2009年11月28日(土)
――捜査パートの見どころや、ゲームの攻略ポイントについて教えてください。
なんといっても、鈴木理香さんテイストのハードボイルドなテキストですね。DS縦持ちというギミックをうまく作用して、小説を読んでいるような没入感を味わうことができます。ここで攻略ポイントとして格言を1つ!
「困った時のモーリーン」
なんか行き詰ったな、どこに行けばいいんだ? という時には、とりあえずモーリーンのとこに行きましょう。とても頼りになります。あと、忘れがちなのがフィリップのところへ行くこと。この親父さんはかなりの情報を持っていますよ。
▲山口プロデューサーがイチオシのモーリーン・ヤシマは、クロックフォード市警の女性鑑識官です。とりあえず、困ったらモーリーンに泣きつきましょう(笑)。 |
――本作の魅力の1つ“パストヴィジョン”システムの開発時に、苦労したことや気をつけた点はありますか?
“臨場感”と“直感的な操作”ですね。ジェイの目線で、実際に自由に歩きまわって、物に触って、道具を使って捜査をする、という“臨場感”をもっとも大切にしました。また、画面の見た目は『ウィッシュルーム』に似ていますが、操作系はまったく新しくなっていて、より“直感的”に移動や捜索ができるようになっていると思います。
――パストヴィジョンモードをプレイする際、注目してほしいところは?
さっきもお話した“臨場感”、“直感的な操作”に加えて、画面エフェクトやSE、BGMなども非常にこだわって作っています。これらが融合することで、“かつてDSでは見たことがない画面”を作り出すことができたと思っています。
――では、パストヴィジョンで推理する際の極意を!
テストプレイのときにいただいた言葉で多かったのが、「プレイし始めるとあっという間に時間が過ぎてしまう」、「没入感がハンパない」というものでした。逆にその没入感ゆえに、パストヴィジョンで行き詰ってしまうとハマって抜け出せない感があるようです。そんな時には、一度大きく深呼吸し、落ち着いて考え直してみてください。もしかしたら、一度パストヴィジョンの外に出てから情報を集めた方がよいかもしれません。
――パストヴィジョン以外でシステム的にこだわった部分はありますか?
とにかくビジュアルにはこだわりました。移動シーンや、幕間のアイキャッチ、キャラクターのアニメーションや実写の加工処理、アイコンのテイストにいたるまで、“海外ドラマのスタイリッシュな雰囲気+シングさんのハードボイルドテイスト”ということを意識して、丁寧に、こだわって作っています。
▲“パストヴィジョン”は、ジェイが持つ過去の映像を断片的に現代へよみがえらす能力のこと。本作のキモといっていいシステムです。 |
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