2009年9月27日(日)
話題作ぞくぞく登場!! “日本ゲーム大賞2009”フューチャー部門授賞式
東京ゲームショウ2009の最終日となる本日9月27日、社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主催する“日本ゲーム大賞2009”のフューチャー部門受賞作品が発表された。
フューチャー部門とは、東京ゲームショウ2009に出展された未発売作品を対象に、9月24日~26日までの3日間にわたって来場者投票を実施し、選出された作品の中から日本ゲーム大賞選考委員会の審査を経て選ばれた作品に贈られる賞のこと。今回はユーザーによって170本を超える作品が選ばれ、最終的に12本に賞が贈呈されることになった。受賞作品は、以下のリストを参照のこと。
タイトル | ハード | メーカー |
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アサシンクリードII | PS3、X360 | ユービーアイソフト |
キングダム ハーツ バース バイ スリープ |
PSP | スクウェア・エニックス |
ゴースト トリック | DS | カプコン |
テイルズ オブ グレイセス | Wii | バンダイナムコゲームス |
ドラゴンクエストVI 幻の大地 | DS | スクウェア・エニックス |
二ノ国 | DS | レベルファイブ |
ファイナルファンタジーXIII | PS3 | スクウェア・エニックス |
ベヨネッタ | PS3、X360 | セガ |
メタルギア ソリッド ピースウォーカー | PSP | KONAMI |
龍が如く4 伝説を継ぐもの | PS3 | セガ |
レイトン教授と魔神の笛 | DS | レベルファイブ |
ロストプラネット2 | PS3、X360 | カプコン |
昨年に続き、今年も人気シリーズの後継タイトルが多く受賞する結果となった。オリジナル作品は、カプコンの『ゴースト トリック』、レベルファイブの『二ノ国』、セガの『ベヨネッタ』の3本。また、移植作品である『ドラゴンクエストVI 幻の大地』がフューチャー部門に登場。追加要素があることや初の移植であること以上に、多くのユーザーに『ドラゴンクエスト』シリーズが待ち望まれていることがうかがえる結果となった。
新作で受賞したデベロッパーのコメントを紹介していく。レベルファイブ代表・日野晃博氏は「たまには売れ行きを気にせずに作りたいゲームを作ろうと思ったんです。もっとこじんまりとしたものになる予定だったんですけどね(笑)」といい、『ベヨネッタ』の制作を手掛けるプラチナゲームズ・神谷英樹氏は「日本のゲームの強みはケレン味。現実ではありえないようなアクションにエンタメ性がある」とコメント。そしてカプコンの巧舟氏は「『逆転裁判』で1つやりたいことができたので、それとは別の新しいものを」と、『ゴースト トリック』にかける意気込みをのぞかせた。果たしてこの3作、そして制作陣が今後どういった活躍を見せてくれるのかに注目したい。
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▲こちらは授賞式の模様。今年の司会には、ゲームに造詣が深く、数々のゲームに挑戦しているタレント・有野晋哉さんが選ばれた。 |
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▲コナミデジタルエンタテインメントの小島秀夫氏や、セガの名越稔洋氏、スクウェア・エニックスの北瀬佳範氏など、ステージにはそうそうたる顔ぶれが登場。また、アスキー・メディアワークスからは、電撃ゲームメディア総編集長・江口聡がプレゼンターとして登壇した。 |
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▲主人公を4人にするなど、シリーズ4作目にしてなおも新機軸を盛り込む名越氏。「ものを作っている以上、シミュレーションやアクションなどの枠にとらわれるのではなく、あくまで『龍が如く』というジャンルであると認められたいですね」と、制作に臨むスタンスを受賞の際に述べていた。 |
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▲サードパーソンシューターという、決して日本では活発であるとはいえないジャンルで、フューチャー部門に選ばれるほどの人気を持つ『ロストプラネット2』。プロデューサーの竹内潤氏は「日本で遊んでもらえるよう、協力プレイに注力しています」と、国内プレイヤーの好みを分析し、開発に生かしていることをうかがわせるコメントを披露した。 |
【開催期間】2009年9月24日~27日(ビジネスデイ:24~25日、一般公開:26~27日)
【開催時間】各日10:00~17:00(一般公開日は開場時間が前倒しになる可能性がある)
【会場】幕張メッセ(千葉県)
【入場料】前売1,000円/当日1,200円、小学生以下は無料
【主催】社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)