのかもね。

まっつ:他にもいろいろ言いたいけど、そこはプレイして確かめてほしい!

デルチ:なんか、紹介記事っぽく締めた!

まっつ:だって、思いっきりネタバレだしなぁ。だから、そこはプレイして確かめてほしい!

KK@:でもボリュームは確かに過去最高レベルじゃない?

まっつ:メインストーリー以外にも、アイテム合成とかEXミッションとかあるからね。さっきも言った“デビルアナライズ”とか、やり込み的な要素もかなりあるッス。

押野:ぶっちゃけ、シリーズ作品としてどうなんですか!?

まっつ:ぶっちゃけてきたな! すごく説明が難しいんだけど、普通におもしろいんだよね。

押野:普通って!

KK@:とってつけた感じだけど、その感想すごくよくわかる。悪い意味で“普通”ってことじゃないんだよ。たくさん新しい要素はあるんだけど、プレイしてみると『メガテン』シリーズらしさがバッチリ残ってて。過去のシリーズを知っている人だったら、プレイすればわかるはず! あぁ、『メガテン』なんだなって(笑)。今までのシリーズもそうだったように、時間を忘れてプレイしちゃうよ。

デルチ:携帯ゲームって、いつも寝る前にちょっとプレイするタイプなんですけど、『SJ』は始めたらプレイに集中しちゃって、気づいたら朝になってましたから、久々ですよこんなの。

KK@:『メガテン』らしさはちゃんと継承してるし、何よりこの緊張感が楽しいんだよね。

まっつ:新しいエリア行って、新しい悪魔が出てくると、いかに死なないように戦えるかって緊張は最近のゲームにはないッス。シリーズファンの期待は絶対裏切ってないよ!

KK@:DSの2画面をうまく使いきってるのも快適だよね。プレイすればわかるけど、1度始めるとやめ時が難しいんだよー。

まっつ:難易度が高いから、死んだ時がやめ時みたいな。でも、最近のやさしいゲームに慣れきった自分たちにも、サクサク進められるシステムになってるのはポイント高いよ。今ってそのあたりって当たり前になってるけど、ちゃんと今風にアレンジされてるわけだし。

KK@:『メガテン』ファンはもちろん、シリーズの魅力も詰まっているので、『メガテン』シリーズ入門としても楽しめるんじゃないかな。

まっつ:うん、そこはぜひ、プレイして確かめてほしい!

デルチ:結局それか……。

(C)ATLUS CO.,LTD. 1992,2009

データ

▼『真・女神転生 ストレンジ・ジャーニー』
■メーカー:アトラス
■対応機種:DS
■ジャンル:RPG
■発売日:2009年10月8日
■価格:6,279円(税込)
 
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