2009年9月24日(木)
PlayStation Networkで11月に配信予定のPS3/PSP用ACT『ぽっちゃり☆プリンセス』。本作の開発の経緯などを、プロデューサーのデボラ・マーズさんに伺った。(インタビュー中は敬称略)
――今回TGSに出展されてのご感想は?
デボラ:とても興奮しています。『Fat Princess』(『ぽっちゃり☆プリンセス』の原題)が海を渡って旅をしてきたことがとても感慨深いです。そして日本の皆さんに愛されることを切に願っています。
――どういう経緯で開発されたのでしょうか?
デボラ:2年ほど前に開発会社のタイタンから企画が上がってきました。その時には、ビジュアル通りのかわいい内容だったのですが、もっとおもしろくできるのではないかといろいろ注文して盛り込んでいった結果、見た目とは裏腹になかなかダークな内容になってしまい……。ただ、ビジュアル重視というコンセプトと『Fat Princess』というタイトルはは当初から変わっていません。ゲームとしてのおもしろさを追求した結果が、若干アイロニカルな内容になりました。それとかわいいだけのゲームにしたくないという思いもありました。キャラクターがしゃべるちょっと過激なひと言も、マルチプレイでプレイヤーを笑わせたいということなんです。
――ターゲットはどれくらいの層なんでしょうか?
デボラ:もともとやり込み要素の多いゲームでしたから、ハードコアゲーマーに遊んでいただけるかと思っていたんですが、蓋を開けてみたら女性ユーザーが思いのほか多くて驚きました。日本でも女性に遊んでいただけるとうれしいですね。
――お姫様を閉じ込めてケーキを食べさせて太らせるというのは、女性には残酷な気がしますが?
デボラ:私も女性ですが、そんなに気になりませんよ(笑)。まずユーモアありきのゲームですから。深く考えず楽しんでいただければ幸いです。こういうゲームがあることはSCEとしてもとてもいいことだと思っています。
――最後に日本のユーザーにひと言
デボラ:もうすぐリリースされます。ぜひ世界中のユーザーと『ぽっちゃり☆プリンセス』を楽しんでください。
(C) Sony Computer Entertainment America Inc. Published by Sony Computer Entertainment Inc.
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