2009年10月23日(金)
──では、SakrayJ第1期の反応を元に、実際に改修できるできないといった具体的なレスポンスはいつ頃になりそうですか?
飯野:さすがに1、2週間で答えが出るレベルの話ではありませんが、こちらからは最低でも10月中には何かしらの方向性はほしいと伝えています。
──では御社としては、現段階では開発の回答待ちで何も具体的なことは言えない、というスタンスでしょうか。何か一つでも確実にコレは修正/実装が約束できますというものがあれば、教えてほしいのですが。
飯野:先ほどお話した、評判のよかったインタフェースの一部を実装しますよといった細かいことなら幾つか決定していますが、最終的な仕様に関わることはまだ何も言えません。開発側も日本の要望にはできるだけ応えたいと言っていますが、我々の出した意見がすでに彼らの考えている“変更できるライン”を踏み越えてしまっている、とも認識しています。
──ところで、今もう3次職体験期間が始まっていますね。町の中が3次職だらけで何だか新鮮な光景でしたけれど、この体験では特にアンケートなどは取らないんですか?
飯野:本来の予定はまずSakrayJのテスト第1期でプレイヤーからの大まかな反応といいますか、そもそもこのSakrayJがアリかナシか? という点も含めた意見をいただき、第2期ではその意見を元に成長速度や攻撃速度といった細かい項目についてご意見をいただこうと思っていました。
ところが第1期が始まった直後から、予想以上の量の反響が来まして……。率直に申し上げればそれは「SakrayJってコレ、どうなのよ??」というものです。皆さんからいただいたご意見自体は、エボプロ実施前から運営チームで考えていたこととほぼ同じだったのですが、この反響の大きさ、量を見ると、当初のスケジュールどおりでは遅すぎると感じまして、大幅に前倒してアンケートの集計と開発側への意見提出となりました。
ですので、今行っている3次職体験はエボプロ1期にご協力いただいた皆様へ感謝の気持ちを込めて、3次職を一足先に遊んで見てくださいというサービスゆえ、テストという位置づけではありません。
エボプロ全体の見通しとしてはもちろん第2期テストを予定していますが、その時期とテスト内容については現在調整中です。
──ということは、第2期テストが実施されるとしても来年ですか。
飯野:少なくとも1ヵ月後という短いスパンでないことは確かです。
──確か今年前半のインタビューや発表会では、2009年内には何とか3次職実装にこぎつけるという年間計画をお話されていますが、エボプロの進行状況から見てもそれはありえませんよね。そうなると、修正後のスケジュールではいったいいつ頃、正式サービスとしての3次職実装を予定されているのでしょうか? ぼんやりとした時期でもかまいませんので、3次職を待ちわびているプレイヤーのためにもぜひ教えてください。
飯野:うーん……非常に答えづらい質問ですね。SakrayJおよび3次職という超大型アップデートの全てではなくとも、何らかの形で一部実装しなければいけないデッドラインとして、我々が開発に伝えている時期は2010年の1月なんです。スケジュールを逆算していくとすでに相当厳しいことはお分かりになると思いますが、だからといって最初から「2010年1月は無理です」と開発側がいってくることのないよう我々も努力するつもりです。
──それは正式サービスレベルの話ですか?
飯野:テストワールドではなく正式サービスとなりますと……第一四半期という答えにさせてください。
──ところで、例の3次職グラフィックスの変更はどうなったんでしょう?
廣瀬:まだ決定はしていませんが、変更したいと現在も考えています。2Dの可愛らしさで『RO』をプレイしてくれているプレイヤーさんが多いことも理解しています。こちらについてはテスター専用SNSを通じて、本当にたくさんのご意見をいただきましてありがとうございました。我々の言葉だけではなく、皆様の声があったからこそ日本のプレイヤーさんはこう思っているというのを説得できました。
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