森ガール＆草食系男子のための癒し系ゲーム『トリネシア』

文：電撃オンライン

■サイケなトリを作る予定がいつの間にか優しい色合いを選んでいたアタシ……

　世間ではすっかり浸透した“草食系男子”と対になる単語、“森ガール”なるものを聞いたことはあるだろうか？　ふわっとしたヘアスタイルやどこか夢見がちな表情、まるで森の中に住んでいそうな優しいイメージの女の子を、最近は森ガールと呼ぶらしい。何だかわかるようでわからないのだが、おそらく体中からマイナスイオンが出てるような、癒し系タイプのことを指すのだろう。そんな森ガール＆草食系男子に今イチオシしたいブラウザゲームこそ、コールドブレスが開発・運営を手がけ、2009年7月31日よりベータテストを開始している『TORINESIA（トリネシア）』だ。「かわいいトリたちをそっと大事に見守る」というコンセプトの本作品を、コンクリートジャングルがよく似合う肉食形女子の筆者が遊んでみた。

　トリの楽園トリネシアで生活を始めるためには、何はともあれトリを作ろう。アカウント登録時にトリが表示され、“トリを変更する”ボタンを押すとボディカラー、模様、トサカ＆尾羽の形と色の組み合わせがランダムで変わっていく。パーツ別のカスタマイズができないのでトリ選びは慎重に行おう。「やっぱり、さっきの色の方がよかった！」などと言っても、後戻りはできないのだ。ちなみに最初からオスとメスのトリが、つがいで作成される。

　せっかくだから極楽鳥（フウチョウ）もびっくりのド派手カラーにしようと思ったはずが、ポチポチとボタンを押しているうちに、ラヴリー＆キュートなトリがむくむく沸いてくる。最終的にはバニラアイスとチョコレートのようなボディカラーに、明るいピンクのふさ付きという優しい色のトリが出来上がっていた。東京砂漠ですっかり刺々しくなった筆者の心を、わずか数分でここまで丸くするとは『TORINESIA』の癒し力、おそるべし！

▲チョコがけバニラアイスを髣髴とさせる筆者のトリ。やや地味すぎたかなと思わないでもないが、大事に可愛がっていきたい。

　『TORINESIA』の公式サイトを見ても、本タイトルがどんなゲームで何ができるのかといった詳しい説明は一切書かれていない。簡単に言えばプレイヤーがすべきことは基本コンセプト通り、ただひたすらトリたちを眺めて見守るだけ……なのだが、もう少し積極的に『TORINESIA』に関わりたい！　というのであれば、トリを直接操作して楽園を飛び回ることも可能だ。アカウントの登録が済むと、トリはたった一つの財産（？）である巣箱とともに、トリの楽園トリネシアに生れ落ちる。今のところトリネシアには、緑豊かなSt.Cook Parkと砂漠地帯のSand Storm Parkの二つで構成されており、どこでも自由に移動可能だ。画面右上のトリアイコンを押すとオス/メスの視点が切り替わり、行きたい場所を左クリックすればトリが歩くし、長押しするとトリは空中へ飛び上がる。そのままマウスカーソルを画面端に移動させれば、その方向へずっと飛び続けてくれる。

　ただし、『TORINESIA』最大の特徴は、プレイヤーが直接操作しなくても“トリは自由気ままに行動する”という点にある。オス/メスどちらかに視点を合わせると、トリは巣箱を中心に北へ南へ自由に飛びまわり、木や岩の上にとまり、チョコチョコ地面を歩いたり何かをついばむ愛らしい仕草を見せてくれるのだ。さらにブラウザを立ち上げていると、ときおりピヨピヨ…ピヨ……という小鳥のさえずりが聞こえ、ちょっとした環境音楽代わりにもなる素晴らしさ！　自宅でも自然を感じたい、癒されたい女子/男子にはぴったりだろう。

■トリたちの愛の巣をステキに作ってあげよう！■

Copyright(c)2009 COLD BREATH Co.,Ltd.

▼『TORINESIA』

■発売元：アーティファクト

■開発元：コールドブレス

■対応機種：PC（対応OS：Windows2000/XP/Vista）

■ジャンル：ETC

■正式サービス開始日：未定

■プレイ料金：無料（アイテム課金）

• 『TORINESIA』公式サイト