2009年11月5日(木)
どうも、みなさんコンニチワ! 自分、しがないライターやってます、マイノリティ佐々木と申します。今回、電撃オンラインのごえモンさんからお話をいただき、『ひらめきカードバトル メクルカ(以下、メクルカ)』の対戦レポートをお届けすることになりました。『メクルカ』というのは、現在配信中のWiiウェア用ソフトで、ジャンルは“神経衰弱風カードバトル”。ステージに伏せられたカードを、神経衰弱のように交代でメクっていき、同じカードをメクると自分の手札となります。カードにはさまざまな種類があり、相手を攻撃したり、ジャマをしたり、またモンスターを召喚することもできるのです。詳しいことは、こちらの紹介記事を参考にしてくださいね。
対戦相手は誰でもいいということで、最初はごえモンさんに頼もうかと思いましたが、この人ったらこんなことやってるじゃないですか。なにやってんスか! 仕事にかこつけて、こんなうらやましいことをやっているとは……。ズルイ! こっちを僕に頼んでくださいよぉ! 行ったろか! この店、自腹で行ったろか! ……とまぁグチはこの辺にして、対戦レポートに移ります。対戦相手は、ライター仲間のモリサキさんにお願いしました。ごえモンさんは、メイドと遊んできたのでダメです。
2人とも初心者なので、まずはチュートリアルでルールをしっかりと把握。続いて使用キャラの選択となり、僕は主人公のレット=スカー、モリサキさんはララ=クノービスという女の子を選択しました。モリサキ氏いわく「なかなかいいメガネっ娘だと思う」とのこと(知らんがな)。続いてステージを選択します。あらかじめテーマに沿ってカード内容が決められているステージのなかから選ぶほか、自分でカードを選んで、自由にステージを組むこともできます! 今回はカードが無作為に選ばれるランダムステージを選び、いざ対戦スタート!
▲ステージを組むのは複雑なので、最初から用意されてるのはありがたいです。すぐ対戦できますからね。 |
先手は僕。バンバンとカードをメクっていきますが、なかなか思うように揃わず、手の打ちようがない状態に。対するモリサキ氏は、着実に手札を増やしていく。そして攻撃カードで僕のライフをチクチクと削りつつ、どんどんモンスターを召喚していくんです、この人。気がつけば、ステージにはモリサキ氏の召還したモンスターが4体も……。
▲フィールドにいるモンスターは、すべてモリサキ氏のもの。四面楚歌にもほどがあるぞ、コレ! |
しかし、そんなどうしようもない僕に神の救いが! フィールドをよく見ると、あるカードをメクレることを発見! なんと、このカードの効果は、僕か相手のどちらかにランダムで10ダメージを与えるというもの。この時僕のライフは8、モリサキ氏のライフは20(減ってない)。これは逆転のチャンスか……!? いやしかし、もしここで自分にダメージがくれば、即敗北……、圧倒的敗北……!! クカカ……、おもしろい……、モリサキ氏もまさかここでこのカードをメクルとは思うまい……! その発想がダメ……、嵌まっている……、すでに泥中、首まで……!! よし、メクルぞ!
▲レットの頭上にドーン! |
あ…? あ…? バカな……、こんなことがあってたまるか……! ってか、えぇ!? も、もう終わりですか!?
このままでは終われない。ていうか、僕なんにもしてねぇ! ということでリベンジマッチの開始です。今回はモリサキ氏の先手。前回の対戦では、僕の先手が裏目に出たような気がしていたので、これはオッケー! むしろアリだ!! 運も味方してか、僕の手元にどんどん手札が増えていく。対するモリサキ氏は、何枚かカードを手に入れるも動く気配はなし……。ウフフ、しょぼいカードでも引いたのかしら? その後、小競り合いをしつつ局面は終盤へ突入。ここにきて、僕はとんでもないカードを手に入れてしまう……。それは、HP10、AP(攻撃力)10という超強力なモンスターの召還カード! フハハハハ、強いぞー、カッコイイぞー! さっそく召還だ!!
しかしその時、モリサキ氏が歪な笑みを浮かべたのを僕は見てしまった。モリサキ氏は、自分のターンであるカードを使用。すると、次の瞬間!
▲僕が召還したモンスターが、僕に攻撃してきたではないか!! あ…? あ…? |
モリサキ氏が使ったカード、それは、自分のモンスターを相手のものに、相手のモンスターを自分のものにする悪魔のようなカードだったのだ……! 彼は、こんなこともあろうかと、ずっとこのカードを温存していたのだ。結局、このダメージで僕のライフは0になってしまい、2連敗という結果に……。ナンテコッタイ。なお、モリサキ氏は対戦後「やっぱりメガネっ娘は偉大だ」と、わけのわからないコメントを残して去っていった。こんな人に負けるなんて……、くやしい……!!
――と、こんなわけで、僕の初めての『メクルカ』対戦は、さんざんな結果に終わったのでした。1戦目は運のなさがたたって敗北、2戦目は相手の戦略によって敗北、といった感じですか。カードをメクルかメクラれるか、といった部分は運の要素が大きく、運さえよければ初心者でも上級者に勝てる可能性があり、しかし運が無くても戦略次第で勝てる可能性が残されている……。う~ん、なかなか深いですなぁ。プレイする前は、こんな駆け引きが楽しめるとは思いませんでした。1回の対戦が10~20分ほどと気軽ですし、Wi-Fiで通信対戦もできるようなので、興味が出た方は、ぜひ1度お試しください!(マイノリティ佐々木)
(C)TOM CREATE 2009