今週のソフト発売ランキング（集計期間：2009年11月16日～22日）は、新作を抑えてDS『トモダチコレクション』（任天堂）が8週ぶり4回目の1位を獲得しました。

　6月18日の発売から約5カ月、23週のうち20週でトップ5入りを果たすなど抜群の安定感を誇る『トモダチコレクション』ですが、今週も5.3万本を販売して累計販売数を168.7万本まで伸ばしました。年末商戦で需要が高まれば、年内にも200万本を突破しそうな勢いです。

　また、3位と7位にランクインしたDS『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』（ポケモン）は、発売11週目で300万本超ヒットを達成。ちなみに、過去に発売されたシリーズの300万本突破までに要した期間は、ゲームボーイ版『ポケットモンスター 金・銀』（1999年11月発売/累計627万本）が5週間、GBA版『ポケットモンスター ルビー・サファイア』（2002年11月発売/累計505万本）とDS版『ダイヤモンド・パール』（2006年9月発売/累計592万本）が6週間となっており、過去シリーズに比べてやや販売ペースは落ちますが、クリスマスやお年玉需要でどこまで数字を伸ばせるかが大きなポイントになりそうです。

　新作では、リズムにあわせて太鼓を演奏する人気リズムACT『太鼓の達人』シリーズの最新作、Wii『太鼓の達人Wii ドドーンと2代目！』（バンダイナムコゲームス）が4位に登場。発売週実績は2.5万本（店頭消化率15％前後）と、昨年12月に発売された前作（発売週11.4万本/累計62.0万本）に比べて実数・消化率ともに大きく落ち込みました。この他、今週はDS『マリオ＆ソニック AT バンクーバーオリンピック』（任天堂）や、Xbox 360『レフト 4 デッド 2』（エレクトロニック・アーツ）、DS『ドラベース2 熱闘ウルトラスタジアム』（バンダイナムコゲームス）といった新作がトップ10内に初登場。『レフト 4 デッド 2』以外はどれも前作（類似作）の実績を下回り、店頭消化率も30％未満にとどまるなど、総じて鈍い出足となりました。

　ハード市場では、ニンテンドーDSの新シリーズ・ニンテンドーDSi LLが11月21日に発売されました。DSiに比べて画面サイズが大幅にアップしたDSi LLですが、発売2日間の販売実績は9.9万台（店頭消化率65％前後）。昨年11月1日に発売されたDSiの発売週実績（集計期間2日間）17.5万台にはおよびませんでしたが、発売から約5年が経過し、累計で2,800万台以上販売していることを考えると上々の滑り出しと言えるでしょう。ちなみに、DSシリーズの累計販売数は今週末時点で2,821万台（内訳：DS……654万台、DS Lite……1,767万台、DSi…390万台、DSi LL…10万台）となっています。（アスキー総合研究所）

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